渋野日向子選手の全英女子オープンの優勝は日本女子プロ界42年ぶりのメジャー優勝の快挙!日本全国で“しぶこ”フィーバーがおこりました。
プロ一年目、海外初ツアーとは思えない正確で力強いプレーも驚きですが、何よりも常に笑顔をたやさず、ハイタッチやサインに応じる姿、“スマイルシンデレラ”は世界をも魅了してしまいました。そしてこんな大舞台にも関わらず、プレー中にカメラ目線でおやつを“もぐもぐ”するリラックスぶり。
“タラタラしてんじゃねえよ”はあっという間に品切れ状態になってしまいましたね(笑)。賞金の使い道を聞かれて「一生分のお菓子を買いたい」と“しぶこ節”。
そこで今回は彼女の大好きな?“駄菓子”について、そして最新人気ランキングも調べてみました。
さて“タラタラ”は何位なのでしょうか?
駄菓子とは
駄菓子とは一般にお祝いやお使いもの、お茶会などに使われる高級菓子に対して、子供向けの安価な菓子のことです。戦後の日本で発達しました。
当時の子供の遊び(みんな学校が終わると“外”で遊んでました)の中で大きな楽しみの一つでした。また種類も豊富で価格が5円から30円程度だったことも人気を呼びました。
当時の小学生のおこずかいは(一般庶民ですが 笑)一日10円から20円くらいだったのですよ。物によってはクジ引きが出来、当たりが出ればおまけがもらえるといったものも。子供たちは何を買おうかと頭を使い、工夫したものでした。
その後高度成長の1970年代にはお菓子ではないガシャポン、スーパーカー消しゴム、銀玉鉄砲、スパイセットなどのヒット商品がうまれ、町内に必ずあった“駄菓子屋”は子供たちの社交場として全盛期を迎えました。
令和時代をささえる駄菓子メーカー
うまい棒!のメーカーさんですよ。
その他にも蒲焼さん太郎、キャベツ太郎、BIGカツ、もろこし輪太郎、など駄菓子界の“レジェンド”がぞろぞろ。。
10円ガム(フィリックスガム コーラガム ヨーグルトガム)や丸い小さなガムが6粒入ったマーブルガム(オレンジ・いちご・グレープ)でおなじみです。
同じく10円ガムを製造している会社ですが、こちらはキャラクターものが得意です。
プリキュア…イチゴ味 ドラゴンボール…ソーダ味 ポケモン…アップル味 ONE PIECE…グレープ味 マリオ…オレンジ味 などなど。
でましたね!お馴染みのよっちゃんイカことカットよっちゃんや“タラタラしてんじゃね〜”! イカ命!(笑)
丹生堂
昭和28年創業の老舗であり、金券当たりつきのラムネ(サイダー、コーラ、オレンジなど)やボトルグミ(コーラ、サイダー)、10円玉チョコをつくっています。
サンヨー製菓株式会社
モロッコヨーグルことモロッコフルーツヨーグルが看板です。他にも大きなサイズのジャンボヨーグルがあります。
オリオン株式会社
タバコの形に見立てたココアシガレットや小さい缶ジュースに見立てたラムネのミニシリーズが有名です。
チロルチョコ株式会社
おなじみのチロルチョコは20円サイズと10円サイズがあり、有名なフレーバーにミルクやコーヒーヌガー、きなこもちなどがあります。
株式会社おやつカンパニー
ベビースターラーメンやブタメンはここです。ベビースターはシリーズが無数にあるがブタメンも4種(とんこつ・しょうゆ・タン塩・カレー)あります。
ベビースターの元はインスタントラーメンの製造の途中で出る麺のかけらが発祥だそうです。
それでは、いよいよ最新駄菓子人気ランキングを発表いたします!(※参考:gooランキング)
最新駄菓子人気ランキング
1位は絶対これだと思ってました。発売から40周年。パッケージに描かれているているキャラは「うまえもん」というそうです。
定番の味のほかに地域限定の味も多く、観光地ではお土産として販売されていることも。一本10円という手軽さで購入でき、駄菓子の王様だといえますね。
“うまい棒”と“ガリガリ君”は日本の“国宝”です。オオゲサな。。(笑)
表面のチョコレートと中のビスケット&ココアクッキーのコラボは最高です。
体操の内村選手の大好物との報道で人気が加速しました。
こちらもなんと2019年で発売から60周年を迎えます。
子どもおやつだけではなく、お酒のおつまみとして料理サイトもあります。レシピをあれこれ考えるのも楽しいですね。
下町で作られる懐かしの駄菓子です、 東京都内で数社を残すだけになった東京は墨田区錦のふ菓子工場。
1日に作られる量はなんと3万5千本とまだまだの“現役ぶり”です
20円サイズ(約3cm角)と10円サイズ(約2.5cm角)があります。
有名なフレーバーにミルクやコーヒーヌガー、きなこもちなどがあります。
鶏肉と豚肉を使用。小さなお子様から大人まで人気の商品です。
かわいいパンダのデザインが好評です。
きャベツ太郎の由来は、「芽キャベツに似ているから」「ソースがかかっているキャベツの千切り」と諸説ありますが、想像力を掻き立てる駄菓子というのもすごいのではないでしょうか。
小粒で甘くて食べ始めるとついつい止まらなくなる麦チョコは、チョコレートが高価だった時代に価格の割に量も多いため、手軽に口にできる駄菓子として人気でした。
小粒で一気に頬張って味わうこともでき、今でも根強い人気があります。
蒲焼の香ばしい味のするお菓子。
さかなのすり身にイカ味を混ぜ合わせて、板状にのばしたものを食べやすいようにカットしてオーブンで焼き上げ、みりん、醤油、七味など味付けた逸品。
北海道産昆布を使用し、“魔法の白い粉” をまぶした旨スッパい酢こんぶです。
発売から80 数年を経った今でも皆様に愛され続けている日本のおやつです。
ベスト10はさすがに有名商品ばかりですね。
11位以降は事情により省略して(笑)
番外コラム
懐かしの森永ラムネが大人や受験生に売れまくる理由
そして、そして
あの出来事(笑)以前は日本人の99.9%は知らなかったのではないでしょうか?
ベスト10の知名度に比べれば、結構人気の商品だったんですね!この調査で同じ20位に「ボンタンアメ」と「チーズかまぼこ」が入っているんですから。
タラタラしてんじゃねーよは、よっちゃんイカでおなじみのよっちゃん食品工業株式会社から発売されているお菓子です。原材料の鱈を加工した魚肉シートをカット、味付けをしたお菓子となっています。エスニック風味激辛味という味になっており、トウガラシが掛かっているのでけっこう辛いです。業務用もありスナックなんかのお酒のおつまみの需要もあるのではないか思われます。
「タラタラしてんじゃねーよ」の名前の由来ははっきりとしていませんが、原材料の“鱈”と、“もたもたするんじゃねえよ”といった意味合いのタラとをかけたシャレ説が有力です。渋野選手が前の組がなかなか進まないことへの“ブラックジョーク説”もありました。
「タラタラしてんじゃねーよ」はいろいろなタイプがあります。12gの個包品、39gの“メガ”タラタラしてんじゃねーよ、19gのタラタラスティック(渋野選手がフェアウエーで食べてたのはこれです)。ボトルに入った300gの“業務用”もあります。
最後に
日本独特の文化だった駄菓子も1980年代になると、少子化の傾向が始まり、子供たちの経済的豊かさやコンビニの発達、親の「程度の低いお菓子」との思いも反映して、その後、売上の減少傾向が続いています。
ただ現在では子供時代に駄菓子屋に親しんだ世代が親となり、その懐古趣味から一部でブームにもなってます。
デックス東京の台場一丁目商店街や川越の菓子屋横丁も連日多くの観光客が訪れ、「昭和レトロ商品博物館」(東京都青梅市)や「駄菓子屋ゲーム博物館」(東京都板橋区)、伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館内「昭和レトロテーマパーク駄菓子屋横丁」(群馬県吉岡町)など地域の活性化に生かしている例もあります。
ただ、大都市圏とは違い岡山県出身で20歳の渋野選手は幼いころから駄菓子文化を体験していたようですね。
プロになり、いまだ現存するふるさとの駄菓子屋さんに訪れて、喜んでいる映像をみて感動してしまいました。
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