「塩・シュガー」台所に何気に置いてある材料を使い「自己流の入浴剤」が作れるとしたら?!
湯船の中の投入する入浴剤に叶えて欲しい事・・・気持ちを豊かにし、リラックスさせ、素材を持つスキンケア・ボディケアの効用を存分に楽しめる、まさに「リラックスタイム」である。
そのバリエーション・作り方を調べてみた。
用意するもの(塩・シュガー・精油・アロマオイル・ドライハーブ)
1.天然塩・岩塩
塩には清浄作用があり、皮膚を清潔にしてさっぱりさせる。入浴剤の基本材料としては海水のミネラルをたっぷり含んだ天然塩・粒の大きい結晶状の天然塩も使用には最適。
モンゴル・ギリシア等の天然塩は有名で使い勝手がよい。
2.角砂糖・白ざらめ・はちみつ・黒みつ
砂糖やはちみつの糖分が持つ保湿効果は、塩に含まれるミネラル分より、湯の肌あたりを柔らかくしてくれる。
バスオイルほどの保湿力は必要ないけど、スベスベとした湯上りの保湿が欲しい時は「はちみつ・黒みつ・各種砂糖」の出番。肌がベタベタしたりしないので心配はない。
3.精油
代表的な精油の種類と効能
植物名 |
香りの特徴 |
主な作用 |
カモミール |
りんごに似たほのかな甘い香り |
イライラした神経を穏やかに鎮め安眠を誘う。ストレス性の胃痛・頭痛を緩和する。 |
クラリセージ |
ナッツに似た甘く暖かい香り |
不安・緊張をほぐす。疲労感を取り除き充実感を与える。肉体疲労時も効く。 |
ジュニパーベリー |
森林浴の様な香り |
歩き疲れたり、力仕事・肩こり・筋肉痛等に効果的。 |
ラベンダー |
すがすがしいフローラルの香り |
生活のリズムが乱れた時や時差ボケ。殺菌作用・防虫効果もある。 |
レモン |
フレッシュでシャープな香り |
気分リフレッシュ・集中力・記憶力を高める。胃腸の働きを活発・便秘・食欲不振時に。 |
イラン・イラン |
熱帯の花の官能的な香り |
リラックス効果・鎮静作用・皮膚の殺菌消毒作用もある。 |
ユーカリ |
清涼感のあるシャープな香り |
集中力をたかめ花粉症・風邪による鼻づまりを緩和。抗菌力も高い。 |
ローズマリー |
すっきりしたグリーン系の香り |
脳を活性化して集中力・記憶力を高め、頭痛、肩こり・冷えの緩和に。 |
その他にも色々ありますが、代表的な「精油」はご覧の通り。
100円ショップなどでも購入できAmazonや楽天市場などでもネット購入できる。
4.アロマオイル
(保湿性の高いものから)アレルギー反応を示す場合があるのでパッチテストを必ず!!
1、ヘーゼルナッツ油
オレイン酸がたっぷりで保湿性が高く、乾燥肌や冬の乾燥の酷い時期のバスオイルに。2、マカデミアナッツ油
傷の修復や新しい細胞の成長を促す皮膚成分であるパルミトレイン酸、日焼け・肌荒れ気味のバスオイルに。3、アボガド油
オレイン酸を含み、保湿性がある。最もアレルギーを引き起こしにくい。ベビーオイルなどに使用される事が多い。ナッツアレルギーがある人にお勧め。4、ホホバオイル
肌の摩擦・外気の刺激から守り、スベスベさせる。オレイン酸の分泌過剰の為、ニキビが、できやすいが保湿も必要というタイプの肌にお勧め。5、ローズヒップ油
必須脂肪酸であるリノール酸と特にαーリノレン酸を豊富に含み、皮膚の不調に強力な調整作用を持つ。さらりとした軽めの使用感の保湿を持ち、日焼けで傷んだ肌の修復。アレルギー性湿疹によいとされる。
5.ドライハーブ
代表的なハーブと効能をいくつか紹介。
ラベンダー(優れた鎮静作用)
レモングラス(疲労回復、消化促進)
カモミール(消化不良、女性疾患)
ローズマリー(記憶力、集中力up)
ペパーミント(消化促進、鎮静効果)
スペアミント(鎮痛作用、集中力up)
オレガノ(消化促進、疲労回復)
ハーブは本来の人間の持つ「自然治癒力」を高めてくれる薬草。お茶や料理だけでなく、自然化粧品・入浴剤に広く活用されている。Amazonや楽天市場などで手に入れる事ができる。
それではいよいよ、入浴剤をいくつか作ってみます。
塩を使って「バスソルト」
1.「ローズマリーとレモンのバスソルト」
血行をよくし、頭の中をすっきりさせてくれるローズマリー。爽やかなレモンの香りと合わせる。
効用 : アボガド油で敏感肌の保湿・ローズマリーで血行促進・肩こり・関節炎予防、レモン精油で疲労回復効果もあり。
材料・・(4~5回分)
・天然塩・・・1カップ(200ml)
・アボガド油・小さじ1杯(5ml)
・ローズマリー精油・・・12滴
・レモン 精油・・・8滴作り方
1、大き目の広口ガラスびんに、天然塩・アボガド油・精油(ローズマリー・レモン)ふたをして、よく振る事。
2.「ユーカリとラベンダーのバスソルト」
ユーカリの精油は風邪やインフルエンザが流行る季節に欠かせないが、お風呂場の湯気の中では、より効果が高まる。
効用 : 抗ハウスダスト・花粉症にも効果あり。ラベンダーで緊張緩和・安眠・あれ肌の修復促進効果もあり。
材料・・(4~5回分)
・天然塩・・・ 1カップ(200ml)
・マカデミアナッツ油・小さじ1杯(5ml)
・ユーカリ精油・・ 12滴
・ラベンダー精油・・ 5滴作り方
1、大き目の広口ガラス瓶に、天然塩・マガデミアナッツ油・精油(ユーカリ・ラベンダー)を加えて、フタをしてよく振る事。
*精油・・アレルギー反応が起きるケースもあるので必ず「パッチテスト」後、行う事。
はちみつとシュガーを使って「バスシュガー」
1.レモンとミントのバスシュガー
果実からほとばしるレモンの芳香、はっかの清々しい甘さ。夏びったりのバスシュガー。
効用 : ビックリするほど体が軽くなり、疲労回復・頭痛の緩和。
材料(1回分)
・白い角砂糖・・3個
・茶の角砂糖・・2個
(茶がなければ白でもOK)
・レモン精油・・3滴
・はっか ・・2滴作り方
1、角砂糖一個づつに精油を落とし、しみこませて出来上がり。
2、湯船に、精油をしみこませた角砂糖を、5個入れ溶かしながら入浴する。
2.角砂糖に違う精油をしみこませてみると?!
精油名 |
効用 |
ラベンダー |
抗うつ・緊張緩和・荒れ肌の修復促進・疲労回復 |
ティートーリー |
抗筋・消炎・荒れ肌の修復促進・免疫系機能亢進 |
ユーカリ |
インフルエンザ予防・花粉症などのカタル症状緩和 |
ジュニパー |
鎮静・抗菌・筋肉痛・肩こり緩和 |
ゆず |
抗うつ。疲労回復・血行促進・ひび・あかぎれの修復促進 |
〇角砂糖+違う精油=違う効用方式ができます。自分の肌や疲労感などに合わせて
作ってゆったり「自分流バスタイム」を楽しむのも一興!!
3.「黒みつと月桃のお風呂」
効用 : 穏やかな保湿に、抗菌や清涼感をもたらします。
材料(1回分)
黒みつ・・大さじ2~5杯
月桃の精油・・3滴作り方
1、黒みつを容器に入れ、分量の月桃の精油を垂らし、スプーンでよく混ぜる。
2、湯船の中でかき混ぜながら入る。
4.ドライハーブ「ラベンダーとローズマリーのバスハニー」
はちみつと乾燥ハーブだけでできる、とても簡単な「バスハニー」さらり、しっとりした保湿は「春・夏・秋」とシーズンを通して気持ちが良い。
ラベンダーとローズマリーは、古くから香りも効能も相性の良い組み合わせ。
材料(1回分)
・天然はちみつ・・大さじ2~5杯
(ドライハーブ)
・ラベンダー・・大さじ1杯
・ローズマリー・大さじ1杯作り方(1回分)
1、天然はちみつを器に入れ浴槽に入れ、かき混ぜる。
2、ティーバックやだしパックに「ドライハーブ」(ラベンダー・ローズマリー)を入れ、それを浴槽にいれ揉みだす。
アロマテラピー用オイルを使い「バスオイル」
1.スイートアーモンド(アボガド油)のバスオイル
効用 : 敏感肌の方にお勧め、アボガド油には、保湿・保護成分が含まれている。
材料(1回分)
スイートアーモンド油
アボガド油(どちらでも)
右画像(ドロッパ―付き)・・25滴
さじ ・・4分の1
作り方
1、小さじ4分の1のオイルをスプーン(ドロッパ―付きなら25滴)浴槽に垂らす。
2、湯船から出る前に、オイルを体になじませるようにする。シャワーなどで、洗い落とさずとも良い。
2.ククイナッツとゼラニウム、ペパーミントのバスオイル
効用 : ククイナッツ油で肌のほてりをさませる → 夏用入浴オイル。
材料(4回分)
・ククイナッツ油 ・・小さじ1杯(5ml):ドロッパ―付き容器・・30滴
・精油:ゼラニウム・・12滴
・精油:ペパーミント・8滴
さいごに。
台所にある「塩・砂糖」などを使って簡単にできる入浴剤。
精油やアロマオイルは別途で購入しなければならないが「自分流の入浴剤」を作る楽しみ・香りなど心から楽しみながら「バスタイム」が一層楽しく、リラックスになる様に手軽なものを見てきました。是非、紫外線などで疲れたお肌を修復や保護してあげられるだけの時間を作って、ゆったりと浸って欲しいと思います。
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