「自由の女神」と言えばニューヨーク。「ニューヨーク」といえば自由の女神、と誰もが連想してしまうくらい、自由の女神はニューヨークにあるというイメージが強い。
しかし「自由の女神」のある場所は、正確にはニューヨークではないのである。
リバティ島
「自由の女神」像は、アメリカ合衆国のアッパー・ニューヨーク湾にある島である「リバティ島」に立っている。
「リバティ島」は観光地としても人気で、ニューヨーク市マンハッタン島南端の「バッテリーパーク」から、スタチュークルーズのフェリーでのアクセスが基本となっている。
地理的にも交通的にも、イメージ通りニューヨークにあると言っても過言ではないのだが、実は管轄が違うのである。
「リバティ島」は、実は以前も隣のニュージャージー州に属しており、現在は連邦政府の直轄地となっていて国立公園局が管理を担当しているのだ。※国立公園局とは内務省の下部組織でありアメリカ合衆国連邦政府の政府機関の一つ。
「リバティ島」が連邦政府の直轄地となったのは理由がある。
2001年の9.11(アメリカ同時多発テロ)事件をきっかけに「自由の女神像もテロの対象」という噂がたびたび流れるようになり、警備上の理由から連邦政府の直轄地となったのである。
リバティ島への上陸はテロ以降禁止されたが、2004年7月から訪問は再開されている。
しかし、現在もアメリカ沿岸警備隊に24時間態勢で監視されており、厳重な警備下にあるのである。
参考文献 : 地理の話大全
自由の女神像のオリジナルはぱりですよね。