30歳をすぎたあたりから、親をはじめ職場の人や、ちょっと遠い知り合いとか、久方ぶりの友だちと会うと、「結婚は?」「年齢のこと考えたらそろそろだよね」と真面目半分、からかい半分でよく言われていたのだけど、
私はその度に毎回、顔は笑って心の中で「うるせーよ! 年齢がなんなんだよ、統計がなんなんだよ、ほっとけよ!」とか「こちとらいろいろプロセスやってんだから、ほっとけよ!」とか思ってました。(暴言^^)
「あなたの将来を心配してのことなのよ」「あなたの幸せを思ってのことなのよ」という声が聞こえてきそうだけど、そんなことは百も承知です。そのお気持ちだけはありがたく受け取ります。
だからそのうえで、顔で笑って心の中で「うるせーよ! 私が身をもって証明してやるから見とれ!」って思ってました。
世の中の「結婚市場」(婚活市場?)とやらでは、「年齢」やら「職業」やら「収入」やら「生活力」やらの「条件やスペック」が重視されていて、みんなよく気にしたり振り回されたりそこで判断したりしているけれど、
私は「なんで、そんなに条件やスペックに振り回されてるんだろー(遠い目)、そんなのいくらでも変わるのに……。全然わからない……」ってずっと思ってました。
本当に本気でわからなかったのです。
だけど「婚活市場」とやらではどうやら、それら(スペック)がとてもご重要なことらしく、そのことに疑問を抱く余地すら挟んではいけないご様子だったので(というか今でもそのご様子ですが)私はその「結婚市場」には最初から入らないでいました。
逆に「婚活市場に入るための精神的スペック」が私には圧倒的に足りていなかった、ともいえるかもしれません。
ただのバカ、のんきともいうんですかね…。
女性の場合は「出産年齢リミット」があるからという理由もあるのでしょうが、正直、私はそこすらどうでもいいと思ってます。
何歳になろうが、産む人は産むし、産まない人は産まない。
友人には「40代後半で子どもを産むよ」って宣言してる人もいて、「あ、本当に産むんだろうな」って思ってます。
私が30代前半で大きな失恋をして「自分の在り方がまちがっていた」ことに気づいたとき、同時にインスピレーションも降りてきました。
「自分を見つめつづけて突き抜けたら、自分に合ったパートナーが必ず現れる」
そこから、自分を見つめて「自分の在り方を変えたり整えたりすること」に集中することにしました。
スポンサーリンク
「出会いの場」には、ほとんど行かなかったです。
(仕事柄、出会いが多いほうではあるとは思うけれど、結局、職場で出会った人とつきあったのは20代の頃だけでした)
そのうちに、パートナーシップの本質的な構築をメインにしたビジョン心理学という、生活に生かせる実践的な心理学に出会ったり、お互いを成長させてくれる恋人と出会ったり、細胞、時空レベルのエネルギーワークをしてくれるチャネラーさんやヒーラーさんに出会ったりして「自分の在り方を変えるプロセス」を自然とやる流れになっていました。
そのあいだにも周囲からの「年齢的にいい人と出会えなくなるよ、いい男はどんどん売れていくんだから…」「相手の条件が悪くなるよ…」「料理できないと、男の心はつかめないよ…」といった悪意のない攻撃はつづいてました。
その度に心の中で「うるせーよ! 私にとって大事なのはそこじゃないから!」「いい男は売れていく? 結婚してダメ男になってる人、もしくはそのままの人、たくさんいるじゃん!」「料理? 条件? そんなのあとからいくらでもついてくるんだよ!」を繰り返してた私。
自分の在り方を疑って洗濯機の中でグルグルして目が回って、本当に自分がわからなくなって見失っていたときもあったけれど「突き抜ければ出会う」という確信だけは、なぜか変わらなかったです。
そして、その頃には身の周りに「本当の意味でプロセスをサポートをしてくれる人たち」がどんどん増えていきました。
本当の意味でサポートをしてくれていた人たちは、「年齢が」とか「料理が」とか「職業が」とか「子どもが」といったスペックのことは、一言も口にしませんでした。
代わりに徹底的に「あなたの今の在り方は…」というポイントだけを見てくれてました。
(ある意味、スペックアドバイスしてくる無自覚な人たちより厳しいです。自覚的だし本質的すぎるし、誰のせいにもできないので、エゴがあがいて泣いたこともたくさんあった)
本質的な愛のムチ含め、まさに自分が望んでいたとおりのプロセスを歩んでいたのだけれど、それでもアドバイスに従えないときもあったし、反抗的になったこともありました。
それでも、心のどこかでわかっていた。
「今、私は抵抗しているけれど、自分のまちがいに気づいて抜けるときが必ずくる」
そして、私をサポートしてくれている人たちも、反抗している私を複雑な思いで見守りながらも信頼してくれているのが、わかっていました。
私が「抜ける」のをあきらめないでくれていたこと、そして私が自分をあきらめないでいたことが、支えになっていました。
(一方で、「スペックアドバイス」してくれてた人たちは、どんどん私の幸せをあきらめていきました。というか無関心になっていったかな。親は私が一生結婚できないとあきらめていたようです。
スペックアドバイスしてくる人たちは、なぜか「結婚=幸せ」と考えていることが多いので、つまり「桜奈は幸せにはなれない」と考えていた、ということです、失礼な話ですね^^)
私の歩みはとてもノロかったです。
30代前半の大失恋に加えて、生か死かの健康問題や、仕事ができなくなったことでお金もなくなってしまったので、自分自身を再構築するのに、とても時間がかりました。
結果的に30代のほとんどの時間を自分の再構築に費やすことになりました。
(ある部分では、いまでも続いています)
それでも、年齢的に焦ることはまったくありませんでした。
焦るとしたら「自分の在り方が変わらないこと」に対してジレンマがあったくらいです。
自分を見失いながらも、将来のパートナーが今頃どこで何をしているかに思いを馳せてみると、こんな言葉が浮かんできました。
「私が今、これだけガッツリ自分のプロセスをやってるんだから、同じようにガッツリ自分のプロセスをやっている男性が、この世のどこかにいて、お互いにある程度、抜けたタイミングで必ず出会えるはず」
その人とは、すでに出会っている人かもしれないし、出会っていない人かもしれない。
どちらにせよ「今のわたし」と「今のあなた」ではないことは、わかりました。
「いい男はどんどん売れていく」のではなく、
「いい男は今まさに作られている」って思ってました。
私が私自身を再構築しているのと同じスピードとパワーで。
まだ見ぬ将来のパートナーに向かって
「私もがんばって絶対に抜けるから、あなたもどうか、がんばってください。まだ出会ってないし、どこのどなたか存じ上げませんけれど(笑)」と心の中で声がけてしていました。
この根拠のない信念と自信がどこからわいてきていたのか、自分でもよくわからないけれど、ただそう思って前に進むことだけを考えていました。
後退、停滞していることも含めて、前に進んでいきました。
それで、数ヶ月前に今のパートナーと出会えたのですね。
彼と話しているうちに、本当に彼は彼なりに自分自身の再構築やプロセスをやっていたことに、たくさん気づかされました。
その中のひとつが、この取り組みでした。
「言霊が本当に効くか調べてみた」
https://kusanomido.com/study/16526/
彼は「言霊」というツールを使って、自分自身を再構築していました。
継続することが苦手な私は、ただただ尊敬するはかりです。
(私も同じ頃に
「無我と結婚したらパートナーシップはどうなるか?」
https://kusanomido.com/sakurana/post-811/
を実験していたので、お互いに人生実験が好きらしいです。)
私が苦しんだりもがいたりしていたとき、彼も彼なりに苦しんだりもがいたりしていたこと、私と同じように彼が「自分の人生をあきらめないでいたこと」に、今でもたくさん気づかされます。
気づかされる度に、心から感謝がわいてきます。
「これまで自分の人生をあきらめないでいてくれて、ありがとう」と思います。
パートナーシップや結婚に求めるものは人によって、ちがうけれど、スペック重視(しかも自分にとって都合よく性格もいい人がいいわけでしょう? わかります^^)の婚活や恋人探しに行き詰まっているとしたら
自分のスペックも相手に求めているスペックも一回、全部手放して「自分の在り方を振り返って、自分を再構築するほうに意識転換してみてください」と思います。
あるいは、パートナーがいるのだけど、最近、相手と距離ができているな、何かすれ違っているなと感じている人も同じです。
そうしたら、サポートしてくれる人や時間や空間が自然と現れます。
自分が想像していた斜め上をいくスペックや性格をお持ちのお相手と出会えるんじゃないかと思います。
パートナーがいる人は、想像の斜め上をいく新たな繫がりが取り戻されます。
彼と「心の距離が離れてるな…」と感じて自分を再構築していくと、驚くようなカタチで彼が近づいてきてくれて、再び繋がりを取り戻せたこともありました。
「いい男は今まさに作られている」んです。
世界の力によって。
周りの人たちの力によって。
彼自身の力によって。
私(あなた)の力によって。
見えない力によって。
出会ったあとにも「いい男は作られていく」
私も彼と一緒にいることで「いい女が今まさに作られてるな~」って自画自賛しています。
今までなら断っていた種類の仕事をお受けすることにしたり、あれだけ「家事をするのはもうイヤだ!」って思っていたのに気づいたら彼の自宅で家事を自らやっていたり、これまでなら簡単にふっかけていたケンカも、ちがうカタチの繋がるコミュニーションの仕方に変えられるようになりました。
人って変わります。
だから、年齢をはじめ自分や相手のスペックを気にして恋愛や結婚に奥手になっていたり、「いい人がいない」と嘆いている人は、
「いい男(女)は今まさに、自分とともに作られている」と思って、自分自身の再構築をやってみてほしいなと思います。
「自分自身の再構築」というのは……
と、こうして記事を書いていたら、私とほとんど年齢が変わらない女友だちから「結婚を前提におつきあいすることが決まったよ!」と、うれしい報告が届きました!
さらに
「自分が愛している自分が、この人ならいいよ! って後押ししてくれた感じ!」
と、私がこれから書きたかった内容を一文でまとめて送ってくれました。
(記事の文章すら、降ってくるようになってきたよ^^ もうなんでも降ってくるね)
「自分が愛している自分」が「この人!」っていうんだから「その人」なんです。
「自分を再構築する」というのは、「自分自身を許すこと、愛すること」
あなたが「自分を今まさに愛する」ほどに、世の中には「いい男が今まさに作られて」います。
「いい男はどんどん売れていく」のではなく、「いい男は今まさに作られている」のです。
スポンサーリンク