古代文明

アトランティス人 はどういう特徴だったのか?【超古代文明】

アトランティス人

アトランティスについての文献や情報は、多くの書物やネット上に掲載されている。

古代ギリシアの哲学者プラトンが、自身の著書(ティマイオス、クリティアス)の中で記述したのが始まりだ。

それ以来、アトランティス大陸やアトランティス文明は多くの人を惹きつけ、オカルト的要素を含みつつも「場所はどこにあったか?」「現代より科学が発展していたのか?」など未だにネット上や書籍で多く議論されている。

しかし大陸や文明については様々な情報を見かけるが、アトランティス人が具体的にどういう人種だったか?については、あまり見たことがない。

アトランティス人

※ルドルフ・シュタイナー(1900年)

そんな中で、ルドルフ・シュタイナーの『アカシャ年代記』には、アトランティス人の特徴について非常に具体的な記述が残されている。ここではその一部をご紹介したい。

「アカシャ年代記」とは、現代の考古学や古生物学、地質学といった外的・物質的な証拠だけを基に構築された歴史とは異なり、シュタイナーのいう“霊的認識能力”を高めた「秘技参入者(イニシエート)」のみがアクセスできるとされる、宇宙の根源的な記録である。

もちろん、こうした記述は学術的に検証されたものではなく、その真偽については判断が分かれる。

しかし本記事では、あくまで「シュタイナーの霊的ビジョンに基づく一つの見解」として、彼の語るアトランティス像を紹介していくことにしたい。

アトランティス人は記憶力が異常に発達した人種だった

外見については、現在の人間とは大きな相違があるというだけで詳しい記述はないが、内面やその活動については詳しく記されている。

現代の我々の文化を生み出したのは、論理の力や計算の能力であるが、初期のアトランティス人にはこれが全く欠けていた。その代わり彼らは高度に発達した記憶力の持ち主であった。

たとえば我々が計算する時はかけ算九九のような規則や方程式で考えて答えを出すが、アトランティス人は同じ先例やよく似た先例を思い出して答えを得た。アトランティス人はなにかにつけて、これまではどうであったかを思い出した。現代人は概念によって考えるがアトランティス人はイメージで考える。

教育に関してもアトランティス人の子供は、人生の様々な経験内容を一連の形象を通して体験的に覚えさせられる。大人になった時はその体験内容を参考に物事を処理したという。

全く新しい事態に遭遇した場合のアトランティス人は何度でも試行錯誤を続け、その事態が解決した場合は、新しい記憶として引き継がれていくわけである。

このような生活様式だったため、アトランティス人は非常に長い期間に渡って似たような生活が何度も繰り返された.。常にどこかで「見たこと」があったような事柄だけが繰り返され、何事かが案出されることもなく、「思い出す」だけであった。

アトランティス人の科学

アトランティス人

我々現代人は、理論や思考によって物質に向かい合い科学的手法でエネルギーを操る。石炭や石油などを燃やして熱エネルギーを取り出し、それを電気に変えたり乗り物を動かすエネルギーに変えることができる。

アトランティス人は記憶力を発達させることによって別の諸能力が開花した。それは動物の生活能力によく似たもので、アトランティス人は生命力を操ることができた。それは植物の種子から発芽力を取り出し、これを技術に役立たせる手法である。

例えば穀物の種は非常に小さいが、大きな力が潜んでいる。種が発芽し、茎が育ち、大木にまで育つ種もある。大自然にはこれを目覚めさせる力があることは周知のことと思うが、アトランティス人はこの自然力に似た能力を持っていた。

現代人がたくさんの石油の火力を技術的に利用できるように、たくさんの穀物の生命力を集めてこれを技術的に応用することができた。

現代人が石油の力を他の推進力に変換できる装置を所有しているように、アトランティス人は植物の種子を「焚く」ことでそのエネルギーを変換できる装置を持っていた。

現代人からすると、まったく信じられない想像すら及ばない文明であるが、われわれは理論や思考力をベースにしてここまで発展してきたわけだから、そもそも最初からベクトルが違う文明なのである。

低空を飛行する乗り物に乗っていた

植物の種子を「焚く」ことによって取り出したエネルギーを使って、アトランティス人は地上から少し離れた低空を飛ぶ乗り物に乗っていた。その高度は山よりも低く、山を超える時は逆進装置を利用した。

SF映画でしか見ないような乗り物であるが、どういう形態であったかはわからないが低空を飛んでいたそうである。ただし今の時代にこの乗り物を持ってきても使い物にならない。

それは「当時の大気圏が現在よりもはるかに濃密で、水は現在に比べてはるかに希薄」だったからだそうである。

水が濃度を増した現在では、同じ方法で物を動かしたり移動することはもう不可能となった。

現代の自然科学にとっては説明がつけがたいことであるが、確かな事実であるとシュタイナーは言っている。

アトランティス人は体力を操れた

前述の生命力を操れる能力で、水を現代人とは全く違う方法で扱うことができ、全く違う方法で体力を自由に使用できたという。

アトランティス人は必要なときには自分の体力を増大させる手段さえ所有していた。

疲労や消耗について彼らは現代の人間とはまったく別様に把握していた。

思考回路から身体の作り、能力まで現代人とはまったく異なっており、そうした認識から始めないととても理解しにくいことであるが、記憶力が発達し生命や水を操るアトランティス人は、自然とともに生きていたようである。

アトランティス人の住居

アトランティス人はどういう特徴だったのか?【超古代文明】

※イメージ画像 出典: https://pin.it/htzl5txhjl5kfj

居住地は現在の庭園風景のようで、たくさんの枝を組み合わせた樹木の家に住んでいた。そのような自然の家に住みながら、自分自身も自然の一部と考えていたようである。社会感覚も現代とは大きく異なっていて、「家や財産は誰かの所有物ではなくみんなに共有のもの」という概念だったそうである。

みんな自然の中から生まれてきたわけだから、アトランティス人の考え方はとても理にかなっている。

アトランティス人の言葉は魔法のような力があった。

シュタイナーによれば、人類の言語が成立したのはアトランティス初期だそうである。アトランティス人の魂の力は現代人よりはるかに自然的で、その言葉はモノに名前を与える以外にも、事物や人間にたいして「効力」を持っていた。

その言葉にはそれが支持する対象そのもののもつ効力同様の何かが生み出された。従って当時の言葉には、病気を治癒し、植物を成長させ、凶暴な動物を鎮める力があったし、それ以外にも類似した諸効力があった。

まるで異世界ファンタジーの世界だが、現代人が未だに映画やゲームなどでファンタジーを好むのは、こういったはるか遠い記憶が元になっているのかもしれない。

とはいえ、こういった霊力の秘めた特定の音声をみだりに使用することは、良くないと考えられていたようである。こうした魔法の言葉は「聖なる言葉」と考えられており、乱用したら禍いを呼びかねないと思われていた。あくまで自然の一部であり、自身の力であるとは考えていなかったようだ。

アトランティス後期には力は失われた

前述してきた内容は、どれもアトランティスの初期〜中期くらいまでであり、後期になると記憶力よりも「思考力」が発達した人間が増えてきたという。

初期の頃はまだ自然に対して謙虚であり自然と調和して暮らしていたが、中期以降になると徐々に力を乱用する人間が増えてきて、「思考力」が少ない分、自制がきかず利己的で力を誇示する人間が増えてきた。権力を持つ人間が現れ、勢力をふるい、名誉欲がむき出しになり力の乱用が始まる。

勝手気ままな人間が増え文明に危機が訪れるなかで、そうした欲望を自制する「思考力」の備わった人間が増え始めた。

体験内容を「記憶」するだけではなく「比較」し考えることによって「思考力」が発達した新人種は、現代の我々のルーツであるという。

我々は「外部の自然力を操る力」は失われたが、「内部の思考を操る力」を得た。ということだ。

最後に

現代の常識や科学では考えられない記述であり、歴史学や考古学的検証のできないものだが、シュタイナーの思想は人智学という科学とも宗教とも全く異なる思想体系であるので、「普段とは違うものさし」として楽しんでいただけたら幸いである。

参考 : 『アカシャ年代記より』他
文 / 草の実堂編集部
関連記事:
謎のアトランティス大陸について調べてみた
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