ほんの気まぐれに、東京ディズニーランド(長いため以下TDL)へ行ってきました。
最後にTDLへ行ったのは、もう10年くらい前になります。
この歳月を経て、TDLもなかなか様変わりし、一筋縄ではいかなくなってしまいました。
筆者もいくらか苦労したので、今回は今後TDLへ行かれる皆さんに向けて、ささやかな体験談・ノウハウやおすすめアトラクションを記録しておきたいと思います。
皆さんがTDLを楽しめますように。
目次
計画と下調べ
TDLへ遊びに行くなら、計画と下調べが成否を分けると言っても過言ではないでしょう。
と言ってもあまり難しく考える必要はなく、TDLに行ったら何をしたいかをピックアップし、それをストレス少なく攻略する段取りを考える程度です。
例えば……。
・アトラクションにたくさん乗りたい!
・ショーやパレードを鑑賞したい!
・ディズニーグッズを買いたい!
などなど。筆者を多くの方はアトラクション&パレードだと思います。
調べてみるとTDLには38のアトラクションがあり、パレードはだいたい昼・夕方・夜の3回。
その中から、体験したいアトラクションを厳選します。
ちなみに筆者はこうランク分けしました。
・絶対乗りたいAランク
・出来れば乗りたいBランク
・暇つぶし程度にCランク(A・B以外)
・完全に興味ないDランク(例えば子供向け)
それぞれお好みで選びましょう。A・B合わせて10~15前後になるかと思います。
これにパレード等と食事を加え、計画の素材は揃いました。
現時点ではまだ完全には組み立てられません。
待ち時間などがあるため、ただ順番に組み立てても必ず予定が狂うからです。
じゃあどうすんだ?という方は焦らず先へお進み下さい。
アプリを入れたり予習したり
アトラクションを効率よく乗るためには、ディズニーリゾートアプリを入れます。
要するにスマートフォンは必須と言えるでしょう。
詳しい使い方などは、既に多くのブログや説明動画が出ているため、そちらの方が分かりやすいと思います。
アプリを入れると、園内にある各アトラクションの待ち時間が確認できるので便利です。
また、最近はInstagramにまとめている方も多いので、そちらで事前学習しておきましょう。
筆者の場合は1ヶ月くらい前から、ちょくちょくInstagramを見て勉強。その程度の気合い感でした。
チケットはアプリやコンビニエンスストアの券売機やプリンターでも購入できます。こちらも画面の指示に従ってください。
またアプリを使ってTDL内のレストランを事前予約することもできます。
早く埋まってしまうものの、当日予約枠も用意されているため、食事にこだわりたい方は最後まで希望を捨てずチャレンジしましょう。
DPAとPPとSPって何?
TDLを楽しむために、是非とも使いこなしたいのがこちらのアイテム。
それぞれざっくり解説します。
・DPA(ディズニー・プレミアム・アクセス)
アトラクションを優先的に乗れる権利。ちょっと前にあった「ファストパス」の有料バージョンです。
アトラクションに乗る時間を自分で選べます。
・PP(プライオリティ・パス)
こちらはディズニーリゾート40周年記念で復活した旧来のファストパスと同じもの。
無料なので取らない手はありませんが、アトラクションの時間は選べないので、取れた時間を基準に予定を組むことになります。
・SP(スタンバイ・パス)
これはいわゆる整理券。ディズニーシー(以下シー)だと大きな威力を発揮しますが、TDLでは一部の売店が混雑していても優先して入れるくらいで、大した効果はありません。記事執筆時点では。
これらはTDLに入園しないと取得出来ないので、後からのんびり入る方は、あまり期待しない方がよさそうです。
ちなみに後で紹介する「美女と野獣」はDPAで入りました。
一人2,000円かかりますが、混んでいると3時間(180分)以上待たされる人気アトラクションなので、それをショートカットできるのは大変好コスパと言えるでしょう。まさに時は金なりですね。
また「ホーンテッドマンション」や「プーさんのハニーハント」はPPでスムーズに利用できました。
他にも色々と小ネタはありますが、それらはより詳しい方の説明をご覧下さい。
パレード観ながら一休み
それにしても、この10年間でTDLの楽しみ方も大きく変わってしまいました。
スマートフォンやアプリはほぼ必須、これらに疎いお年寄りたちはTDLを楽しめなくなってしまうのでしょうか。
筆者も10年後、20年後の姿を想像して、ちょっと暗い気持ちになってしまったのはここだけの秘密です。
……とまぁ、ずいぶん前置きが長くなってしまいましたが、ここまで来てくださった方は大変お待たせいたしました。
それではようやく本題である、40代おっさんが独断と偏見で選ぶTDLのおすすめアトラクション5選を発表させていただきます。
まずはランキングから。本当は順不同としたかったのですが、参考までにあえてランキングをつけました。
第1位:フィルハーマジック
第2位:カントリーベア・シアター
第3位:カヌー
第4位:美女と野獣
第5位:カリブの海賊
※これらの名前は正式名称でない場合があります。
ちなみに選ぶ基準は、自分の好みに加えて「誰と行っても楽しめそう」という点を加えています。
※また、多くのアトラクションにおいてディズニー原作を知っていることを前提としている点をご了承ください。
第5位:カリブの海賊
待ち時間目安:5~30分
♪ヨーホー、ヨーホー、パイレーツ・ライフ、フォーミー♪
【意訳】俺には海賊暮らしがお似合いだ!
……愉快で陽気なリズムに乗せて、残虐行為の数々を唄い、笑い飛ばす。
男の子ならみんな大好き?カリブの海賊。
聞いた話では、TDL開業当初は全予算の1/6をぶち込んで造ったとか。ウォルトの心意気が伝わります
この10年で感じた変化と言えば、全体的な雰囲気が映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」寄りになっていたところでしょうか。
以前からキャプテン・ジャック・スパロウが三人(三箇所に)いたのは変わりません。
それと聞いた話では、流れ星(天井が一瞬光る)を見ると幸運になるとか。一箇所発見できました。
第4位:美女と野獣
待ち時間目安:60~180分
ディズニーの世界観が好きな方なら、一度は観た方がよいでしょう。
(ディズニーの世界観が嫌いな方は、そもそもTDLに来ないと思いますが……)
作品の世界がコンパクトにまとめられていながら充実感を味わうことができます。
野獣やベルたちの表現が精巧で、別料金をとるだけはあると納得のクオリティでした。
ただし1~3時間は並んでられないので、DPAで時間を買うか、あるいは夜19:00以降に並ぶといいでしょう。
ただし20:00以降はラインカット(閉園時間に間に合わないため、並んでいる途中で追い返される)のリスクが高いです。
第3位:カヌー
待ち時間目安:5~15分
TDLの再奥地にある秘境のカヌー探検。アメリカ川をぐるっと人力で一回り。
北米大陸の開拓民を彷彿とさせる、楽しいひとときを味わえます。
10分くらい、パドルで水を掴んで押しやる感触がたまりません。
何なら半日ばかり、ずっと漕いでいたいくらい楽しいです。しかし体力勝負なので、女性を同伴している時はほどほど(というか一周だけ)にしておきましょう。
またパドルが水をはねて、少し濡れるかも知れません。だから寒い時期はちょっと大変だと思います。
カヌーは16:00までなので、体験したい方はお早めにどうぞ。
第2位:カントリーベア・シアター
待ち時間目安:5~15分
陽気な熊さんたちが歌と演奏を披露してくれるステージを鑑賞。
ほのぼのとしたひとときを、ぜひ一度は体験してみてほしいです。
個人的にはTDLの魅力って、西部開拓時代~20世紀初頭のアメリカを感じさせる空気にあると思っています。
「あぁ、何か自由で大らかだな」
かつて父親たちの世代が憧れたアメリカを、身近に楽しめる気がするのです。
鑑賞時間は約20分、待ち時間はたいてい15分以下で座れるため、アトラクションの合間に休憩で利用している方も少なくありません。
限られた時間でめいっぱい目的を達成しなくてはならず、何かと忙しいTDLですが、ここでのんびりと楽しいひとときを過ごしてほしいと思います。
第1位:フィルハーマジック
待ち時間目安:5~30分
TDLと言えば、ミッキーマウスと仲間たちの姿を見ないと物足りません。
ドナルドダックのイタズラ心が繰り広げる愉快なドタバタ劇を観ていると、TDLに来た実感を味わえます。
暫くぶりに観ると、ドナルドの迷い込む世界(作品)が変わっていくので、お久しぶりな方はのぞいてみて下さい。
映像が飛び出て見える3Dグラスや、本当に空を飛んでいるように感じられる演出など、凝った趣向も楽しめます。
あっという間に終わってしまうのが残念なくらい満足度が高く、老若男女問わず楽しめるアトラクションとして、今回は1位にランキングしました。
終わりに
今回はお久しぶりTDLのお気に入りアトラクション5選を紹介しましたが、皆さんのお気に入りもあったでしょうか。
最後におすすめ携行品をまとめておきます。
・モバイルバッテリー(園内でも貸出可)
・紙の地図(園内には置いてない)
・筆記用具(記録用)
・敷物(パレードは地面に直座りで鑑賞)
・暑さ&寒さ対策
次にTDLへ行くのは、また10年後でしょうか。今度はシーにも行ってみたいですね。
それでは皆さんも、よいTDLライフを!
文 撮影 / 角田晶生(つのだ あきお)
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