「自我には良いも悪いもないとはいえ、自我と自己を同じものだと信じていれば、つねに自分の不完全さを責めることになります。
責める自己も責められる自己も、自分自身で積み上げつくり上げた概念だということに気づかず、その自己を後生大事に守り、ときにはそのために人生を犠牲にすることまでするのです。
『奇跡のコース(A COURSE IN MIRACLES)』が教えてくれるのは、もう一つの思考体系です。
自我の思考体系とは別の、もう一つの宇宙がほら、ここにあるでしょう、と教えてくれます。
自我の思考体系の中で見ていた宇宙は、夢のようなものに過ぎなかったのだ、ということが実感できるようになります。」
わたしは何も知らない (『奇跡のコース』のワークを学ぶガイドブック1)
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