地方に行くと、とっても便利な「道の駅」
都内で暮らしていてあまり出ない方には馴染みは少ないかもしれないが、地方在住の方にはとても馴染みのある施設である。
まるで高速道路のパーキングエリアのように、普通の道で一休みできる施設でありドライバーやライダーにとってのオアシスである。
それぞれの地元の野菜やお土産が売っていたり、飲食店やトイレも充実していて、色々な県の道の駅に行くのが趣味という人もいる。
ちなみに道の駅は、24時間利用可能な一定数の駐車スペース、トイレ、24時間利用可能な電話、情報提供施設を備えた施設であることが登録の条件となっている。
道の駅の歴史
道の駅は1990年1月に広島市で行われた「中国・地域づくり交流会」の会合にて「鉄道に駅があるように道路にも駅があってもいいのではないか?」という提案から構想が始まった。
そして1991年、山口と岐阜、栃木県の計12か所において実験的に始まったのである。
そして93年に全国103箇所の道の駅が正式登録された。
山口県阿武町の「道の駅阿武町」と岐阜県中津川市の「道の駅花街道付知」の2か所が道の駅発祥の地とされているが、1988年の新潟県豊栄市の道の駅が最初とする説もある。
こうして全国の都道府県に広がり始めた「道の駅」だが、一番最後までなかった都道府県はどこであろうか?
それは東京都である。
2007年に「八王子滝山」が設置され、東京都で初の道の駅となった。そして現在でも東京都の道の駅はここ一つである。
やはり建物が密集して敷地が少なく、コンビニの駐車場スペースを取ることも困難な東京都では、道の駅の普及は難しいようである。
2022年現在、道の駅は1,194箇所となっている。
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