IoT

キャリアと格安スマホの違い【2020年には5G通信】

スマートフォン(スマホ)は、iPhoneもAndroid搭載端末も性能的には成熟しました。

ちょっと前まで「ipone>Android」という認識でしたが、日本製端末が衰退した変わりにSamsung(サムスン)やHUAWEI(ファーウェイ)といった海外勢が性能を上げたからです。そうなると、後に残る課題は、「キャリア」のままか「格安スマホ」にするかということ。今では端末のラインナップも格安スマホのほうが多いくらいですから。

永遠の課題ともいえるこの問題に、キャリア派の私が切り込みます!

格安スマホに乗り換える前のチェックポイント

支払いはクレジットカードがメイン

キャリアと格安スマホの違い【2020年には5G通信】

「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」の3大キャリアの最大のネックは料金が高いこと。ここに楽天も参入しようとしていますが、楽天はすでに「楽天モバイル」という格安サービスを展開しています。なのに、今さらキャリアの市場に参入するというのはどういうことでしょうか?

その謎を解く前に、格安スマホに乗り換える前のチェックポイントを調べてみましょう。

まず、大前提として「クレジットカード払い」のみのブランドが多いということ。月々の支払いを節約したいという人の中には、クレッジトカードを持っていない、持てないという人もいます。「UQ mobile」などはデビットカードに対応していたり、「Y!mobile」などが口座振替に対応していますが、支払日までに口座の残高を確認しないといけないのはちょっと不便です。

ただし、以前はほぼガチガチにクレジットカード払いしか出来なかったブランドも柔軟になってきているので、今後はもっと増えると思います。

LINEのID検索ができない

格安スマホでもLINEは使用できますが、ID検索ができません。これはよく使う機能なので不便ですね。それというのも、キャリアの契約内容に基づいて年齢認証が行われるため、一部の格安スマホでしか年齢認証ができないんです。

近くにいる友達を登録するなら「ふるふる」や「QRコード」で相手を登録できますが、直接会う機内の少ない人とは、PC版のLINEからID検索をする必要があります。

コミュニケーションの手段としては、キャリアメールも使えません。そのことは多くの人が知った上で乗り換えると思いますが、キャリアメールが使えないということは、SMSを利用するのも条件が付きます。SMSは相手の電話番号を知っていれば、メールアドレスを知らない場合でもカンタンにメッセージを送れますが、この機能がBIGLOBなどではオプションになるので契約時は注意しましょう。

ちなみに、LINEの年齢認証もSMSで行われます。

キャリアのポイントや決済が使えない

意外と見落としがちですが、ドコモの「d Point」やauの「au WALLET」などが使えません。このサービスは実店舗でもポイントが貯まるため、利用する方が多いサービスです。貯めたポイントでショッピングをしたり、機種変更のときの料金に充てたり、使い方も豊富です。

さらに、「キャリア決済」も使えなくなります。ソーシャルゲームなどで課金したり、音楽をダウンロードするときも、クレジットカードを登録しておくか、事前に「iTunesカード」や「Google Playギフトカード」などでチャージしなくてはいけません。

スマホで寝る前にAmazonなどを見ていて、すぐに欲しい商品が見付かったときなど、キャリア決済は便利です。

通信速度が遅くなる

キャリアと格安スマホの違い【2020年には5G通信】

これも有名な話ですが、キャリアの4G回線に慣れた人にとってはかなりイライラします。利用者の多い昼食の時間帯や、帰宅時などでは通信速度が1Mbpsを下回り、そうなると動画も満足に見れないこと人なります。

そういった状況を緩和するために、スマホとセットで「モバイルルーター」を勧めるブランドもあり、「UQ WiMAX」や「Pocket Wi-Fi」などが有名です。

ですが、どちらも一長一短で、WiMAXのWiMAX2+の電波は基本、無制限で使えますが室内や周囲が建物に囲まれていたりすると電波が弱くなって遅くなります。私も以前はWiMAX2+だけでサクサクとネットをしてましたが、引っ越した途端にエリア内なのに電波が入らなくなって調べてもらったところ、周囲の環境のせいで電波が入らないと判明して違約金無しで解約したことがありました。

Pocket Wi-Fiは4G回線なので速度は安定しますが、月額料金が若干高めです。そもそも、スマホ一台だけのためにルーターを契約するならキャリアと価格も変わらなくなりますし、一台で4G回線が使えるので、格安スマホにする意味がないですね。

勝負は2年後!

現在、キャリアが利用する通信システムは4Gです。

2001年には、数Mbpsという当時としては高速データ通信が可能となり、3Gが主流になりました。そして、2012年には100Mbpsクラスの超高速データ通信が可能な4Gが登場。この辺りからスマホに対する速度を気にする人も増えてきます。

より早く、より便利に。

そして、それは今も変わることなく、キャリアもさらなる高速化を目指して研究を進めてきました。その結果、2020年からの運用を目途に「5G通信」が誕生したんです。その通信速度はなんと「10Gbps」!

先日、大手ゼネコンとauの親会社のKDDIなどが共同で、5G回線を使い4Kの鮮明な画像で重機を無線操作するテストを行い、結果は好評でした。

IoT時代を見据えて「同時接続」や「低遅延」にも対応するため、無線区間の遅延も4Gの4分の1にまで短縮することで検討されています。やっと、キャリアの時代が戻ってきたーっ!というわけで、私は今後もキャリアを使い続けることに決めました。

まとめ

結局、キャリアと格安スマホの違いは「お金を取る」か「手間を取る」かの違いです。こうした比較記事は今までにも多くありましたが、今回は5Gの登場でキャリアも負けていないことが分かりました。それでも、こうした注意点を納得して使うなら格安スマホでも十分だと思います。

悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね!

関連記事「スマートフォン」
モバイル決済 おすすめ5選 【スマホで手軽に決済】
もう中華系だからとは言わせない!HUAWEI端末の本気
【最もアツいIT都市】中国・深センについて調べてみた

Amazon:「格安スマホ・格安SIMに自分で乗り換えられる本 (TJMOOK) 大型本」画像をクリック!

アバター

クロワ

投稿者の記事一覧

フリーライターのクロワです。主に生活のなかで役立つ記事やトレンド記事などを書いています。よろしくお願いします

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. アバター
    • 匿名
    • 2018年 12月 04日 1:25am

    何回も言われてるのに、格安SIMのことを格安スマホと言うの止めろや。アホが勘違いする。

    0
    0
  2. アバター
    • 匿名
    • 2018年 12月 04日 3:38pm

    LINEのID検索以外は、キャリアだろうが起こるし格安SIMでも回避できるしどこに誘導しようとしてんだ?

    0
    0
  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. Google Homeで何ができるのか調べてみた
  2. サブスクリプションサービス 【○○し放題 5選】
  3. 汗以外も!男の体臭を科学する【体や衣類のニオイ対策】
  4. ダイソーのおすすめアイテム 5選【使ってみた】
  5. 日本のAI技術が世界に普及する日が近い?【海外でも注目の日本のA…
  6. ミシシッピ計画について調べてみた 【世界三大バブル】
  7. ARM(アーム)について調べてみた【ソフトバンク買収額3.3兆円…
  8. スマートスピーカーの仕組みについて調べてみた

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

戦国時代の軍の役職について簡単に解説 「侍大将、足軽大将、足軽組頭 ~他」

戦国時代の小説や漫画、ゲームを楽しんでいると、様々な家臣たちの役職が出てきて頭を悩ませること…

真里谷円四郎 「千勝無敗のへらへらした最強剣豪」

真里谷円四郎とは真里谷円四郎(まりやえんしろう)とは、純粋な剣理を追求した「無住心剣流(…

家康の側室は未亡人ばかりだった ~側室たちを解説【どうする家康】

徳川家康には2人の正室、側室は少なくとも17〜20人おり、11男5女をもうけている。正室は「…

無理やり結婚させられ、巻き添えで処刑された駒姫の理不尽すぎる悲劇【戦国時代】

血で血を洗う戦国時代、とかく女性は政略の道具として扱われ、当人の望まぬ結婚を強いられた事例は多々あり…

夏侯惇の生涯 「戦下手だが人格者だった」

謎に包まれた盲夏侯の生涯昔の人が書いたからか、三国志には登場人物に対してインパクト絶大の描写が目…

アーカイブ

PAGE TOP