Suicaなどの電子マネー決済が当たり前となった現在、それを追い抜く勢いでスマホ決済サービスが出揃った。
だが、意外と知られていないのが、スマホ決済にはクレジットカードやデビットカードが必要なく、銀行口座を登録するだけということ。
これならセキュリティの面でもローリスクだし、スマホのアプリならいちいちカードを財布から出す必要がない。しかし、スマホ決済が当たり前になってくると、今度はどのアプリが一番いいのか、さらにどのように違いがあるのかが分からない。
今回はそのなかからメインのサービスを調べてみた。
PayPay
まずは、スマホ決済といえば利用したことがない人でも名前くらいは知っている「PayPay」。
Yahoo&ソフトバンクが展開するPayPayは知名度No.1なのは間違いない。2018年のサービス開始から100億円還元や最大20%還元などで話題になったPayPayだが、それらのサービスが功を奏したのか、キャンペーンが終了した2019年6月現在でもその人気は高い。
それにともない利用できる店舗が増加し、機能的にも「わりかん」や「送金」などが加わった。
派手なキャンペーンは終えたが、新規登録者には500円分のポイント付与があり、利用するたびに最大3%のポイント付与が行われている。
さらにコンビニでもファミリーマートに加え、ローソンでも利用できるというのがポイントが高い。残念と言えるのは、コンビニ最大手であるセブンイレブンでの利用ができないことだったが、2019年7月1日よりセブンイレブンでもpaypayが利用開始となる。
PayPay公式HP → https://paypay.ne.jp/
楽天ペイ
名前の通り、楽天が展開する「楽天ペイ」は、街での利用にプラスして、ネットでの利用に強みがある。
支払いを銀行口座ではなく、楽天カードに設定し、エントリーをしたあとに楽天ペイを利用することで最大5%のポイント還元が行われている。ただし、こちらは2019年7月1日までを第一弾として開催しており、その後は第二弾が控えているようだ。
さらに他の決済サービスに負けないように、楽天ペイでもエントリーをすることで初回利用時に1,000ポイントが還元される。
ここで特筆すべきは楽天カードとの連携だろう。知名度ではPayPayや後述のLINE Payなどに劣るが、楽天カードの便利さを考えるとメリットが大きいといえる。入会費・年会費無料で比較的審査も緩く、初回入会時に数千ポイントもの楽天ポイントが付与されるのだ。
通販サイトでもAmazonより楽天をよく使う人なら楽天ペイをオススメしたい。
楽天ペイ公式HP → https://pay.rakuten.co.jp/
au PAY
携帯電話キャリアのauが提供する「au PAY」。名前の通りau使用者の利用に特化している。
もともとauでは、月額基本料やau WALLETクレジットカードの利用に応じたauポイントが独自に付与されていた。付与されたポイントは、月額利用料やauのネットショップ「Wowma!」での買い物に利用できる。そのポイントをスマホ決済で利用できるようにしたわけだ。
アプリもau WALLETポイントを管理する同名アプリがそのまま使えるので、アプリの数を少しでも減らしたいというauユーザーにはオススメだ。さらに同社のauスマートパスプレミアム会員(月額540円)なら通常200円の利用で1%還元のところ、3%が還元される。
大手コンビニで利用できるのがローソンだけということで、そこはデメリットと言えるが、auユーザーなら利用してみてはいいだろう。
au PAY公式HP → https://aupay.wallet.auone.jp/
Origami Pay
スマホ決済の草分け的サービスが「Origami Pay」である。
2016年にはサービスが開始され、現在では「スマホ決済」を定着させた功労者といえよう。
Origami Payの特徴としては国際セキュリティ基準を満たすなど、セキュリティの面で力を入れており、セキュリティが不安でなかなかスマホ決済デビューできない人にはオススメだ。また、ポイントの還元率は2019年9月30日まではいつでもその場で最大3%還元となっている。
ただし、その他のキャンペーンは特定の店舗だけであったり、加盟店が地図から検索しないと不明なところなど、ややユーザーに不便を強いるサービスである。また、かつてはOrigami Payだけがローソンで利用できていたのだが、他社に持っていかれる格好で取り残された感は否めない。
Origami Pay公式HP →
LINE Pay
こちらも知名度では抜群の「LINE Pay」。
新規口座登録で1,000ポイントが付与されるキャンペーンや「全員にあげちゃう300億円祭」など、キャンペーンで攻めているイメージだ。
銀行口座などを登録するだけで本人確認ができ、友達へ気軽に送金できるのもLINEらしい。しかも、VISAカードとの提携が発表されたのは大きなニュースである。これにより、LINE Payに加盟していない店舗でも、VISAカードが利用できるならスマホ決済が可能となる。他にも色々な可能性が生まれるだろうが、期待してチェックしよう。
LINE Payの特徴は前述の通り様々なキャンペーンにある。2019年6月現在では、友人に1,000ポイントを送り合うことができ、みんなでワイワイ楽しみながら利用するのに向いているのだ。
LINE Pay公式HP → https://line.me/ja/pay
最後に
スマホ決済の戦国時代と言える現在、どのサービスもユーザーの囲い込みのために様々なキャンペーンを展開している。スマホ決済そのものは銀行口座を登録することで本人確認が完了するので、スタートするのに難しいことはない。
今回は各サービスのメリット・デメリットも紹介できたので参考にしていただきたい。
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