青春18きっぷ とは?
(出典URL http://www.ashinari.com/2010/11/10-341935.php)
夏休みや冬休みなど、長期休暇が取れる時期に旅行することを思いつく方も多いのではないだろうか。都会の喧騒を離れ、ローカル線の走るのんびりした場所で時間を過ごすことにあこがれる人もいるだろう。そんな人におすすめなのが、青春18きっぷだ。
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「青春18きっぷ」と聞くと、若い人や学生向けの切符だと思われがちだが、購入や使用に年齢制限はなく、期間内であれば誰でも使うことができる。また、普通列車(もしくは快速列車)であれば、乗り降りや途中下車、往復での利用なども自由にできるので、旅行の際には非常にコストパフォーマンスが高い点も魅力だ。
値段は5枚綴りで大人・子ども同額の11,850円で、1枚当たりの値段は2370円になる。これは、JR東日本が発売する休日おでかけパス(2670円)よりもお得な価格だ。つまり、都内周辺に限定して1日お出かけする際にも、充分に使えるパスであると言って過言ではない。
青春18きっぷ の利用条件は?
(出典URL http://www.ashinari.com/2010/06/23-338129.php)
では、そんな青春18きっぷの利用条件はどのようになっているのだろうか。お得な切符の場合、ターゲットとなるお客様に限定して販売するというのが鉄則だ。青春18きっぷの場合、「できるだけ移動にかかる経費を安くしたい」という目的の人を目当てに販売している側面がある。
そのため、青春18きっぷを使って新幹線を含む特急列車に乗ることは特急券を購入しても原則的に不可となっている。また、普通列車(または快速列車)であっても指定席のグリーン車の車両も指定席グリーン券を購入しても乗ることはできない。これらに乗ることは、移動経費が高くなり、切符販売の目的にそぐわないことになる。
また、青春18きっぷは基本的に学校が長期休暇にあたる期間にのみ利用が可能である。販売は利用期間開始の10日前(夏は20日前)から、利用期間終了の10日前までである。
利用は、1人で5日分利用することも、5人で1日分ずつ利用することも可能である。なお、切符は5回分が一つの切符になっているので、複数人で使用する場合は旅行の行程を合わせておく必要がある。
青春18きっぷ の上手な利用方法
購入方法
(出典URL http://www.ashinari.com/2009/11/30-031717.php)
青春18きっぷの購入は、JR各社の「みどりの窓口」の他、自動券売機でも購入できるものがある。自動券売機では切符をスピーディに購入することができるので、窓口で買う前に券売機で買えるか確かめてみるのもよいだろう。
もし、近くにJRの駅がない場合はどのように購入すればいいのだろうか。実は青春18きっぷは窓口で購入を希望した場合、切符の予約端末を通して発行されている。つまり、切符の予約端末があれば旅行代理店でも購入することが可能になる。
よって、JRの駅が遠い場合は、近くの旅行代理店に相談してみるのも手だろう。
普通列車の指定席またはグリーン車の乗車方法
(出典URL http://www.ashinari.com/2008/07/25-005655.php)
上記の利用方法で、「指定席のグリーン車には指定席グリーン券を購入しても乗車できない」としたが、普通列車(または快速列車)の「普通車指定席」または「自由席グリーン車」であれば、それぞれ指定券もしくはグリーン券を購入すれば乗車できる。意外と複雑な部分でもあるが、乗車できないのは「指定席グリーン券」の場合だけであり、「指定席券」もしくは「グリーン券」のいずれかのみの場合は乗車可能になる点は大きなポイントになる。
例えば、東海道線を走る「湘南ライナー」の場合、乗車には指定席券に相当する「ライナー券」もしくは「自由席グリーン券」が必要だが、青春18きっぷでも、いずれかの券を別購入すれば「湘南ライナー」への乗車は可能になる。一方、中央線を走る「中央ライナー」のグリーン車は「指定席グリーン券」が必要であるため、青春18きっぷを使っての乗車はできない。
特急車両への乗車
(出典URL http://www.ashinari.com/2007/03/10-001142.php)
意外と見落とされているポイントとして「必ずしも特急車両に乗車できないとは限らない」という点である。青春18きっぷで特急車両に乗れれば、快適な移動への手助けになる場合もある。では、主にどういったケースで特急車両に乗ることができるのだろうか。
特例区間
青春18きっぷでは、特急列車に乗車することは原則としてできないが、奥羽本線「青森~新青森」間、石勝線「新得~新夕張」間、宮崎空港線「宮崎~宮崎空港」間のそれぞれの区間内のみを利用する場合は、自由席に限り乗車することも可能だ。また、これらの区間内のみの利用では特急券を購入する必要もない。
特急車両が普通列車扱いとなる場合
JRの場合、車両の運用などの都合で特急列車の末端区間を普通列車として走らせることがある。この場合は特急車両を使っていても追加料金一切なしで普通列車として走っている区間を乗車することができる。できるだけ快適に移動したい場合は、時刻表などで該当する列車を調べてみるのもいいだろう。
一例として、特急列車ではないが特急車両を主に使っている東海道線の「湘南ライナー」の下り列車は、大船から先は快速となるので、グリーン車を除けばライナー券なしでも乗車することができる。もちろん、自由席グリーン券を購入すれば、グリーン車にも乗車可能だ。
まとめ
(出典URL http://www.ashinari.com/2012/04/10-360533.php)
青春18きっぷは、安さゆえに様々な制約がある。しかし、上手に使えば安さだけでなく、より快適な旅も楽しむこともできる。青春18きっぷを使って、普段味わえないような旅情を味わってみてはいかがだろうか。
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