「地獄に堕ちている人とは話はできないので、話がしたいなら波動を上げてから来てください」

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「あなたは今、地獄に堕ちています。

 地獄に堕ちている人とは話はできないので、

 話がしたいなら波動を上げてから来てください」

これ、私が怒ってケンカをしたときのダーリンの台詞。

なにその上から目線!

ムカつくわ〜。

腹立つわ〜。

しかし、その通りすぎるわ〜。

私の本心は話をして繋がりたいんだわ〜。

だから、言われたとおり、がんばって上げましたよ、波動を。

というエピソードを、「自分の神聖さとの再会」オンライントーク無料版で話したんだけど、このくだりにいたく感動してくださった方がいらっしゃいまして。

真衣子ちゃんのお友だちのT・Yさんがご感想を寄せてくださいました。

【トーク音声ご感想】ケンカの話から自分の神聖性に話を持ってくとこが面白いなーと思いました!

〜真衣子ちゃんのブログより引用〜

聞きました!

すごい色々話してましたね!

内容のほとんどが、わかってほしいのに伝わらないケンカの解説なのが凄いです。そんな風にケンカする相手なかなかいないので。

私は親兄弟とはケンカばかりでしたが、仲直りの仕方がよくわからないので、外に出るとケンカ自体避けようとするかなぁ。

特に凄いと思ったのが、怒ってる人に「地獄にいる」って面と向かって言ってしまうのはキツイし余計ムカつきそうなのに、ちゃんと話したいっていう目的に向かって、怒りを自分で処理して話し合いに持ち込んだところです!

言うほど簡単にできることじゃないだろうなって思うので、ほんと凄いです!

あと、怒るのは悪くないですが、その状態だと話が通じないので話したくないのはわかります…

こんだけケンカの話から自分の神聖性に話を持ってくとこが面白いなーと思いました!

だいたい神聖さっていい話とか感動系から持っていきそうなので、より現実の生活に近い視点からのお話だなーと思いました!

T・Yさん、ありがとうございます♡

そうなんですよ、面と向かって「地獄にいる人とは話ができない」と言われるのってけっこう傷つきます。

「見捨てられた……」みたいな気分になって孤独になります。

「あなたはまちがっていて僕は正しい」と言われているような気がして、さらに腹も立ちます。

そして、「怒るのは悪くないですが、その状態だと話が通じないので話したくない」というのも、私も逆の立場になるとよくそうなります。

怒って地獄に堕ちている方としては、

怒り

「そもそも、あなたが私を地獄に堕としたんでしょう? (だから私はこうして怒っている) その責任を取って私を地獄から救い出しなさいよ! むしろそれがあなたの義務!!」

くらいのことを思って自己正当化しているし、それが本心なのです。

怒ってる人は、救ってほしい人。

でも、ダーリンのみならず、私がこれまでにケンカをしたり関係がギクシャクしたりのあまたの経験上、一番早い解決策って、自分自身が地獄から出ることなのですよね。

もちろん胆力がある人、共感力のある人、とても成熟している人ならば、わざわざ地獄まで降りてきてくれて、業火に焼かれながらも救い出してくれることもあります。

地獄に降りてくれなくても、天上界から光を送ってくれて、自動的に地獄から浮上させてくれることもあります。

思い起こせば、私はそういうふうに助けられた体験をたくさんしてきました。(周りの人たち、親切な人ばかりだ……)

だからこそ、自ら地獄から這い上がることもできるし、地獄に堕ちている人を助けることができることもある。

というのも、私もオリジナル家族内で激しいケンカが多くて、でも誰も仲直りの仕方や繋がり方を教えてくれなかったし知らなかったので、大人になってから勉強して習得したり訓練したりしてきたという経緯があるからかもしれません。

でも、それができる人ってなかなかいないし、できる人でもタイミングやコンディションによってはできないことも多いのです。

あと、相性もありますね。

ましてや「地獄に堕とした張本人(と怒って地獄にいる側はそう思い込んでいる)」は、よほどのコミットがなければ「地獄にいる人をすくい上げる」ことは、ほとんど難しいように思います。

怒っている人が「なぜ、この人は怒っているのか?」ということに焦点を当てる以前に、「怒っていること自体」にもう引いてしまう感じ。

もしくは「怒っている相手が悪い」と決めつけて、思考停止してシャットダウンしてしまうこともある。

「怒られる」って攻撃をくらうということだし怖いことだから、自己防衛としてそうなるのは当たり前のことなのかもしれません。

「怒り」って、怒ることも怒られることも、苦手な人が多いのかもしれません。

私ももちろん好きではないし、なるべくなら怒らない方がいいとは思うけれど、経験的に相対的にどちらかというと怒るのも怒られるのも得意な方なのかもしれません。

(いや、怒られたら逆ギレすることの方が多いから、怒るのが得意なだけかも)

怒ることが多いと、人間関係に支障が出るし不安定になります。

縁を切ったり切られたり、また繋がったり離れたり。

そんなことを人生のなかで繰り返しながら、最近やっとたどりついたのが、ダーリンとの「怒りのパターンを知って繋がれる関係性」。

知り合った当初や結婚したばかりの時に、「あなたは今、地獄に堕ちています。地獄に堕ちている人とは話はできないので、話がしたいなら波動を上げてから来てください」なんて言われたら、私は「この人はなんて冷たい人なんだ…。一緒にはやっていけない……」と思って離れていたかもしれません。

でも、結婚してから同じ時間と空間を一年半、過ごすことで、お互いに「怒りのパターンや対処法」を見出してきたような気がします。

私は「人間関係」において怒りが湧くことが多い。

ダーリンは「自分ではどうにもできない理不尽、不条理な状況や現象(お財布や鍵を紛失したとか、社会の常識やシステムとか)」に怒りが湧くことが多い。

今のところ、ケンカのうちの8割くらいは私の怒りから始まるのですが、ケンカをしているうちに、いつの間にかお互いに同じ着地点を設定していることに気づきました。

「繋がること、より良い関係を築くこと」

そのことに気づいてからは、怒っていても心のどこかで「これは求めている真実のカタチではないよな」ということに早い段階で気づけるようになりました。

怒りのエネルギーは噴きあがってくるのだけど、「本当は自分が何を求めているのか」に焦点を当てると、「仲良くしたい」とか「もっとお互いに居心地のいい関係にしたい」とか「お互いに生活しやすくなりたい」とか、相手から離れたいベクトルがありつつ、近づきたいベクトルもあることがわかります。

そして、「近づきたいベクトル」のほうが、本音だったりする。

「怒りやケンカは、近づきたいサイン」だと腑に落ちると、感情を感じながらも相手に近づいていく動きが起こります。

それが一時的には物理的に離れることだとしても、「相手に近づきたい」のが本音だとわかると、どんな手を使ってでもそこにいこうという何かしらの動きが起こります。

それが、ダーリンならば冒頭の「あなたは今、地獄に堕ちています。地獄に堕ちている人とは話はできないので、話がしたいなら波動を上げてから来てください」という言葉にあらわれ、

私ならば、自分が怒っていたら地獄から浮上する努力をしたり、怒りの下に隠れている感情を、怒りを超えて相手に伝えたりということをします。

私が怒られているときの場合は、それこそひたすら自分が地獄に引きずりこまれないようにエネルギーをあげながら、「どうして怒ってるの?」とその裏側に隠れている感情を汲み取る意欲を持ちながらコミュニケーションを取りにいきます。

(逆ギレして、お互い炎上みたいなこともありますが、時間の問題でたいていコミュニーションにたどり着きます)

私の場合は、「怒っている彼」を批判したり判断したりしないことで、関係が改善することが多いように思います。

批判や判断をした瞬間に、私にも怒りがわいてお互い炎上状態になることが多いかも。

そんなことを日々、繰り返しながらより良い関係性を育もうとしている我々ですが、今回のプロセスでこれが実は筋トレになっていたことに気づきました。

普段、パートナーとの関係でやっていることを自然と真衣子ちゃんとの関係でもやっていたのですね。

真衣子ちゃんが「自分の神聖さ」にコミットしてくれたからこそのあの着地点だったのはもちろんですが、私の側の体験でいうとどこか既視感があって、「ああ、これは彼との関係で起こっていたことと似ている」と。

ブログでも個人セッションでもプログラムでも、私は「パートナーシップの大切さ」をよくお伝えするのですが、それは「パートナーとの関係性が他の関係性にも波及して応用できるから」、そして「それが豊かさを運んできてくれるから」ということだったのだと、ようやく言語化できるようになったように思います。

相手が、恋人であれ夫婦であれ友だちであれ親子であれ職場の人間関係であれ、どれかひとつの関係性がうまくいくと(お互いご機嫌な状態だけじゃなくて、不機嫌な状態のときの関わりも含めて)、自然と他の人との関係性もよくしていくことができる。

私は本当に怒りっぽくてケンカっぱやいのですが、その理由がようやくわかったような気がしました。

お互いがどのフェーズにいたとしても繋がる、ということを可能にしたいのだなと。

人間というものがどういうものなのかを知りたかったのだなと。

そう思うと、今まで自分が怒ってきたことや人、怒られてきたことや人への感謝の念が湧いてきました。

ちなみに、冒頭のダーリンの台詞は「お風呂掃除」にまつわるケンカから出たものでした。

些細な日常って、すばらしいですね。

【トーク音声ご感想】ケンカの話から自分の神聖性に話を持ってくとこが面白いなーと思いました!

真衣子ちゃんのブログでは、無料オンライントーク音声の内容も書いてくれているので、ぜひ読んでみてください。

無料オンライントーク

紀野真衣子♡小路みゆき♡新井桜奈『自分の神聖さとの再会・実践編』

【YouTube版】
https://youtu.be/1_gfjuyRwh8

【ダウンロード版】
http://ux.getuploader.com/test_grace/download/5/graceprocess+20170807.mp4
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