先日のコラボセミナーのあと、哲学をまじめに語らったのちにクラブ遊びをするというリア充の巣窟、猫町倶楽部の猫町ナイト & 打ち上げへ。
残念ながら私は参加できなかったのだけど、一年間、渡英されていた哲学者の國分功一郎さんが帰国されて初の読書会と講演会が行われたのでした。
一年半ぶりに國分さんにお会いできて、改めて結婚を祝福していただき嬉しかったです。
國分さんからのパートナーシップアドバイス
「結婚は信頼関係」
「夫婦でセックスをしなきゃダメだよね」
つくづくそう思います。
相手と自分の未知なる可能性も含めて信頼関係。
國分さんの『暇と退屈の倫理学』というご著書のなかに
私の(というか読者ならおそらく誰でも)お気に入りの一節があります。
「人はパンがなければ生きていけない。しかし、パンだけで生きるべきでもない。私たちはパンだけでなく、バラももとめよう。生きることはバラで飾られねばならない。」
ふと気づいたら、パンと薔薇が私のもとにやってきていました。
読書会か講演会の演出で使われたのでしょうか。
國分さんやサポーターさんのはからいでしょうか。
猫町ナイトからの参加だったので経緯はわからないのだけど、人生の彩りを受け取りました。
とても嬉しかったです。ありがとうございます。
打ち上げでは、男性恋愛コラムニストの福田フクスケさん @f_fukusuke 、桐谷ヨウさん @fahrenheitize と始発まで、恋愛や自己壊滅、三角関係談義を。
男性の自己開示や開き直りではない正直さに、とても癒されました。
若手男性論者の方がオープンハートした発言や表現をしてくれるのは、女性のハートの癒しとインスピレーションの受け取りにも繋がるなあと改めて思いました。
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帰り際、桐谷さんから
新刊『仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。』
をご恵投いただき電車で拝読。
長年の恋愛体質の夢から醒めた今、するすると言葉が入ってきたのだけど、
恋愛体質真っ只中の時に読んでいたら
「うるせーバカ! 男の都合押しつけんじゃねー!」って悪態ついて桐谷さんのことも嫌いになってたと思うのだけど、今となっては、その悪態こそが自分の幸せを阻んでいたエゴだったのだとわかります。
この本は「自分がどこまで頑固さを手放せるか」の訓練にもなるし、自分がいかに男性と勝ち負けの競争をしていて、男性に勝ちたいか負かしたい欲望があるかということをメタ的に突きつけられます。
そして負けたくないから「男性の都合の論理」と桐谷さんのせいにして、自分のエゴを隠蔽してさらに幸せから遠ざかってしまう……ということに気づくことができる。
とてもトリッキーな仕掛けが隠されている本だと思いました。
自分のエゴを許し手放しながら読み進めていくと、後半は人生哲学的な要素がたっぷり。
パートナーシップや人間関係をスムーズにするための極意や、仏教の八正道やチャップリンの名言が登場したりと、幸せな恋愛だけでなく、幸せに生きていくための秘訣がたくさん、ちりばめられています。
タイトルにドキッとした方は、ぜひ♡
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