日本史

江戸時代の職業 について調べてみた

私の町内では火曜と金曜にゴミ出しがあり、多くの家庭がゴミを出します。いたって普通の光景ですが、300年前の江戸時代の人たちには滑稽に映っていたことでしょう。

なぜなら江戸時代にはゴミは毎日出るものではなかったからです。

「ゴミを出さずにどうやって生活できるの?」

という声が聞こえてきそうですが、彼らは様々な職業を作り、ゴミを出さないシステムを作り上げていました。

そこで今日は

「江戸時代の職業について調べてみた」

と題して、江戸時代には実在した、現代では考えられない職業の人たちが、ゴミを出さないためにどういった活躍をしていたかを書いていきたいと思います。

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江戸時代は「物直し大国日本」だった

現代、私たちが生活している社会には、物を製造する職業、物を販売する職業、サービスを提供する職業の大きく3つにわけることができます。

特に昨今、日本では「物作り大国」ということからもわかるように、製造業の方に力を入れているのが現状です。

江戸時代でも物作りや販売、サービスを提供する職業は数多くありました。ただ現代と違い、特徴的なのは、物作りをする職業とともに、物を修理する職業、不要なものを集めてまた別の物を作る職業があったことなのです。

ではそういった職業をいくつか紹介していきましょう。

 

瀬戸物焼き接ぎ職人

江戸時代の職業

茶碗やおかずの皿を洗っているとうっかり手が滑って割れてしまうことはよくあります。現代ではすぐに新しい茶碗を買いに行きますが、江戸時代こういった瀬戸物を専門に修理する業者が存在していたのです。

彼らは白玉粉を使い、割れたり欠けたりした茶碗に塗って再び焼くという方法で茶碗や陶磁器を元通りにしていたのです。ですから江戸時代はよほどのことが無い限り、瀬戸物を買い替えることはなかったといいます。

 

古着屋

江戸時代の職業

現代では衣服はお店に行けば、安価で買うことができますが、江戸時代では布は貴重であったため、どんなにボロボロになろうとも絶対捨てることはありませんでした。

その中心となって活躍したのが古着屋です。江戸中期には秋葉原や浅草あたりに約3000もの古着屋がありました。

まず着物はボロボロになるまで、使いきり、それを古着屋に売ります。次に古着屋ではそれを普段着に仕立て直し、安価で売ります、そしてそれをまた次のお客さんが買います。

ここまでなら現代の古着屋でもやってそうな感じはしますが、すごいのはここからで、今度はボロボロになった普段着を子供用に市立て直しします。さらにそれがボロボロになったら、おしめや雑巾に再利用、汚れて使えなくなっても捨てません。

今度はそれを燃やして灰にし、灰買い屋に買い取ってもらいました。

灰買い業者

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江戸時代において「」というのは農産物の肥料や傷薬、あく抜き、意外なところでは女性の頭を洗うシャンプー代わりと、実に様々なところで使われていました。

その「灰」を専門的に買い取っていたのが、この灰買い業者だったのです。

灰買い業者は両手に籠を持ち、長屋や商家を回りとにかく灰を集める大変な仕事で体力勝負だったようです。

 

紙屑買い 紙屑拾い

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江戸時代、ちり紙などの紙屑の買い取りを行っていたのが、この紙屑買いという業者です。紙屑買いは現代の「ちり紙交換業」です。

紙屑買いは、ある程度お金を持っている人で帳簿などの紙でできた製品を買い取り、それを紙屑と古紙に仕分けて、こし返す業者に卸していました。

この業者が成立したのは、現代の紙と違い、当時の和紙は厚く再度こしやすかった為であったといわれています。こし返す業者では様々な紙屑をブレンドして新たな再生紙を作っていたということです。

一方「紙屑拾い」とはどういう人だったかというと、紙屑を買い取るだけのお金が無かった人たちです。彼らは紙屑を買いとるだけのお金が無いため、ひたすら江戸の街中に落ちている紙屑を拾いまくり、それを古紙問屋に持って行ってわずかな銭を得ていました。

わずかな銭とはいっても、当時の最低賃金は満たしており、江戸時代ではゴミ拾いだけでも生活できたということになります。

 

下肥業者【しもこえ】

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現代ではトイレに当たり前に流している私たちの排泄物も、この当時は農産物の貴重な肥料として使われていました。

それを請け負ったのがこの下肥業者たち。人間の排泄物を回収する代わりに大根などの野菜と交換していたといいます。

排泄物を肥料にし、農産物が育ち再び野菜ができたら、それを再び排泄物と交換する。無駄一切なしの究極のエコ活動であることがうかがえます。

 

古傘買い業者

 

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江戸時代の雨具の代表といえば傘でした。傘の紙の張り替えや骨の修理を行っていたのが、この業者です。破れた紙は魚や味噌の包装紙として、折れた傘の骨は燃料として再利用していたといいますからこちらも全く無駄がありません、

ちなみに時代劇などでは、武家の浪人たちがこの仕事をしている様子がよく描かれますが、武士の間では商いが厳しく禁じられ、特に傘の買い取りなどをやっていることが幕府に知られた場合は、切腹ものだったようです。

逆にいえば切腹の危険を圧してまでやるくらい当時の下級武士の生活は困窮していたということです。

 

まとめ

いかがでしたか? これはまだまだほんの一部ですが、それでも現代では思いもつかない業者がたくさんいたと思います。

しかしそんな業者がいながらも、ゴミが全くなかったわけではありませんでした。やはり川や畑などへのポイ捨てはあったようで、1655年幕府が公営のゴミ処分場を作っています。

やはりいつの時代もポイ捨てだけは無くならないようです。

今日も読んで頂きありがとうございました。

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戦国時代、江戸時代の文化や生活、教科書にはない歴史の裏知識などが得意

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