クレジットカードや電子マネー、共通ポイントもどんどん進化しています。
それぞれのジャンルでも新製品や新しい使い方が登場しています。自分にぴったり合ったカードや電子マネー、共通ポイントを見つけて、使いこなしちゃいましょう!
目次
ロック機能付きクレジットカード
今年はセキュリティを向上させたクレジットカードが登場します。
三井住友カードは「ロック機能付きクレジットカード」を2018年中に国内で発行する予定です。→ 詳細
新型カードは、液晶表示や番号を入力するタッチ式ボタンを搭載。利用者がパスワードを入力して起動させると、一部非表示だったカード番号が液晶表示されて、磁気ストライプやICチップも有効になります。
使用後、カード番号が非表示なると、磁気ストライプやICチップも無効化します。紛失や盗難に遭ったカードの不正使用によるリスクを大幅に軽減できるわけです。
近い技術は、ジャパンネット銀行などネットバンキングのトークンで「ワンタイム・パスワード」として実用化しています。ボタンを押すとランダムにパスワードが表示されるようになっていて、今後はこうした流れになっていくでしょう。
非接触ICカードによる決済が一気に普及へ
日本で2020年に向けて一気に増えてくるのが、リーダーにかざすだけで使える非接触型決済です。クレジットカードにはVisa pay Wave(ビザペイウェーブ)やMastercardコンタクトレスが搭載されつつあり、東急プラザ銀座や関西国際空港など、使える施設も増えています。
これは海外で普及している非接触型IC技術を採用したもので、訪日外国人の利用が見込めるほか、日本人が海外出張・旅行でも幅広く使えるのが心強いですね。
一方、モバイル決済もさらに広がっています。「Origami Pay」のQR決済技術がクレディセゾンのスマホアプリ「セゾン Portal」「UC Portal」で使えるようになりました。
指紋認証でアプリを立ち上げて、QRコードを読み取り、決済が完了します。店舗側も端末デバイスにカードリーダーを接続しただけの小型端末を導入することで、従来のカードでも場所を選ばずに決済できるようになります。例えば、カードを使う場合、店内のどこでもレジになるわけです。
またNTTドコモは4月からバーコードやQRコードをスマートフォンに表示させて決済する「d払い」をスタートさせます。他社のコード決済の登場時にも行われたように、開始直後は大規模なポイント獲得キャンペーンの実施が期待できます。しばらくは目が離せません。
ショップ独自ポイントと共通ポイントが両方貯まることも!
共通ポイントの普及により、複雑さを増しているポイントカードサービス。
最近は独自ポイントと共通ポイントのどちらか一方ではなく、両方のポイントがもらえる「併用型」も登場しています。ポイントが貯まるといっても、ついどれか一つだと思いがちですが、ダブルやトリプルでポイントがもらえるショップも意外とあります。レジの担当者が把握していない場合もあるので常にアンテナを張って情報を集めるようにしたほうがいいでしょう。
例えば、洋服の青山は自社のAOYAMAポイントと共通ポイントのTポイントがダブルで獲得。さらにdカードのiD決済で決済することで2倍のポイントが貯まります。dポイントカードの提示だけではポイントが貯まらないことに留意したいですね。いわば変則トリプルといったところでしょうか。
スーツのAOKIも一度の買い物でAOKIポイントとPontaポイント、dポイントの3つが貯まるトリプルポイントキャンペーンを実施することがあります。また今春から、マツモトキヨシではマツキヨポイントとdポイント、丸善とジュンク堂書店の関東圏25店舗ではhontoポイントと、Pontaポイント、またはdポイントのダブルが貯まるようになっています。
ポイントを元手に株式投資?!
せっかく貯めていたポイントを忘れていて無駄にしたという人も少なくないと思います。そんな人にオススメなのが、もらったポイントを株や投資信託で運用してくれるポイント投資サービスです。新社会人になったときや、結婚や子供が生まれたタイミングで始め、将来まとまったお金が必要なときに使うというように長期的に考えると面白いでしょう。
例えばSTOCK POINTのポイント「StockPoint」は、ポイントの集約サイトである「ドットマネー」でポイントをStock Pointに交換し、登録されている企業の株などに投資します。日々変動するポイントはスマホなどで確認できます。
STOCK POINT → 公式HP
クレディセゾンの永久不滅ポイント運用サービスは、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問が投資信託の運用を代行してくれます。また、楽天証券の投資信託ポイント買付サービスはやや本格的です。楽天スーパーポイントや楽天証券ポイントで投資信託を買うことができて、投資の入門にも向いています。しかも、1ポイント1円から利用が可能となっています。
楽天証券 → 公式HP
楽天ペイは設定するとポイントを自動的に使える!
レジでお会計の際、『ポイントを使って払います』とはなかなか言い出せないものです。
こうした声を反映したのか、スマホ用「楽天ペイアプリ」には、ポイントを自動的に使う機能を搭載しました。
「ポイントを自動的に使いますか?」の項目で「はい」を選択しておくと、支払いに自動的にポイントが使われます。利用期限の近い「期間限定ポイント」から優先して消費されるのも便利です。楽天はできるだけポイントを使ってもらえるように工夫を凝らしていますね。
2017年8月からローソンでは楽天ペイを導入しました。楽天ペイの利用分と、楽天ペイに登録したクレジットカードの決済分、そして提示によりPontaポイントまたはdポイントというようにポイントの3重取りが可能です。
楽天ペイ → 公式HP
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