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【ブライトン初黒星】 ブライトンの戦術の弱点を分かりやすく解説

ブライトン、今シーズン初黒星

プレミアリーグ第3節・ブライトンとウェストハムの試合が、8月26日(土)に行われました。

結果は1−3で、ブライトンにとっては悔しい今シーズン初黒星になってしまいました。

ブライトンの先発メンバーは以下の通りです。

ブライトンの戦術の弱点を分かりやすく解説

画像 : プレミアリーグ第三節 ブライトン先発メンバー ※草の実堂作成

GKはフェルブルッヘンで、今季初スタメンです。

ディフェンダーは左から、エストゥピニャン、ウェブスター、ダンク、ミルナー。

守備的中盤は、グロス、ギルモアのダブルボランチ。

中盤の前線は左から、三笘、ウェルベック、マーチ。

ワントップにファーガソンで、今季初スタメンです。

前半19分に失点したブライトンは、後半にも相次いで2失点(58分、63分)。ゲームを決められてしまいました。

そのあとも果敢に攻め続けたブライトンですが、ウェストハムのGK・アルフォンス・アレオラが好セーブを連発。ブライトンの攻撃をことごとく跳ね返します。81分、グロスのミドルシュートで1点を返すのが精一杯でした。

先発出場した三笘も、あわやPK獲得のドリブルやアシスト未遂のクロスを上げたり、随所で素晴らしいプレーを披露。フル出場を果たしています。

ブライトンの弱点が露呈した試合

アレオラのスーパーセーブが試合を決めたという見方もできますが、ウェストハム監督のデーヴィット・モイーズはブライトンの弱点を執拗に攻めてきました。

今節の試合では、ブライトンの弱点が分かりやすく表現されていましたので、今回の記事ではブライトンの弱点(失点パターン)をなるべく分かりやすく説明したいと思います。

まず今節のハイライトを見ていただくと、ブライトンの失点には共通点があります。

攻撃時のブライトンはサイドバックが高い位置を取るため、最終ラインは2人のセンターバックのみになります。

そして相手チームにボールを奪われると、両サイドのところ、センターバックの横に大きなスペースがある状態になってしまいます。

ブライトンのセンターバックを青丸に、スペースはオレンジの丸で表現しています。

ブライトンの戦術の弱点を分かりやすく解説

そのため相手チームのフォワード(赤丸)はサイドに流れ、仲間は空いているスペースにボールを供給します。

ブライトンのセンターバックは、相手チームのフォワードに対応するため、サイドに移動します。

すると中央に大きなスペースができてしまいます。相手チームが狙うのが、この中央に空いたスペースです。

フォワードは空いたスペースにクロス。後方から走り込んだ相手チームの選手が、このクロスに合わせてゴールです。

今回の失点はすべてサイドから崩されています。

デゼルビの哲学をRPGにたとえると…

以前からデゼルビの戦術に関しては、「センターバックの横がガラ空きになってしまい、カウンターの餌食になってしまう」と、多くの専門家から指摘されています。

昨シーズンの終盤ではこの部分を突かれて、大量失点をくらってしまうゲームがいくつかありました。

ボールを保持して高いラインを取るビッグクラブには勝てるのですが、カウンターを主体とする中堅から下位チームに苦しむのがブライトンの傾向です。

しかしデゼルビは、昨シーズンから“弱点”と指摘されている部分に関して、修正することはありませんでした。

今シーズンも修正する気配はないため、あくまでもデゼルビは自分たちの“形”にこだわるようです。

デゼルビのサッカーをRPG(ロールプレイングゲーム)でたとえると、めちゃくちゃ強い剣を装備しているけれど、防具は初期装備のような感覚です。

攻撃面にポイントを全振りする分、防御面に関しては赤ちゃん(無防備)」という言い方もできます。

ゲームの中では私たちもついやってしまう行動ですが、まさにデゼルビは現実のサッカーで実行している感じです。

そのためデゼルビのことを、サッカー界の「ロマン派」と呼ぶ人もいます。

センターバックの強度不足

今後もデゼルビが戦術の修正をしないならば、考えられる改善点は優秀なセンターバックを2人並べることしかありません。

以前から指摘されていますし、そして今回の敗戦で再び明らかになったことは、ルイス・ダンクの相棒を務めるセンターバックの強度不足です。

1失点目に関しては、サイドに吊り出されたウェブスターのクリアミス。3失点目も、相手選手のマークについたウェブスターが1対1を振り切られ、失点してしまいました。

ウェブスターには申し訳ないですが、1失点目と3失点目はセンターバックとしての能力が低いと言わざるを得ません。もう1人のセンターバックにファンヘッケがいますが、やはりレベルに関しては疑問符が付いてしまいます。

次節においては、フィオレンティーナから新しく獲得したイゴールが起用されるかもしれません。もしかすると新たなセンターバック獲得に動くことも考えられます。

移籍期間は9月1日までですが、終了する数分前に電撃的な移籍が決定することもあります。古い話(2011年)になってしまいますが、長友佑都が強豪インテルへの移籍を実現させたのは、移籍期間の締め切り3分前でした。

マクアリスターやカイセドの売却で潤沢な資金を得たブライトン。残りの時間で、誰もが驚くような移籍を実現させるかもしれません。

 

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村上俊樹

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“進撃”の元教員 大学院のときは、哲学を少し。その後、高校の社会科教員を10年ほど。生徒からのあだ名は“巨人”。身長が高いので。今はライターとして色々と。フリーランスでライターもしていますので、DMなどいただけると幸いです。
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