日本代表キャプテン・遠藤航のリヴァプール移籍決定!
18日の夜、イングランドから嬉しいニュースが届きました。
日本代表の主将でもある、遠藤航(30)のリヴァプールへの移籍が発表されました。
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ドイツ・シュツットガルトのキャプテンを務めていた遠藤ですが、リヴァプールからオファーが届いたのが、ブンデスリーガ開幕を直前に控えていた15日。シュツットガルトの許可を得た上で、リヴァプールが用意したプライベートジェットでリヴァプールへ移動。17日のメディカルチェックを通過し、正式な契約に至りました。
リヴァプールは今オフシーズン、イングランド代表ジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョがサウジアラビアへ移籍。元イングランド代表のジェイムズ・ミルナーも契約満了に伴ってブライトンに移籍するなど、中盤の守備的ポジションが一気に手薄になっていました。
以前の記事でもお伝えしましたが、リヴァプールは当初、ブライトンのモイセス・カイセドをターゲットにしていました。しかしドタバタ劇の末、チェルシーに奪われてしまいます。
そのためベルギー代表のロメオ・ラヴィア(サウサンプトン)に変更しましたが、またしてもチェルシーとの争奪戦に敗れてしまいます。
そこで遠藤に白羽の矢が立ったのです。
ボーナスを含む移籍金は2500万ユーロ(約39億4000万円)で、2027年6月までの4年契約と報じられています。
30歳を超える選手が長期契約を結ぶこと、また破格の移籍金であることから、一部のサッカーファンの間では「パニックバイ」ではないかとの指摘があります。
「パニックバイ」とは、移籍市場の終了間際や急な選手の怪我、予期せぬ状況に対応するために、クラブが慌てて選手を獲得する行為を意味します。このような獲得は、十分なリサーチや計画がないことが多く、結果として高額な移籍金を支払ったり、期待したパフォーマンスを得られないリスクがあります。
またリヴァプールファンのなかには、遠藤について知らない人も多く、獲得に懐疑的な声があることも事実です。
しかし日本代表における遠藤の無双ぶりを見れば、遠藤の成功はほぼ間違いないでしょう。
高いフィジカルが要求されるリヴァプールの戦術ですが、屈強なドイツ人を吹き飛ばしてきた遠藤です。リヴァプール監督のユルゲン・クロップの要求を確実に満たすことができるはずです。
クロップ監督と日本人の不思議な関係
現在リヴァプールの監督を務めるクロップ監督は、これまでに3回のリーグ優勝を果たしています。そのうち2回は、日本人選手が新たに加入したシーズンにタイトルを獲得しています。
1. ドルトムント時代の香川真司(2回)
クロップ監督がドイツ1部リーグのボルシア・ドルトムントの監督を務めていたとき、香川真司が加入した2010-2011年シーズンと2011-2012年シーズンに、ドルトムントはブンデスリーガを2季連続で優勝しています。
2. リヴァプール時代の南野拓実
クロップ監督がイングランドのリバプールの監督を務めたとき、南野拓実が加入した2019-2020年シーズンに、リヴァプールはプレミアリーグのタイトルを30年ぶりに獲得しました。
この事例から、クロップ監督が指揮を執るチームに日本人選手が新たに加入すると、そのシーズンにリーグ優勝を果たすというジンクスが生まれています。
もしかすると、今シーズンのプレミアリーグ優勝はリヴァプールかもしれません。
リーグ戦・第2節を迎える三笘のブライトン
8月19日(土)23:00から、ブライトンはプレミアリーグ第2節を迎えます。相手は「ウルブス」の愛称で知られる、ウォルバーハンプトンです。
先発メンバーに関しては、前節のルートンタウン戦と大きく変わらないと思います。
GK スティール
DFは(右から)ミルナー、ファン・ヘッケ、ダンク、エストゥピニャンの4バック。
MFは(右から)ソリー・マーチ、グロス、ダフード、三笘になるでしょう。
FWはウェルベック、ジョアン・ペドロの2トップになり、試合の流れを受けて、ウェルベックが中盤にも降りてくる形になると思います。
昨シーズン、三笘がプレミアリーグ初得点を決めた試合相手がウォルバーハンプトンになります。
相性の良いクラブになるため、三笘の今シーズン初得点を期待したいところです。
今季ブライトンに加入した、鉄人・ミルナー
前節右サイドバックで先発し、ブライトンの勝利に貢献したジェームズ・ミルナー。
ピッチを縦横無尽に動き回る姿からは、今年37歳になるベテランとは思えません。
今季リヴァプールから移籍してきたミルナーは、かねてから「選手の模範」として高い評価を受けてきました。体調管理や食事、生活習慣に細心の注意を払い、自宅に帰ったあともヨガの習慣を欠かさないというストイックさです。
ミルナーが見せるプロフェッショナルな姿勢は、若手が多いブライトンの選手たちにとって大きな刺激になることは間違いないでしょう。
先日の8月6日、プレミアリーグの開幕がせまるなか、ホームのアメックス・スタジアムでプレシーズンマッチが行われました。
この試合では、19歳のフリオ・エンシソが相手選手から挑発を受け、3人に囲まれる場面が発生しました。このときエンシソは感情を露わにして、相手に反撃しようとしましたが、ミルナーはすかさず仲裁に入っています。
エンシソには「お前はあっちに行ってろ」と指示し、すぐに事態を収拾しました。そのあとミルナーはエンシソのもとへ歩み寄っています。「冷静になれ」とアドバイスを与えたのでしょう。
このエピソードから、早くもミルナーがピッチ上でリーダーシップを発揮していることが伺えます。
若手とベテランが上手く融合している、今シーズンのブライトン。
第2節は8月19日(土)の23:00、相手はウォルバーハンプトンです。
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