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【カイセドの移籍先が決定】 三笘もアシスト! 開幕戦に勝利したブライトン

先週の8月11日から、ついにプレミアリーグが開幕しました。

三笘薫が所属するブライトンは、ホームにルートンタウンを迎え、4−1で勝利しています。三笘もアシストを記録しました。

今回の記事では、前節(開幕戦)の試合内容を振り返り、最新の移籍状況についても確認したいと思います。

去就が注目されていたカイセドの移籍もついに決まりました。このときのドタバタ劇についても詳しく見ていきましょう。

【カイセドの移籍先が決定】

画像 : 三笘薫 GettyImages

開幕戦に勝利したブライトン

8月12日、ブライトンは今季昇格したルートンタウンとの初戦を迎えました。

終始ブライトンがボールを保持し、ルートンタウンがカウンターを狙う、というゲーム展開でした。

36分、左サイドから三笘が上げたクロスに、ソリー・マーチが頭で合わせて先制します。

さらに70分、三笘がドリブル突破し、ゴール前にスルーパス。このときジョアン・ペドロが倒されてPKを獲得します。これをジョアン・ペドロ自らが決めて、2−0とします。

しかし81分、ルイス・ダンスがペナルティー・エリア内でハンドのVAR判定を受け、PKを献上。このPKを決められ、2−1となります。

ホームのアメックス・スタジアムに不穏な空気が流れますが、今シーズン再注目の若手であるアディングラがこぼれ球から見事なボレーシュートを決め、すぐさまルートンタウンを突き放します(85分)。

アディショナルタイムには、途中出場のエヴァン・ファーガソンがエストゥピニャンのクロスに合わせ、4−1として試合を決めました。

試合はそのまま終了。ブライトンは最高のスタートダッシュを決めています。

開幕戦で見えた光明と課題

この試合では、今季加入したマフムード・ダフードとジョアン・ペドロがプレミアデビューを果たしています。

今シーズン移籍したカイセドやマクアリスターのポジションを務めたダフードですが、常に落ち着いたボール捌きでチームに安定感をもたらし、見事なプレーを見せてくれました。

プレミア1年目になりますが、リーグの適応に関しては問題なさそうです。

同じく新加入のジョアン・ペドロには「三笘と位置が重なる」「三笘のスペースを消してる」など、ポジショニングに関する批判が多く見られました。

しかし2点目のPK獲得は、三笘のスルーパスにジョアン・ペドロが反応して生まれています。個人的には、ジョアン・ペドロと三笘の関係性は初戦にも関わらず素晴らしかったと思います。これからもっと改善されていくのでないでしょうか。

一方の課題としては、ブライトンがボールを失ったとき、危ないカウンターを喰らった場面が何回かありました。

以前のシーズンにおいては、抜群の運動量を誇るカイセドがカバーしていましたが、ダフードはカイセドのようにピッチを激しく動き回るタイプではありません。

そのため今後はカウンターに対する対策・修正が必要であると感じました。

カイセドの移籍先がついに決まる

今夏の移籍市場を騒がせていたカイセドの移籍先がチェルシーに決まりました。

 

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当初ブライトンはチェルシーの提示した移籍金に満足せず、合意には至っていませんでした。

その最中、リヴァプールがカイセドの移籍交渉に突如乱入します。クラブ史上最高額である1億1000万ポンド(約202億円)を提示し、クラブ間で合意が結ばれました。

メディアは「ハイジャック」という表現を使い、リヴァプール監督のユルゲン・クロップもクラブ間での合意を認めました。そのためカイセドのリヴァプール移籍は確実だと思われていましたが、なんとカイセドはリヴァプールへの移籍を拒否。チェルシーを希望したのです。

そのためチェルシーは移籍金を上乗せ、1億1500万ポンド(約212億円)で再オファーします。

こうしたドタバタ劇の末、カイセドのチェルシー移籍は正式に決定しました。

カイセドはエクアドルのクラブ「インデペンディエンテ・デル・バジェ」でキャリアをスタートし、2019年にトップチームに昇格しました。

ブライトンには、2021年の冬に加入しています。移籍金は450万ポンド(約8300万)です。

わずか2年のあいだで、450万ポンド(約8300万)から1億1500万ポンド(約212億円)の選手となったカイセド。

ブライトンのオーナー、トニー・ブルームの笑い声が聞こえてきそうです。

【最新移籍状況】移籍市場はまだまだ流動的

カイセドの移籍で得た資金で、ブライトンはどのような補強をするのか、さまざまな憶測が飛び交っています。

8月16日時点の移籍状況をまとめます。

以前の記事でお伝えしたアヤックスのモハメド・クドゥスに関しては、新しい情報はありません。

カイセドの後釜として、セルティックの旗手怜央の名前が一時あがりましたが、今は下火になっています。その代わりとして、フランスのリールに所属するカルロス・バレバの獲得を目指している、という報道があります。

旗手は中盤ならどこでもプレーできますし、川崎フロンターレでは左サイドバックも務めていました。日本のファンからすると、旗手は素晴らしいビジネスだと思いますし、三笘との共演を見たい気持ちもあります。ブライトンは真剣に検討してほしいところです。

移籍期間がクローズする今月31日まで、あと2週間近くあります。このあいだに、衝撃的な移籍がまだまだ展開されはずです。

リーグ戦も始まり、白熱するプレミアリーグにますます目が離せません。

 

村上俊樹

村上俊樹

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“進撃”の元教員 大学院のときは、哲学を少し。その後、高校の社会科教員を10年ほど。生徒からのあだ名は“巨人”。身長が高いので。今はライターとして色々と。フリーランスでライターもしていますので、DMなどいただけると幸いです。
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