好きになってくれる相手を「つまらない」「気持ち悪い」と感じてしまうループから抜ける方法

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【Heart of Healing 3ヶ月プログラム
『エディプス・シークレット〜あらゆる三角関係から抜け人生の流れを変えて、幸せと豊かさを受け取る体質になる秘訣〜』】
を受講してくださっている参加者のMさんより、ご質問をいただきました。

自分を好いてくれる男性に感じてしまう「気持ち悪さ」が、自分の「気持ち悪さ」の投影であることに気づかれたものの、「男性に感じる気持ち悪さがなかなか消えない」ということで、それがなぜなのか、どうしたらいいのか、というご質問でした。

この状態が続いていてパートナーが欲しいのになかなかできない、という女性がとても多いように感じるので、許可を得て、ご質問と私の回答も含め掲載させていただきます。

桜奈さんのブログ、
『長いあいだ不倫関係にハマっていたイベント参加者さんからご報告をいただきました』

https://kusanomido.com/sakurana/post-1273/

読みました。

ひとつだけするすると読めない箇所があり、自分なりに考えてみたのですが、
解決できなかったので、ご質問させていただいてもよろしいでしょうか。

ブログ内の下記部分。

>自分を好きになってくれる人を「気持ち悪い」と感じて、
>相手からのアプローチをお断りすることが続いていて「なかなかパートナーができない」と嘆いている方は、
>本当は「自分が自分のことを気持ち悪いと思っている」ことに気づくことが必要なのかもしれません。


これ、私該当すると思っているから、すらすら読めないんですよね。

今年1~3月、桜奈さんにご相談した、つまらない・気持ち悪いと感じた当時の彼に対し、プログラムの第一回目で桜奈さんが、「上記彼といたときに感じた『つまらなさ』を感じてみて」と言われたことと同じだと思うのですが、いまいち腑に落とせていないかもしれません。

自分が自分のこと、つまらない・気持ち悪いと既に自覚はあるからです。

その自覚で彼のことをつまらないと感じた、までは理解できます。

気持ち悪いと気づいているのに、上記現象が続く(この現象は3月まで付き合った彼が最新。それ以降出会った人に対しては感じていない)のは、まだその気づきが浅いということでしょうか。
まだどっかで本気でつまらないと思っていないとかですかね。
自分のことを深くみていないとか。

ちなみに、彼のことを「子どもの頃や過去恋愛の未完了な思いから、好きになってくれる人を気持ち悪く感じる」というのはイベントを通し、理解できました。

Aさんの感想欄の

>今まで不幸とされるほうを選択してきたのは、自分に向き合うことを避けるため、傷つくことを恐れていたことだとおもいます。

>傷つきそうになったら、自分を傷つけてしまう状況に身を置いて、そっちに問題を転換してなんとか傷つかないようにごまかしてきました。

>過去の恋愛で仲が深く濃くなるにつれ、相手に嫌悪感を抱き気持ち悪さを感じて、セックスレスでお別れする。というパターンをしていました。

>それは相手がどんどん近くなって、自分というものを否が応でも知らなくてはならなくなるから、どんどん自分自身を知ることになる。

>自分に近くなる、自分だから嫌いになる、気持ち悪くなる。

→ これはすらすら読めるのですが、冒頭の箇所はひっかかるのです。
同じ意味合いだと思うのですが。。

(Mさん 30代女性)

〜私からの回答〜

すばらしいご質問、ありがとうございます。

つまらない・気持ち悪い自分を「自覚」できたはいいものの、その自分を「嫌っている」「ダメだと思っている」「批判している」「裁いている」ために、その現象が続いているのだと思われます。

(でも、実際は少しずつ抜けてきているみたいなので、思考が理解したがっているのかもしれません。)

「つまらない自分」「気持ち悪い自分」を「許し、受け入れる」ことが必要ですね。

( 「許し」については、後半で宿題を出していますので、チャレンジしてみてください。簡単すぎて拍子抜けするかと思います。※この宿題はプログラム参加者限定なので未公開です)

自分の中にいる「つまらない自分、気持ち悪い自分」が仲間はずれにされて、いじめられている状態なのでしょう。

自分からも嫌われていて、かわいそうな「つまらない、気持ち悪い自分」ですね^^

せめて自分くらいは、彼ら(彼女ら)に寄り添ってあげたいものですね。

「つまらない自分、気持ち悪い自分」を好きになれるくらいまでいけたらいいのですが、いきなりは難しいと思いますから、「私はつまらない人間でもいいんだ、大丈夫なんだ」「つまらない、気持ち悪いままでも、愛されるんだ」と、何度かつぶやいてみるといいかもしれません。

その時に湧いてくる感情を味わって「ああ、もういいんだ」と手放していってください。

実際に、今、そのパーソナリティを持っているMさんのことを好いてくれている男性が出てきているわけですから。

Mさんが自分が思っているよりも、「つまらない、気持ち悪い自分」は案外気づかないうちに愛されているものです。

そのことを受け取っていくといいかもしれませんね。

「つまらない自分」「気持ち悪い自分」は、良い者でも悪い者でもありません。
ただ、そうであるだけで、そこに意味はなく、ネガティブなストーリーをくっつけてしまうのは「それらを嫌っている、ダメだと思っている、裁いて批判している自分」なのですよね。

「つまらない自分」「気持ち悪い自分」を嫌っている、ダメだと思っているから、そのような男性が出てきたときに、同じように嫌悪して遠ざけたくなってしまうのだということ。

「つまらない私でも、いいんだ」「気持ち悪い私でも、実際に愛されちゃってるんだ」ということ。

ここがポイントですね。

自分を好きになってくれる人を「つまらない」「気持ち悪い」と感じて好意を受け取れず、遠ざけては「いい人が現れない!」とシングルである自分を嘆いている女性、とても多いですね。

つまらない、気持ち悪いと感じる人を無理やり好きになることはできませんし、イヤイヤ付き合う必要もありません。

「私はシングルで生きていく」と腹をくくって、今後の人生の準備をされている方も、最近はたくさんいらっしゃいます。

そうではなく、「パートナーが欲しいのに、できない」「自分が好きになる人は、私のことをちゃんと愛してくれない」と悩んでいる女性の場合は、下記のプロセスを踏んでみる価値はあるかと思います。

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ポイントは5つです。


・自分を好いてくれる相手を「つまらない」「気持ち悪い」と感じて遠ざけたくなるのは、無自覚な「私はつまらない人間だ、気持ち悪い人間だ」という自己概念があることに気づき、認めること。


・「つまらない自分」「気持ち悪い自分」を心の底から嫌い、ダメだと裁いて、自分の中からしめ出していることに気づくこと。

・そのために、自分を好いてくれる人を「つまらない、気持ち悪い」と感じ、遠ざけたくなってしまうのだと気づくこと。

・「つまらない自分」「気持ち悪い自分」が、自分のなかに存在していることを「許し、受け入れ、愛してあげる」こと。

・その時に出てくる感情を、感じ尽くすこと。

このプロセスを体験すると、それまで自分を好いてくれていた「つまらない、気持ち悪い」と感じていたタイプの男性に対して、何の感情も湧かなくなって、相手をフラットに見ることができるようになったりします。

あるいは、「つまらない自分、気持ち悪い自分」を本当に「好き」になることができると、自分を好いてくれてた「つまらない、気持ち悪い男性」のことを好きになれたり、愛を受け入れることができるようになれたりもします。

するとある時ふと、自分が本当に望んでいたパートナーがひょっこり現れたりします。
そして、実はその人が、自分が心から欲しいと思っていた物や要素を、すべて持っていることに気づけたりもします。

「気持ち悪い自分」を愛せるようになると、誰から好かれても大丈夫になりますよ^^
(開き直るのとは、ちがいます。「私の中にいていいよ」と存在を許可してあげるイメージです)

心あたりのある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

補足ですが、「私から好きになる人は、私のことを好きになってくれない、愛してくれない、大切にしてくれない男性」は、パートナーになるのではなくて、「あなたの中には、彼のような男性性がありますよ、その男性性を受け入れましょう」というサインかもしれません。

求めてしまう意識や視点を相手ではなく、自分の方に向けてみてください。

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