9月2日(土)から9月3日(日)にかけて、プレミアリーグ第4節が開催されました。
三苫薫が所属するブライトンは、ホームにニューキャッスルを迎え、3−1と快勝しました。
今回の記事でも、いつものように試合を振り返っていきたいと思います。
18歳ファーガソンが圧巻のプレー
ブライトンの先発メンバーは以下の通りです。
GKはフェルブルッヘン。2試合連続のスタメンです。
DFは左から、エストゥピニャン、ダンク、ファンヘッケ、フェルトマン。
前節のウェブスターからファンヘッケに変えてきました。イゴールを予想しましたが、デゼルビは既存選手にチャンスを与えました。
中盤の底は、ギルモアとグロス。
中盤の前線は左から、三笘、ペドロ、マーチ。
ワントップは、ファーガソン。2試合連続のスタメンです。
27分、相手ゴールキーパーのクリアミスからチャンスを迎えます。
ギルモアのロングシュートをキーパーが弾いたところにファーガソンが走り込み、ボールを押し込みました。ブライトンが先制します。
2点目は65分でした。ファーガソンのコントロールショットが見事炸裂。ブライトンが突き放します。
そして70分、すぐに3点目が生まれます。三笘のパスを受けたファーガソンが強引にシュートを放つと、相手ディフェンダーにあたり、そのままゴールに吸い込まれました。
ファーガソンはハットトリックを達成。三笘にはアシストが付いています。
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ロスタイムに1失点しますが、試合は3−1でブライトンが勝利し、難敵の撃破に成功しました。ハットトリックのファーガソンは、マンオブザマッチにも選ばれています。
三笘に関しては、対峙したトリッピアーに苦戦する場面が目立ちました。
イングランド代表の右サイドバックは的確なポジショニングを常に取り、三笘のドリブルを未然に防いでいました。
それでも三笘は後半からポジションをやや中央に取るようになり、ドリブルでの突破が多くなります。3点目も三笘の中央突破から生まれました。
守備での貢献も大きく、ブライトンにとって欠かせない選手であることは間違いありません。
変化を感じたブライトンのビルドアップ
先日行われたウェストハムの敗北を受けて、ブライトンは攻撃の形を少し変えた印象を受けました。
今回の試合、ブライトンはロングパスを多用していたからです。
今までのブライトンは、ゴールキーパーから細かくショートパスを繋いで、攻撃を展開するスタイルにこだわっていました。相手選手がプレッシャーに来ているにも関わらず、強引にパスを繋ごうとするためヒヤヒヤする場面もありましたし、実際にボールを奪われて失点する場面もありました。
ただ今回のニューキャッスル戦では、無理にパスを繋ごうとはせず、キーパーがシンプルにロングボールを蹴る回数が多かったように感じました。そのロングボールを前線のファーガソンやペドロが上手く収めてくれたため、スムーズに次の攻撃へ移ることができていました。
長短のパスを織り交ぜることで、相手チームはプレスの的を絞ることができないため、ディフェンスのラインを上げることができません。ブライトンからすれば、高い位置からのカウンターを防ぐことができるのです。
今までの試合に比べて危ない場面も少なかったため、今回の試合は今シーズンで最も安心して見ることができました。
安心を感じた理由は、数時間前に行われたバスケットボール日本代表の試合、ガーボベルデ戦の第4Qで冷や汗を掻いたせいかもしれませんが…。
あえて一言でいうと、この試合のブライトンは「省エネ」サッカーでした。今シーズンは数多くの試合をこなさなればならず、昨シーズンのような「濃い」サッカーをしていると、選手に負担がかってしまいます。
長いシーズンを乗り越えるための新しい進化(適応)が、垣間見れた試合だったかもしれません。
ウェルベックが怪我をしたようで今回はベンチ外でしたが、ファーガソンとペドロの組み合わせが、現在のところ最適解であるように感じました。SNS上では、相変わらずペドロの評価が良くないですが、得点こそなかったもののチームへの貢献度は素晴らしかったと思います。
新しく加入したアンス・ファティも加わり、今後は様々な組み合わせ(オプション)が見られると思うので、楽しみにしたいです。
またニューキャッスルですが、昨シーズン感じた強さを今回はあまり感じませんでした。
ポゼッションするわけでもなく、鋭いカウンターを繰り出すわけでもなく、中途半端な印象を受けました。ブライトンの弱点であるカウンターを、ニューキャッスルはほとんど作り出せていなかったと思います。既存戦力と新戦力の融合がまだ進んでいないのかもしれません。
今週と来週は代表ウィーク
プレミアリーグは第4節が終了し、一旦お休みに入ります。
今週と来週は各国の代表戦が組まれているからです。そのため三笘ですが、今度は日本代表チームに合流します。サッカー選手は本当に忙しいです。
今週の9月9日(日本時間10日未明)、日本代表はドイツ代表と試合を行います。会場はドイツのウォルフスブルクです。ちなみに三笘の同僚であるパスカル・グロスも、ドイツ代表に初選出されています。
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ご存知だと思いますが昨年のカタールW杯で、日本はドイツに勝利しています。勢いに乗った日本はスペインも撃破し、決勝トーナメントに進出。一方のドイツは予選グループを敗退し、ドイツ国内では激しいバッシングが巻き起こりました。
そのためドイツは相当な復讐心を持って、挑んでくるはずです。
今回の試合ですが、ドイツサッカー連盟は1億円近いギャラを日本サッカー協会に支払い、また日本代表の旅費や宿泊代もドイツ側が負担するそうです。
まさに異例の待遇とも言えますが、それだけドイツは「リベンジに燃えている」という意味でしょう。
試合時間は深夜3:45からになりますが、本気のドイツを見れるチャンスです。
ぜひとも日本代表には、カタールW杯の勝利を再現してほしいと思います。
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