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高速道路無料化 について調べてみた

高速道路無料化 とは?

高速道路無料化
(出展URL http://www.ashinari.com/2013/08/07-380808.php )

日本の経済を支えるインフラとして、鉄道と共に活躍しているのが高速道路である。高速道路は車の速達性を高めるばかりでなく、トラックなど物資の迅速な流通にも大きな貢献をしている。

日本の場合、高速道路は一般的には有料となっている。この通行料は高速道路を安全に通行できるための維持管理費などに使われている。かつて民主党政権の頃、高速道路の利用料が決して安いものではなかったため、国の主導で無料化する案が出された。これが高速道路無料化である。

「高速道路無料化」と聞くと、無料で利用できるので、より車が利用しやすくなるとみる人もいるかもしれない。しかし、そこには複雑な事情が絡んでおり、実際に無料で利用できるようになるためにはさまざま々なハードルを乗り越える必要がある。

そこで、この高速道路無料化について、いろいろな見地から調べてみた。

 

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議論が起きた背景は


(出展URL http://www.ashinari.com/2012/05/29-362661.php )

高速道路無料化の議論が起こった背景はどのようなものだったのだろうか。民主党の案によれば、高速道路を無料化させることにより、流通コストが下がることを促進し、生活必需品などの値段を下げることに多大な効果があるのではないかと謳っている。実際、商品のコストには、流通させる際の人件費、燃料費、そして高速道路の料金などが含まれている。つまり、高速道路を無料化することによりコストが下がり、首都圏だけでなく地方へも経済効果を促進できることがこの議論の背景になる。

しかし高速道路を無料化しても、新たな問題が発生しうる点も示唆されている。この点をメリット、デメリット、賛否両論の点から考えてみよう。

 

無料化のメリット

①流通コストの削減

まず、メリットとして挙げられるのが流通コストの削減である。商品や物資を迅速に流通させることは、経済にとって非常に重要である。流通に時間がかかると、品薄状態が慢性的になり、需要と供給のバランスが崩れる恐れがある。そのため、流通業界では、原則的に大型トラックなどを高速道路に走らせ大量の商品や物資を素早く運搬させるような方針をとっている。

高速道路が無料化されれば、流通コストが減少することにより商品や物資をより運搬しやすくなる。運搬のコストを減らすことができれば、需要に対する供給に応えることができ、生産者側にとっても大きなメリットになることが考えられる。

②地域経済の活性化

高速道路が無料化すれば、高速料金がかからなくなり、その分のコストが消費者に還元される。とくに遠方へ物資を運ぶ場合、高速道路の料金は原則距離に比例するので、高速道路の通行料のコストを大幅に下げることができる。コストが安くなれば、それだけ買う人も多くなることが予想されるので、経済が好循環していくことが考えられる。

地方では、流通コストの大幅な減少に伴って原材料の調達がしやすくなり、その地域ならではの商品を開発しやすくなることで、地域経済が活性化していくことが期待されている。

 

無料化のデメリット

①公共交通機関への影響

高速道路を無料化した場合、遠方への旅客はマイカーに流れることが予想される。そのため、鉄道や近距離フェリーなどは大打撃を受けることが予想される。とくに鉄道はマイカーの普及により、廃止に追い込まれる路線が増加した経緯もある。

たとえば、新幹線は、高速道路が無料化されれば、高速バスの料金が下がり、そちらに旅客が流れることが予想される。また、遠距離利用では新幹線は航空機と競合している状態にある。そのため、新幹線を近距離で利用する乗客が高速バスやマイカーに流れることは新幹線利用客が減少し、サービスの低下につながることも懸念されている。

高速道路無料化による鉄道や近距離フェリーの衰退は、旅客の交通機関への利便性に大きく影響し、建材効果などへ波及するのではないかという見方もある。

 

②渋滞の増加

高速道路が無料化されれば、高速道路を使う旅客が増えることが予想され、渋滞もさらに大きくなるのではないかという懸念がある。都心部では慢性的な渋滞が問題化している現状がある。渋滞が増えれば、商品や物資の配送に時間がかかることが予想され、排気ガスによる環境への影響も懸念される事態となる。

 

賛否両論あるもの

①財源の公平感

高速道路無料化では、維持費の財源は国民の税金から賄われる。このため高速道路を利用しない人からも、維持費が徴収されることになり、財源の公平感が失われるのではないかという議論がある。しかし一般の国道は国が、市道や県道は地方自治体が管理し、維持費は国や自治体が税金で管理している点は変わっていない。したがって、高速道路を国道扱いとすれば財源の公平性自体には矛盾は生じない。

また、高速道路と一般道の維持費の違いについては、単純には比較できないケースもあり、注意が必要な部分もある。

 

②環境への影響

高速道路無料化によって高速道路の通行量が増え、排気ガスに含まれる温暖化ガスの放出など環境へ大きな影響があるのではないかという意見もある。たしかに無料化によってマイカーが増え渋滞が慢性化すれば環境への影響は大きいと予想される。しかし、排気ガスが多く発生するのは運転時間が長くなるためとも考えられ、信号待ちをしている間にエンジンを止めていなければ排気ガスはどんどん流れてしまう。

高速道路は一部の例外を除き、信号機は設置されておらず信号待ちで排気ガスを放出させることはまずない。むしろ無料化によって一般道を使う旅客が減り、排気ガスを減らすことに貢献できるのではないかといった意見もある。

この点に関しても、現状の交通量の調査など大局的な見方が必要になってくる。

 

まとめ


(出展URL http://www.ashinari.com/2008/08/31-007345.php )

高速道路無料化は、流通コストの削減などで経済に好ましい影響があるとの見方もあるが、一方で、他の公共交通機関への影響など様々な問題点もある。高速道路をより身近に使いやすくすること自体はメリットがあると思われるので、今後も多くの観点からの議論が必要になるだろう。

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