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フィリピンの激安LEDライト付き使い捨てライターの魅力 【現地のコスパ良すぎるライター】

フィリピンの激安LEDライト付き使い捨てライターの魅力

画像 : 右からLEDライト付き使い捨てライター、LEDライトのプラスティックケース、LED部分を取り外した状態 ※著者撮影

フィリピンでは、近所のサリサリストアで「ライターをください」とだけ言うと、デフォルトで底部にLEDライトがついた使い捨てライターを手渡される。

価格はたったの10ペソ(日本円で25~6円)くらいである。ちなみにライトがついていないライターのほうがなぜか高い(笑

今回の記事では、サリサリストアについての詳細な説明は省略するが、サリサリストアというのは、個人経営の雑貨屋の総称で、フィリピンのほぼどこにでもある。興味がある人は「サリサリストアとは」というキーワードでネットを検索すると、多くの情報が見つかるだろう。

筆者がフィリピンに住み始めた最初の頃は、ダバオという都市に住んでいたために「なぜ使い捨てライターにLEDライトがついてるんだろう?」と不思議に思っていたが、実は都市部以外は今でも停電が多いのである。ちなみに現在筆者はミンダナオ島の地方都市に住んでいる。

とつぜん停電が起こり、あたり一面はまっ暗闇になる。そんなときにライターの存在をすぐに思い出す。

ライターの底部についているLEDライトはことのほか明るく、数メートル程度先ならはっきりと見ることができるのだ。

フィリピンの激安LEDライト付き使い捨てライターの魅力

画像 : LEDライトを点灯した状態 ※著者撮影

近年は安価なソーラーパネルが少しずつ普及してきており、停電時には日中に蓄えた電力を利用して明かりを灯すこともできるが、まだ一般的ではない。

そのため、停電が発生した直後から、ライトを搭載したスマートフォンやろうそくなどで明かりを確保するまでの間、もしくは停電が終わるまでの間、このライターのLEDライトが活躍するわけである。

ライターは他のことでも活躍する。地方都市ではプロパンガスも利用できるが、現在でも多くの家庭では薪と炭で調理を行うことが多いため、喫煙をしない人でもライターを持っている人は少なくない。

余談だが、暑いフィリピンでは調理の熱や匂いを屋内に籠らせない、食べ物の在処をすぐに嗅ぎつけて集まるアリから防ぐなどの理由から、屋外キッチンはいまだに一般的なのである。

アリは本当に厄介で、筆者も自室では食べ物を置かない、食べないようにしている。

さて、そんな便利なLED付きライターだが、今回はLEDライト部分に焦点を当ててみることにする。

ライト部分は取り外しができる。

フィリピンの激安LEDライト付き使い捨てライターの魅力

画像 : LEDライトが搭載されている底面部 ※著者撮影

最近のLEDライト付き使い捨てライターは、ライト部分を取り外すことができるようになっていることが多い。

取り外し方は簡単で、写真にあるようにライター底部の小さな+穴ネジを外すだけ。

注意点としては、ライト部分と本体が固定されて取り外しが困難なライターもあるので、購入時にチェックしよう。

使用される電池は1.5Vのアルカリボタン電池「LR41」

フィリピンの激安LEDライト付き使い捨てライターの魅力

画像 : とりはずしたLEDライト部分と電池 ※著者撮影

LEDライト付きライターには、1.5Vのアルカリボタン電池「LR41」が3つも使用されている。

筆者が調べたところでは、このタイプのアルカリボタン電池は、日本では10個単位で250円〜450円で売られていることがわかった。

つまり約10ペソ(2023年6月18日時点で25円)のライターに、1個が約30円する電池が3つも使われているのである。

驚異的なコスパだ(笑!

簡易携帯ライトを作ってみよう

使い捨てライターだが、そのまま捨ててしまってはもったいなさすぎるので、筆者はライト部分をライター本体から取り外して、首からかけられる携帯ライトとして使用している。

その手順を紹介しよう。

・ライター本体の底部にライトを固定するためのネジがあるので取り外す。小さな+穴なので、精密ドライバーが必要。右隣にあるボタンみたいなものはガス抜き用である。
・首からかけられるように、ひも(今回はあまっていた細めの毛糸)を穴に通して結ぶ。
・取り外したライト部分の電池が若干ぐらつくので、気になるようであればテープか、グルーガンで樹脂を溶かして固めてしまおう。

これで完成!所要時間はたぶん10分くらいで、費用はほぼゼロ。

取り外したライト部分の大きさは、小指の第一関節くらいと小さく、なくしやすいため、筆者は首から吊るしている。
使い方としては、手で普通に使用する以外に、口に加えて使用するのも便利だ。
このような使い方ができるのは、電源スイッチにロック機構があるので、点灯状態を保つことができるためである。

フィリピンに滞在中の方はぜひ試してもらいたい。

LEDライトまたは乾電池のみを集める

LEDライトは、電池が3個入る電池ボックスにLEDがハンダで直付されているだけの構造なので、LED+電池ボックスを集めることも、電池だけ集めて電池を入れ替えることもできて、とてもエコだ。

LEDは寿命が長いので、電池を取り替えるだけで十分な明るさを得られる。
明るさは測っていないので、何ルクスあるのかわからないが、数メートル先がしっかり見える。

使用済みのライターからボタン電池を取り外して、(人からもらったりして)回収すると、たくさんのボタン電池を集められる。

注意点

このLEDライト付き使い捨てライターを購入する際の注意点だが、フィリピンのサリサリストアなどで売っているライターは、品質の個体差が大きいので、購入前に火の付き方、LEDライトの明るさなどをチェックしたほうが良いだろう。

またコンビニエンスストアやモールでは売っていないことも多いので、サリサリストアで買うことをお勧めする。

ライト部分とライター本体が固定されて取り外しが困難なライターもあるので、底にネジがあることを確認しよう。

最後に

フィリピンのサリサリストアなどで売っている、LEDライト付き使い捨てライターを購入しておくと、突然の停電や薄暗い場所を移動する際に便利である。

ライターの底部には白色LEDと1.5Vのアルカリボタン電池「LR41」が3つ搭載されていて、コストパホーマンスが非常に良い。

ライト部分はネジを緩めることでライター本体から切り離すことができるので、ライト部分だけを集めて保管しておくことも可能。

フィリピンでの生活にはライトが必須です、安く調達しましょう!

 

lolonao

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フィリピン在住の50代IoTエンジニア&ライター。
antiX Linuxを愛用中。頻繁に起こる日常のトラブルに奮闘中。二女の父だがフィリピン人妻とは別居中。趣味はプチDIYとAIや暗号資産、マイクロコントローラを含むIT業界ワッチング。

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