健康

iQOSの人気について調べてみた【空前絶後の喫煙具】

小さいころ洋画を見ては、くわえたばこで会話をするハリウッドスターに憧れた。
たばこの煙は、酒よりも「大人」のイメージがあり、大きくなったら格好良くたばこを吸えるようになりたいと思ったものだ。

しかし、いざ大人になってみると世界中で禁煙ブームが巻き起こる。日本は規制が緩いとはいうものの「煙草を吸わない」だけではなく「嫌煙」という言葉まで広まっている。

そんななか、喫煙者の最後の砦になるかもしれないアイテムが発売された。

火を使わず」「煙が出ない」ということで一気に人気となった「iQOS(アイコス)」である。その人気からたばこに興味がない人でも聞いたことくらいあるだろう。

今回は、「iQOS」の現状と今後について調べてみた。

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iQOS とは

iQOS

アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く、世界最大のたばこメーカーである「フィリップモリス」が発売した喫煙具が「iQOS」である。

フィリップモリスは、社名である「フィリップモリス(現ラーク・ブルー・スムース・レーベル)」の他、「ラーク」、「マルボロ」、「バージニア・エス(旧:バージニア・スリム)」などのたばこを扱っている。特に「マルボロ」はF1、WRCなどのモータースポーツのスポンサーとしてもよく知られている。

電子たばこではなく、喫煙具と書いたのはリキッド(液体)を使用するのではなく、タバコ葉(ヒートスティック)を用いているため、ニコチンが摂取でき、たばこ税の課税対象となるためだ。日本ではニコチンが医薬品に指定されており、厚生労働省の承認が必要なために電子たばこにニコチンは含まれていなかった。

日本でも2008年ころから電子たばこのブームがあったものの、大手メーカーが火を使わない加熱式たばこを発売したのは、2013年に日本たばこ産業(JT)が発売したプルーム(現・プルームテック/PloomTECH)以来であった。

iQOSが人気の理由

たばこを吸わない人にとっては、電子たばこだの、リキッドだのと何が違うのか分からないだろうが、普通の紙巻たばことiQOSの違いは明確だ。

まず、iQOSホルダーと呼ばれる葉巻型の本体をバッテリーチャージャーに入れて充電する。ホルダーにタバコ葉をペースト状に加工したiQOS専用ヒートスティックをセットすれば、iQOSを用いて加熱することで蒸気を発生させ、ニコチンやその他の成分を吸引することができる。さらにヒートスティックには種類があり、普通のたばこの味やメンソール系などを選ぶことができるのもメリットだ。1回約6分の充電で、ヒートスティック約20本を喫煙することができる。

そして、なにより煙が出ないことと、匂いがないというのがヒットの要因となった。たばこを吸わない人の近くでも楽しめ、火を使わないので吸う場所も選ばない。

コンセプトの「これが全てを変える」という通り、世界の喫煙スタイルを変えるべく、フィリップモリスが2008年からスイスの研究所で数千億円もの巨額費用をかけて開発した精密機械なのだ。

ちなみに価格は本体が9,980円、ヒートスティックは一箱460円となっており、ブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)のグロー(glo)が8,000円、JTのプルームテック(PloomTECH)が4,000円なのでかなり高く感じる。

高くてもiQOSが人気の理由

2017年6月現在、グロー(glo)は限定的に発売されたばかりなので、今回はプルームテックとの比較となる。

その中で、もっとも違うといわれるのが、iQOSの「たばこ感」である。

味がしっかりしており、タール値としては高いと思われる。「思われる」と書いたのは、iQOSはパイプ製品に分類されていて、タール、ニコチン値の測定方法が確立されておらず、法令上の表示義務もないため、従来タバコのように数値を出せないからだ。

また、感覚的な話だが、プルームテックのカートリッジは1回の使用で、紙巻たばこ10本分以上の吸引が可能となっているが、それがデメリットになっているという声もある。紙巻たばこに慣れた人にとっては、iQOSのようにヒートスティック1本で紙巻たばこ1本分のような吸い切り型のほうが違和感がない。

さらにサポート体制の良さ、全国展開している唯一の大人気加熱式タバコといった点もiQOS人気を後押ししている。その裏付けとして、2016年11月3日に発表された「2016年ヒット商品ランキング」では、『ポケモンGO』、『君の名は』に続き第3位という結果だった。

iQOSはなぜ手に入らない?

さて、ここまでメリットがあり、人気も高いiQOSだが、日本では2017年6月現在も供給が足りていない。

これについては、買い占めて転売するものが多いということもあるが、やはり生産が追いつかないというのが現状のようだ。たばこメーカーであるフィリップモリスが初めて開発した加熱式喫煙具、しかも内部は300℃以上の高温になるという特殊な構造のため、生産ラインも簡単には増やせない。
つまり、精密機械だからこそ供給に時間がかかるといえる。

ポール・ライリー社長は2017年3月の会見で、

「状況は改善している。昨年の11―12月に比べて2―3月の供給台数は2倍以上に増やしているし、今後も増やしていく。ただ、現在でも、供給するとすぐに売れてしまう状況にある」

「今年半ばごろには完全にフルで供給できる体制になる。できるだけ需要に応えていける体制を作って行きたい」

と述べている。

iQOSにとって、そして何よりiQOSを待ちわびている人々にとって、2017年は重要な年になりそうだ。

最後に

iQOSが優れたアイテムだということは分かったが、今後は供給体制が整い次第、ヒートスティックの種類を増やすことが重要になるだろう。フィリップモリスでは「いずれ、すべての紙巻たばこの生産を終了する」といった報道もあり、いかに多くの喫煙者を「禁煙」ではなく、加熱式たばこに移行させるかがポイントとなる。

しかし、ニコチンを含む以上「健康に良い」とはいえない。また、副流煙が発生しないとされているが、iQOS特有の臭いはある。
いずれは、iQOSを含めた加熱式たばこ全体にも、使用場所などについて何らかの規制がかけられることは十分に考えられる。そのときに、少しでも不利な状況にならないようiQOS愛用者もTPOを考えて使おうではないか。

※この記事は、たばこや加熱式たばこの推奨や宣伝を目的としたものではありません。製品の実態調査のために書いたものです。

iQOS公式HP → https://www.iqos.jp/#1

 

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gunny(ガニー)です。こちらでは主に歴史、軍事などについて調べています。その他、アニメ・ホビー・サブカルなど趣味だけなら幅広く活動中です。フリーでライティングを行っていますのでよろしくお願いします。
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