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「トランプ政権下のアメリカ政治」 ”Q”の正体に関して考察する

前回の記事では、Qと、その影響力に関して簡単に紹介させて頂いた。

”Q”は自身をQレベル(アメリカエネルギー省がアクセス権を与える際の等級)の身辺調査をクリアし、機密情報にアクセスする権限を与えられた人間であると主張しているが、その真意に関しても、彼の正体に関しても一切分かっていない。参考までにアメリカでささやかれている”Q”の正体に関する説を2つ並べてみた

・アメリカ軍の諜報機関員説
・トランプ大統領自身説

この2つが、”Q”の正体に関して、代表的な考察である。

しかし、その前に”Q”自身が主張している「Qレベルの身辺調査を通過し、機密情報へのアクセス権を獲得した政府関係者」と言う主張について今回は考察してみたい。

Qレベルの身辺調査(Q clearance)を通過している人物とはどんな人物なのか

「トランプ政権下のアメリカ政治」 ”Q”の正体に関して考察する

※アメリカエネルギー省の身辺調査等級表(Wikipedia より)

この考察をするにあたってまずは”Q clearance”に関して調べてみた。

アメリカエネルギー省が設定している身辺調査の等級で、エネルギー省が設定している等級の中では最大級の等級である。

この等級の身辺調査を通過していれば、アメリカ政府のトップ・シークレットの情報にもアクセスすることもできる

アメリカ政府の中で、トップシークレットの情報とは、2009年12月9日に大統領令13526(Executive Order 13526 of December 29, 2009)によれば、「許可なく情報が開示されれば、国の安全保障に極めて重大な損害を与える可能性がある」という最大級の機密情報である。

※機密指定され、一部空白になっているNSAの書類(wikipediaより)

エネルギー省は原子力を所管しているとはいえ、機密情報が多いのか?

と疑問に思うかもしれない。

確かに原子力、特に核兵器に関わる安全保障を担当しているが、国防省や国務省、ホワイトハウスと比べると、機密情報がないように思える。しかし、核兵器に関わる情報を所管しているというのは、十分に国の中枢に関わっているといえるし、実はエネルギー省以外の情報にもアクセスできるので、かなりの情報にアクセスできる可能性がある。また、エネルギー省は軍出身の人材も多い役所であることも注目に値する。

残念ながら、どのような人物がアメリカ政府において”Q clearance“を通過しているのかは調べてみたが、わからなかった。

しかし、トップシークレットの情報の指定に関しては、原則的に大統領、副大統領、政府機関のトップなどの高官クラスに限られ、指定する権限の委託も前記の者たちに委託されていることから、それなりに責任のある政府関係者が受ける身辺調査であると思われる。

”Q“は自身をこのような政府関係者であると主張しているのだ。彼の主張を信じるとなると、”Q“は閣僚級の人物、若しくは政府機関の高級官僚である可能性が大きくなる。

”Q”が実際に”Q clearance”を取得している可能性があるか?

正直なところ、”Q clearance”を通過して売る人物が政府内にどのくらいいるのか検討がつかない以上、この可能性について言及するのは難しい。

また、”Q”の投稿から、彼がエネルギー省を含む政府機関の関係者あると確信させるような情報を得ることは現在のところない。

あるのはトランプ氏支持の投稿と、トランプ支持者に団結を促す投稿がメインで、機密情報がなくても書ける投稿も多い。

ディープステートに関しては、それを示す具体的な証拠もなく、ヒラリークリントン氏逮捕の予言に関しては外してもいる。現状では、彼が本当に政府関係者か疑わしいものである。

以上が”Q”に関する考察の1つである。

この結果から、彼が軍の諜報員である可能性も低いと考える。正直、“Q”が軍の諜報員であるのなら、むしろ国防省の身辺調査を通過したことを主張しないことに違和感を覚える。

次回は、”Q”がトランプ氏自身であるという可能性について考察してみたい。

関連記事:
トランプ政権を支える「QAnon」に関して調べてみた

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場末の政治評論家

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高校時代、なぜか日本史と世界史だけは点数がよかった高校時代。
その後、何の間違えか、有名大学に入学し、行政書士試験に受かり、
TOEICでも800点台をとってしまう。
親から将来を期待されいたが、元来行政書士実務と歴史、アメリカ政治
と興味の幅が狭かったため、就職活動は大苦戦。何とか都内のIT企業で
営業につくも、そこでも大苦戦。実は発達障害があることがわかり、
生き方を変える必要が出てきてしまった。
今は行政書士登録に向けての準備と、歴史・政治ライターとしての活動を
続けています。

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