曲げた板をささら板に溶接(仮止め)していく
乗っけてみるとぴったりです。今回は仕上がりが板で蹴込みがないので、汚くならないように階段の表面はあまり溶接しないようにします。
裏側を軽く仮止めです。本当は角を溶接したいところですが、もし間違いがあった時に外しやすくする為に、サンダーが入りそうなギリギリを狙うのがコツです。
※サンダーはmakitaがオススメ↓(hitachiは半年くらいでよくダメになる)
いきなり角を溶接してしまうと、間違いや変更がもしあった時にサンダーが入らないので、たったこれだけの溶接の為に、ガスを持ち出して切らなければならないなんてことになります。
こうなると面倒で時間もエネルギーも浪費してしまうので、仮止めの基本は「簡単に外しやすいように止める」がとても大事です。
今回は特に精度が大事なので、一枚一枚慎重にピッタリつけていきます。
上側の仮止め
21枚の下側が全部仮止め終了。次は上側を合わせます。
この時点だと上側はこのように、一枚一枚全部バラバラに誤差や隙間ができています。これは板の少しの歪みであったり床の多少の凹凸でどうしてもこうなるので、こちらも調整していきます。
このように、レンチや膝や手を使って調整しながら仮止めをしていきます。片腕は溶接に使うので、どちらかの手や足で操りながら仮止めします。上記の場合は左手でレンチを操って膝で下の板を押せば、ピッタリ溶接できる間合いです。
ピッタリですね。今回も表側ではなく裏側を溶接です。
このままどんどん進めます。
進めていくと、縦横の関係でどうしてもレンチと膝の2方向だけではうまくいかない場合もあります。その場合はこのように、片腕でレンチの縦横を操り(手で下に引いて肘で右に押す)なおかつ膝で3方向押すというテクニックもあります。
上側も全部仮止めが終わりました。
真ん中も忘れずに合わせる
上と下がぴったりいっても、やはり板の少しの歪みで真ん中にはわずかにバラツキがあります。
今回は蹴込みがないので非常に合わせにくいのですが、裏側から足で押しながらなんとか合わせていきます。
真ん中も全部終了。
もう片方のささら板を乗せる
ここは調子にのってマグネットだけでやろうとしないで、しっかりスリング(強い布紐)を使って上げるのがポイントです。
マグネットだけでも結構いけてしまうのですが3M以上の長さになると、重みというよりたわみで外れてしまうことがあるので、要注意です。途中で外れて落とすと危ない上に、せっかくつけた仮止めもバラバラに外れてしまうことがあります(過去に何度かあります(笑))
うまく乗っけたらマグネットを少し浮かして
スリングを抜きます。
抜いたあとは、後で手でも位置を調整できるように少しだけ浮かしておきます。少しでも浮かしておけば重いささら板も、手の力だけで左右前後に微調整できます。
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