餃子はすっかり日本に定着している中華料理。今や日本料理の1ジャンルといっても過言ではないですね。
横浜、神戸、長崎などの中華街はもとより最近では東京の池袋なども新チャイナタウンとなってきました。
戦後、いわゆる“町中華”といわれる店が我々の外食をささえてきました。いまでは本格的な店もふえ、スーパーなどでも手軽にできる中華料理の素も百花繚乱というところ、家庭でも簡単に中華料理がメニューになることもめずらしくありません。
日本人の好きなメニューとしてベスト3には必ず上がるラーメンなどは中国に存在せず、逆に日本のチェーンなどが中国に進出し大成功を収めているそうです。しかし、日本に滞在する中国人の方にとって、やはり日本風にアレンジされた中華料理はあまり口に合わないみたいです。
目次
餃子の歴史
餃子の起源は諸説ありますが、紀元前3000年ころに小麦の皮に具を包んだものがメソポタミア文明の遺跡から発見されています。その後、紀元前600年ころの中国の遺跡からやはり餃子らしき物が発見されていることから、起源はメソポタミアでその後、シルクロードを伝わって、中国で発展したというのが有力です。
そんな中、日本では戦後に満州から帰還した日本兵が中国で食べていた餃子を再現したのが、その始まりと言われています。中国では水餃子が主流で、残ったものを焼いて食べるというのはよく知られています。日本では生の餃子を焼く現在のスタイルが発展しました。
餃子ライスに中国人はびっくり
中国は水餃子が主流で、日本は焼き餃子がメイン、ということは先ほどものべました。
しかし最近では、在日の中国人も、観光旅行で訪れた人なども、好んでこの“日式餃子”を食べ、人気が高まっているそうです。しかし彼らにっとって驚きなのは“餃子定食”いわゆる“餃子ライス”なのだそうです。
「どうして餃子とライスが一緒?」「なんでこんな食べ方をするの?」などなど。
中国では餃子(水餃子)は主食扱いで、主食と主食が被るのに違和感があるのでしょう。日本の食文化は、ごはんと“おかず”というの大原則。ラーメンライスや、関西方面ではうどんやお好み焼きにごはんなんていうのもアリアリですからね(笑)。
そういえば、ごはんにおそばというのはあまりないような。あッ、そばにかつ丼や天丼などのセットはあたりまえか。。いずれにしても、餃子ライスは日本で独自に発達した食べ方のようです。
東京のおすすめ餃子ライス
ライス以外の組み合わせもあります 汗
下北沢 王将餃子
下北沢駅から茶沢道り方面に徒歩3分。途中のビルに巨大なキングコング?と少女のオブジェが。餃子ライス ¥378(税込み・当時)でしたか。。涙
不動前 味一
JR目黒駅からも東急不動前駅からも徒歩8分くらいかかる小さないわゆる“町中華”です。
ところが、このお店、知る人ぞ知る“タンメン”の人気店なんです。チャーハンと餃子もおいしく、ランチにはこの3品を中心としたセットメニューも充実しています。
神田 餃子屋
三田線神保町から徒歩3分の路地裏にあります、ここの一番人気はなんといっても「黒豚餃子」。ライス・スープ付きの定食で810円。ジャンボサイズのものが6個もあり、うれしくなります。焼き目が香ばしくてかみしめると肉汁が溢れでてきます。
代官山 大阪王将
代官山に「王将」がある?最初はホントかなと思いました。しかし東急代官山駅近く、間違いなくありました。「大阪王将」でしたけどね 汗。もともとは同じ会社だったみたいです。ちょっとオシャレなお店で、その時注文したのはボリューミーなチャーハン、もちろん餃子もおいしくいただきました。
目黒 鎮海楼
JR目黒駅東口から徒歩2分、狭い路地にひっそりとあります。一般的な“町中華”よりちょっとグレード高め。特徴はなんといっても海老餃子。焼き、蒸し、水、揚げの4種類があります。あとは黒酢の酢豚が人気です。今はランチはお休みしてるみたいです。
恵比寿 大豊記 弐號房
都内各地にありますが、“恵比寿餃子”発祥の店として、恵比寿には本店とこちらの弐號房(二号店?)があります。各種定食も充実していますが,餃子は大きくて皮が薄いので、具
のゴロっとしたたっぷり感がありおいしかったです。
渋谷 兆楽
渋谷にはセンター街に本店もあります。メニューの種類も半端なく、従業員さんはほとんど中国人。そのやり取りが楽しく、料理も本場で食べているような気になっていしまいます。朝.7時から営業しており、朝食メニューもある渋谷でも貴重はお店です。
原宿 立吉餃子
地下鉄表参道駅から徒歩3分、青山通りからちょっと入った路地裏にあります。“たちきちぎょうざ”と読みます。タイル張りのカウンターが目を引くおしゃれな“餃子バル”です。女性にも人気でワインと“熟成肉”を使った餃子のコラボが楽しめます。
代々木 曽さんの店
JR代々木駅徒歩1分にある台湾料理のお店です。餃子は小判のような独特の形をしており、
皮がもちもちしていて食べ応えがあります。あと台湾の一品料理が充実していて、値段も安く、それをおつまみに飲むのもいいですね。
新宿 福包
地下鉄新宿御苑駅から徒歩1分、新宿通り沿いにあります。こちらのおすすめはランチ定食¥590円(当時)。餃子二人前(焼き餃子と水餃子の両方も選べます)にごはんとスープがついてのこの価格はコスパ抜群です。行列にめげず挑戦してみる価値はあります。
御徒町 羊香味坊
“ヤンシャンアジボウ”と読みます。御徒町にあるラム肉専門店で、“孤独のグルメ”でも紹介されました。日本人は羊肉の料理となると、ジンギスカンしかなじみがありませんが、世界で一番食べられている肉は羊肉なのです。ラム肉入り焼き餃子も肉汁たっぷりでインパクト大でした。
巣鴨 ファイト餃子
JR巣鴨駅からは10分くらい歩きます。とげぬき地蔵よりだいぶ先ですね。丸っこい形態は、川越で有名な“ホワイト餃子”そっくり、御主人?の修行先だったみたいです。厚めの皮はこんがりと焼けて香ばしく、もっちりとしていますが、全体の味はあっさりしています。
おまけ
芸能界でもっとも美味い餃子をつくるというタモリさん。タモリ倶楽部での餃子の王様ことパラダイス山元さんとの餃子対決は今でも名作として語り継がれております。
お店、メニュー、価格は変更していることがありますので
その際はご了承ください。
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