YOUTUBEやSNSなどで個人のコンテンツ配信が年々増える中、どうしても必要になってくるのが効果音やBGMなどの音楽素材だ。
音楽素材サービスは日本を含め世界にも多く存在するが、特に日本の音楽素材サービスは「商用利用OK」と謳っておきながら、サイトによってはクレジットが必須だったり範囲が個人に限定されていたり、改変禁止や正直ややこしいものが多い。
ややこしい原因としては、著作権のクリエイティブ・コモンズの定義がサイトによってまちまちだからだ。
「BY(表示)」「NY(非営利)」「ND(改変禁止)」「SA(継承)」
上記のように、クリエイティブ・コモンズは指定が色々あって、いちいちチェックしながらダウンロードしていくのは非常にわずらわしい。
artlistは全て「CC0」
artlist(アートリスト)が素晴らしい点としては、全ての楽曲が「CC0」で実質パブリック・ドメインなことである。
通常は著作権保護期間が切れたものをパブリック・ドメインと呼ぶが、保護期間内でも著作権を放棄したいという場合に「CC0」が使われる。
つまり、クレジット表記や個人の非営利のみとか、色々とややこしいことを考えずに済むところが一番素晴らしい。商用利用ももちろんOKだ。
さらにArtlistの楽曲はYouTubeにアップロードされる前に著作権違反だと判断されないようにチェックされているので、youtubeによくある「著作権違反がなんちゃら」の心配も無用だ。
NGな使用例も一応あってそれは下記となっている。
・暴力、憎しみ、ポルノ、わいせつを表現するコンテンツ(動画)
・人種や宗教、性別、性的指向、または国籍に基づいて差別を促すコンテンツ
・脅威、プライバシーの侵害、名誉毀損、その他の不快なコンテンツ
さらに曲のクオリティーは高く、毎週何百曲も登録されており、使い切るという心配もないだろう。曲数やクオリティーも業界トップクラスということだ。
メルセデスベンツやフォルクスワーゲン、ドローンのDJIなど世界的企業も多くCMなどでartlistの音源を使っている。
年間たったの199ドル(約21,000円)で曲が無制限にダウンロードでき、さらに商用利用OKなのが人気の理由だ。
料金体系は3種類あり、
曲のみ 199ドル
SFX(効果音・環境音)のみ 149ドル
曲とSFX 299ドル
となっている。効果音や環境音素材は日本のサイトでもあまりややこしくないので、曲のみでも十分だと思う。
まずは無料登録して曲を探してみる(artlistの使い方)
登録自体はこちらから無料でできて、FacebookなどのSNSで数秒で登録できる。
表記は英語のみだが、長い英文があるわけではなく主にキーワード検索なので、英語が全くわからなくても使い勝手は良い。それでも心配な方はChromeの自動翻訳などを使えば十分理解できる直感的な作りになっている。
曲を探すのは、画面の左上にある虫メガネのアイコンをクリックして、例えばピアノの曲なら「piano」と入力して検索するだけだ。
ずらーっと関連曲が出てきて、気に入った曲はお気に入り登録もできる。他にもカテゴリー検索やムード(感情)検索もできる。簡単なので使ってみればすぐに理解できるだろう。
支払い方法は、PayPalかクレジットカードになるが、一年分(約21000円)まとめて引き落とされるので、そこだけきちんと理解して使用しよう。
何が素晴らしいかって、とにかくややこしくなく曲も多くクオリティーが高いことだ。
artlistの解約方法
artlistの解約方法にも触れておこう。解約フォームは存在せず、
「Help@Artlist.io」
宛に登録したメールアドレスから
Hi,Artlist customoer sopport team.
This is xx登録した名前を記入xx.
I would like to cancel my subscription.
※ License Number – xxライセンスナンバーを記入xx
Thanks.
と送るだけだ。ライセンスナンバーは自分のアカウントページで確認できるので、ナンバーをコピペすればOK。
解約したい日の2週間くらい前には送っておこう。
解約後も、ダウンロードした音源はロイヤリティーフリーで永久に使えるので、落とせるだけ落としておくのも手だ。
とりあえずartlistだけあれば、もう音楽素材に困ることはないだろう。
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