NASA(アメリカ航空宇宙局)は2022年6月、2004年以来発見されたUFO(未確認飛行物体)やUAP(未確認航空現象)を調査するための科学的専門研究チームを結成した。
このチームは、宇宙物理学者でアメリカのサイモンズ財団会長を務めるデビッド・スパーゲル氏が創設し、アメリカ海軍の戦闘機パイロットでありNASAの宇宙飛行士でもあったスコット・ケリー氏のほか、宇宙生物学、データサイエンス、海洋学、遺伝学、政策、惑星科学などの専門家16人で構成されている。
調査は2022年10月に開始され、9カ月に及ぶ研究後、2023年5月31日に最終検討会が実施された。7月末には、その報告書が公表される予定だ。
NASAがオフィシャルな形でUFOやUAP(未確認航空現象)を研究調査されるようになったことで、改めて世界中でUFOの解明をはじめ宇宙人の存在や、存在するとしたら地球に飛来するその意味と目的が注目されている。
「UFOは未来のタイムトラベラー説」を唱える英国宇宙飛行士ティム・ピーク
なかでも、アメリカ海軍のパイロットが録画したUFOは、「現代科学の技術では不可能な速度と機動を行っている」と軍事専門家や科学者たちを困惑させ、アメリカ議会の公聴会が開かれるまでになった。
この目撃情報に対して、2016年にイギリス人として初めて国際宇宙ステーションから出て船外活動、つまり宇宙遊泳を体験している元宇宙飛行士、ティム・ピーク氏の発言は世界中を驚かせた。
「UFOの奇怪な現象を引き起こした技術は、現在、地球上に住んでいる人間によって作られたとは考え難い。
現代科学では存在しない技術が使われている。
彼らは異星文明から送られたものか、タイムトラベルが開発された未来から戻ってきた人類のどちらかである可能性がある。」
さらに、ティム・ピーク氏はイギリスの朝の情報番組『グッドモーニング・ブリテン』に対し、
「アメリカ海軍のパイロットが録画したUAP(未確認航空現象)は、国家や非国家組織の仕業ではないと確信している。
アメリカ政府がこの情報を公表し、議会で公聴会が開かれたのは興味深いことだ。
質問に対する答えは多くなかったが、それはこの現象の核心だからだ。
まだほとんど解明されていない、ということだ」
と語っている。
そして、
「パイロットが将来、タイムトラベルを開発する可能性について話しているという話を聞いた。
それはつまり、UFOが未来から戻ってきたものである可能性があるということだ。
さまざまな理論や議論が飛び交っているが、最終的にはまだわからない。」
ともティム・ピーク氏は話している。
NASAのUFO調査の目的は複数
NASAの広報局は、
「目撃情報の科学的理解を進めるために、調査チームが入手可能なすべてのデータを調査する。
目撃情報が『地球外起源』であるという証拠はないが、大気中の未確認現象は『国家安全保障と航空安全』の両方にとって興味深いものである。
どの現象が自然現象であるかを確立することは、そのような現象を特定または軽減するための重要な第一歩となる。
これは航空機の安全性を確保するというNASAの目標のひとつと一致している。」
と発表している。
NASAは、UFOやUAPの科学的調査を行うことで国家安全保障と航空安全という、アメリカや地球にとって非常に現実的な安全も同時に叶えようとしているということだ。
UFO解明や宇宙人存在の真偽の調査や解明はまだ始まったばかりだが、国際宇宙ステーションで船外活動を体験している元宇宙飛行士によって、UFOには宇宙人が乗船しているという常識的仮説に加えて、「UFOは未来の人類のタイムトラベラー説」が唱えられたことは、科学者や専門家たちに新たな課題が投げかけられたことを意味している。
参考 : DAILY STAR
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そんな人が大していないって時点で過去に行くのは無理だとわかる。