飲食

おでんの歴史と種類について調べてみた【鍋料理ランキング不動の1位!】

おでんのCMが流れ始めると「えっもうそんな季節?」となんとなく焦ってしまいませんか?
夏の「冷やし中華始めました」と秋に始まるおでんのCMは季節を告げる風物詩です。

いやいや冷やし中華もおでんも季節に関係なく一年中食べているよ~」というご意見もおありでしょうけれどそれはそれとして・・・。

というわけで今回は長年好きな鍋物ランキングで、首位を守り続けているおでんについてのお話です。

おでんの歴史

おでんの歴史と種類について調べてみた【鍋料理ランキング不動の1位!】
sugisakuさんによる写真ACからの写真

練り物で有名な紀文さんでは1997年から毎年「鍋料理喫食率ランキング(鍋白書)」というものを調査・公表しています。

*参考サイト 紀文「鍋料理ランキング」
https://www.kibun.co.jp/knowledge/oden/data/ranking/

それによると昨年(2018年)の鍋料理1位はおでん、2位はすき焼き、3位はキムチ鍋となっています。

とりわけおでんは19997年からの22年間のうち、19年連続鍋料理トップの位置に君臨しつづけており、まさに日本を代表する鍋料理=おでんといえます。

しかも日本生まれのおでんはアジア圏を中心に海外でも人気が高く、お国柄を反映した様々な味やタレをつけたご当地おでんが食べられているのです。

おでん誕生

今や世界進出も果たしているおでんですが、おでんとはそもそも「煮込み田楽」のことで関西では「関東煮(かんとうだき・かんとだき)」とも呼びます。

田楽とは串に刺した豆腐に味噌をつけて焼いたお料理のことです。

豆腐が日本に伝わったのは奈良時代の遣唐使によるものとされていますが、その後、室町時代に入ると人々の間で豆腐田楽が流行、宮中言葉で田楽のことを「御田(おでん)」と呼んだことが現在のおでんの由来となりました。

田楽から煮込みおでんへ

江戸時代に入ると、その場ですぐに食べられて美味しいおでんは江戸っ子のお気に入りとなりました。

この頃のおでんは屋台や降り売りで販売されていましたが、まだ今のようなお出汁がたっぷりのおでんではありませんでした

では現在のような煮込みおでんは、いつ生まれたのでしょうか?

これには醤油の醸造が始まった江戸時代後期という説と、明治時代以降という説の2つがあり、どちらの説がより正確なのかはっきりとしていません。

1887年(明治20年)創業の東京本郷にあったおでん専門店「呑喜」が汁たっぷりのおでんを売り出したところ、近所の東京大学の学生を中心に人気になったといいますから、明治時代以降に今のおでんのスタイルが確立したことは間違いがないようです。(ちなみに「呑喜」は多くのファンに惜しまれつつ2015年に閉店されました)

おでんの具・人気ランキング

おでんの歴史と種類について調べてみた【鍋料理ランキング不動の1位!】
ATOHSさんによる写真ACからの写真

ところでおでんには味の美味しさのほかにもうひとつ「どれを食べようかな?」という具を選ぶ楽しさがありますよね。

もしも「おでんで好きな具を3つだけ選べ」といわれたら皆さんは何を選びますか?

下の表は練り物で有名な紀文と一正蒲鉾がそれぞれ実施したアンケート結果なのですが1位以外は微妙にランキングが違うところが面白いですね。

そしてどちらでも1位の大根の強さよ・・・。
やはりおでんの出汁をたっぷりと含んだ熱々の大根に勝るものはないということでしょうか。

好きなおでんの具紀文一正蒲鉾
1大根大根
2玉子ちくわぶ
3こんにゃくもち入り巾着
4ちくわはんぺん
5さつま揚げがんもどき
6ごぼう巻きじゃがいも
7もち入り巾着玉子
8はんぺん厚揚げ
9しらたきこんぶ
10厚揚げこんにゃく

*参考サイト
紀文・鍋料理ランキング
https://www.kibun.co.jp/knowledge/oden/data/ranking/

一正蒲鉾・おでん種人気ランキング2018
https://www.ichimasa.co.jp/enjoy/oden.asp

続々登場中おでんの変わり種

先ほど見ていただいたのが定番のおでんの具だとすると、これからご紹介するのはおでん界の新人さんといったところでしょうか。

お料理のレシピサイトなどで最近よく名前があがるおでんの具が、ソーセージ、トマト、豆腐、玉ねぎ、ロールキャベツ、チーズ、卵焼き、アボカドなどです。

またイカカニアサリなどの魚介類やシュウマイ、たこ焼きといった名前も見かけました。

ソーセージはもはや定番という気もしますが「これ以外にもこんな具があるよ」「これがおすすめ」というおでんの具があればぜひお知らせ下さい。

ところ変われば品変わる 地方色豊かな各地のおでん


HiCさんによる写真ACからの写真

ところで好きなおでんの具ランキングにも入っているちくわぶ、東京を中心とした東日本の方にはおなじみですが、西日本の皆さんにはなじみのない初めて聞く食材かもしれませんね。

ちなみにちくわぶとはちくわの形に似せて作られた小麦粉・水・塩から作られた練り製品のことで味はうどんが近いというかうどんそのものです。

またはんぺんといえば白くてふわふわなイメージですけれど、静岡の皆さんにとってはんぺんといえば黒い色で弾力がある、その名も黒はんぺんが当たり前だったりします。

このほかにも青森では生姜味噌だれをつけて食べますし、静岡ではおでんに出汁粉と青のりは欠かせませんし、姫路では生姜醤油をつけて食べるのが普通です。

また愛知県でおでんといえばお醤油の出汁ではなくて、八丁味噌で煮込んだ味噌おでんのほうが好まれますし、金沢のおでんには車麩が、大阪の関東煮には牛すじとタコが入っていないとなんとなく物足りなかったりします。

このように各地方ならではの食べ方や必ず入っているおでんの具というものがあります。

また各ご家庭で「我が家のおでん」というものがあることも考えると、おでんのバリエーションは数限りなく存在するということになりますね。

まとめ

おでんの歴史やおでんの具について見てきましたがおでんの世界はまだまだ奥が深そうですね。

今後は今まで食べたことのないおでん種にもチャレンジしてみようかなと思います。
皆さんが気になっているおでんの具はなんですか?

関連記事:
「日本全国ご当地鍋とその歴史」について調べてみた

kechako

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時代劇と園芸と保存食作りを愛するご隠居様予備軍のkechakoです。
最後の晩餐は「梅干しおにぎり」と決めております。

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