最近はあらゆる場面で耳にするようになってきたAI(人工知能)ですが、中国やアメリカが先進国であるということは結構有名ですね。
ネットの記事などを見ていると、日本は現在は技術者の不足などからAIの発展に遅れを取っているようですが、数年前までは先進国として海外でも注目されていました。
早いか遅いかは別として、やはり日本のものや技術が世界で活躍するのを見るのは、日本人として誇らしい気持ちになります。
発展は遅くても、日本のAIロボットが注目されていることは海外の記事を読んでいると事実のようです。
実際にこれから世界に普及するかもしれない、日本のAIロボットをチェックしていきましょう。
ロボットに代替されると予想される仕事
実際のAIロボットを見ていく前に、今後ロボットに代替可能な仕事を見ていきます。
野村総研研究所がイギリスの研究者と共同研究して発表した2015年の論文によると、10〜20年後には日本の職業の約半分に当たる49%がロボットに代替できてしまうそうです。
代替される可能性が高い職種として、一般事務やレジ、警備員、銀行窓口やその他の受付、バスやタクシーの運転手などのシンプルな作業の仕事が置き換えられると予想されています。逆に、デザイナー・美容師などのクリエイティブ系の仕事や、人間との高度な意思疎通が必要なコンサルタント、医師などの仕事は置き換えられないとの予想です。
海外でも同様にAIの発達によって仕事の需要は変わっていくという見解で、企業のテレマーケティングや郵便局やウーバーイーツのような配達の単純作業の他、マーケティングや銀行・日本からもプレイ可能なオンラインカジノでのアンチマネーロンダリングの仕事などもAIの方が的確にミスなくできるので、代替できるとの見方もあるようです。
日本のAIロボット
海外の記事で注目されていた、日本企業が手掛けた海外でも活躍できそうなAIロボットを実際にチェックしていきたいと思います。
お料理ロボット
東京拠点のコネクテッドロボティクス株式会社が開発しているのは調理ロボット。
現在までにたこ焼きやソフトクリーム、蕎麦などを作るロボットから人間との共同調理をするロボット、食器を洗うロボットまで、飲食店の調理場で活躍するロボットが開発されています。
企業自体は飲食業界の人手不足の解決と世界的な日本食の広がりをサポートするために、この調理ロボットの開発に日々力を注いでいるとのこと。実際に人間が作った味と変わらずに業務を確実に遂行するため、日本でも徐々に採用が進んでいるようですが、今後世界の日本食のお店などでも見らることがあるかもしれませんね。
お掃除&お片付けロボット
家庭用お掃除ロボットの代表格と言えばルンバですが、もう少し大きい規模のお片付けロボットとして株式会社Preferred Networksという企業の、お片付けロボットの需要も今後高まっていくかもしれません。
この企業は産業用ロボットなどの大きめの規模の技術開発にも取り組んでいますが、ロボットが身近なところで活躍する社会を実現するため、パーソナルロボットの研究開発も行っています。
全自動お片付けロボットは、トヨタ自動車のHSR(Human Support Robot)を利用し、最先端の真相学習技術を応用したロボット。物を掴んで置いたり、動作の計画や人の指示に対応して動くことが可能です。
アメリカで活躍する片付けコンサルタントのこんまりさんの影響もあり、日本のお片付け技術が世界にロボットとして浸透される日も近いかもしれません。
パーソナルアシスタントロボット
大阪を拠点とする企業のPLEN Robotics株式会社が開発したロボットは、持ち運び可能な小さなパーソナルアシスタントロボット、PLEN Cube。顔パスを可能にする技術で、店舗や施設などで業務効率化や顧客データの管理が期待できるロボットです。
顔認証で入退館をスムーズにしたり、顔認証でクレジット・QRコードでの決済や音声認識でオーダーの対応ができます。データ管理も自動で行ってくれるので、いちいち帳簿などに記入するなどの手間もなくなります。
海外でも、特に入退館のシステムは老人介護施設や保育園などでも使えそうですし、もちろん支払いはレストランやカフェでも利用できますよね。多言語対応しているのかどうかが気になるところですが、小さくて利用しやすそうなので海外でも人気が出そうです。
最後に
海外でも注目の日本のAIロボットをご紹介しました。
上記3つの他にも、自動でパッキングをする工場などで役立ちそうなロボットや自動運転技術を搭載した車、認知症を防ぐために会話ができるぬいぐるみロボットなどもありました。
日本のAIロボットは実用性が高いものが多いので、今後海外での導入も見られることがあるかもしれませんね。
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