「フラガール」という映画を覚えていらっしゃいますか?
「フラガール」の映画の舞台となった「ハワイアンズ」に、株主優待を利用して訪れてみました。
元々は炭鉱の町「福島県いわき市」の町おこし・東日本大震災からの復興・太平洋・島サミットにも一躍かった「ハワイアンズ」についてご紹介します。
目次
福島県いわき市とテーマパーク「ハワイアンズ」の歴史
福島県いわき市の地域の主要産業は「炭鉱業」でした。
時代と共に衰退し、寂しい街になりかけた時に、雇用創出といった観点でも街にプラスとなったのが「ハワイアンズ」だったのです。涙ぐましい努力の結果成功したわけですが、映画「フラガール」にもその様子は絵が描かれています。
当時、日本人が行ってみたい外国No.1だった「ハワイ」に着目し、かつ「常磐湯本の温泉水」を利用したテーマパークという発想は、斬新だったといえますね。
その後は、「東日本大震災震災(原発事故の被害)」「コロナ」という危機も訪れましたが、企業存続と地域経済の疲弊という危機を乗り越えてきた「ハワイアンズ」。
「ピンチをチャンスと捉える」という発想の転換により、V字回復を果たし、地域社会との一体化という点でもいわきの街に貢献しています。
なお、ハワイアンズ内の「フラ・ミュージアム」にてその歴史は語り継がれています。
「炭鉱から観光、そして復興へ」ということで、歴史好きな方は必見のスポットといえます。
ハワイアンズは「第7・8回 太平洋・島サミット」開催場所に!
親日的な太平洋の島国は日本のとても重要なパートナーです。
1997年から3年に一度、日本に太平洋の島国の首脳を招きサミットを開催しています。第7・8回(2015・2018年)の会場は東日本大震災の復興の様子を各国首脳にみていただくために「ハワイアンズ」を会場とし開催されたとのことです。「福島いわきから太平洋への誓い共に創る豊かな未来」がキャッチコピーとなりました。ホテル内やハワイアンズのプールサイドに、当時のことが書かれたパネルも展示されています。
ちなみに、「島国ならではの課題」の例として、下記をテーマに話し合いが行われました。
① 国土が狭く分散している
② 豊富な漁獲高。しかし国際市場から距離的に離れている=輸送コスト高
③ 自然災害や気候変動などの環境問題
(海水面が上昇し水没の危機に直面している国も…)
ハワイアンズは天皇・皇后両陛下のご宿泊所にも!
モリノスタワーには上記の平成30年の「天皇・皇后両陛下御来訪」の展示もありました。
やはり福島の中でも、ハワイアンズは特別な場所といえますね。
ハワイアンズを運営している「常磐興産」の株主優待情報
遊びきれない温泉大陸、一年通して常夏の楽園であるテーマパーク、関東からのバスによる送迎あり、直結のホテルが複数ありのハワイアンズを運営しているのは「常磐興産」という会社です。
我が家は今回が3回目の株主優待利用での訪問でした、お得感ありの株主優待で気に入っています。
オフシーズンである4月の利用、通常は夕食・朝食付き宿泊、プール・バスで家族4人で11万円かかるところ、株主優待利用で6万円ほどですみました。
一番新しい「モノリスタワー」での土曜宿泊ということでこのお値段ではありましたが、隣接の他の施設を選択・平日宿泊ですと3~4万円での宿泊も可能です。
温泉の歴史を知る手掛かりにも!
ハワイアンズ内にはプールだけではなく「温泉」もあります。
「与市」という温浴施設で、そこには日本のお風呂に関する歴史の展示などもされています。
歴史好き・スパ好きな方でしたら一見の価値があるといえます。
バス利用の際は2回のサービスエリアでの休憩も!
東京からですと片道3時間のバスの旅となるため、2回の休憩もあります。茨城のサービスエリアということで、写真のような光景も!
昨年は「G7関係閣僚会合」の警戒活動・交通規制チラシなどがありました。栃木・茨城・群馬にて開かれた為、ドライバーへの周知ということでおかれていたものですね。
「ハイウェイウォーカー」などの冊子も置かれています。東日本大震災の影響で「帰還困難区域」がいまだに赤く表示されているのを目にした時は、心がいたみました。
「いわき震災伝承みらい館」のパンフレットなども設置されています。
おわりに
今回は社会科的な観点でみた「ハワイアンズ」ということで、歴史面も含めてご紹介しました。
普段のお仕事のストレス解消・癒しの場として活用されてみてはいかがでしょうか?
親子のおでかけスポットとしてもおすすめです。
参考HP ハワイアンズ
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