健康

サウナで「ととのう」ための仕組みとコツ【トランス効果】

サウナで「ととのい」体験がしたい!

タナカカツキ氏の漫画『サ道』の大ヒットにより、
近年若者を中心に空前の一大ブームとなったサウナ

サウナと水風呂の交互浴を繰り返した先に訪れる快楽の境地を人は

「ととのう」

と呼ぶ。

傍目には、熱さをやせ我慢するサウナと冷たいだけの水風呂は何が気持ち良いのか?と不思議に思われているかもしれない。

しかし実際には、これらを適切に入り分けることによって体内の血液循環を急速に促し、脳内のホルモンを爆発的に分泌させ、恍惚のトランス状態に突入することができるのだ。
サウナで「ととのう」ための仕組みとコツ【トランス効果】

ととのう」為の手順としては

熱いサウナ冷たい水風呂→適温での休憩

この1セットを3サイクル繰り返すことがスタンダードとなっている。

今回はそのサイクルの詳細を案内していきたい。

「ととのい」への道

入浴(下準備)

まず、好みの湯舟に浸かって体を軽く温める。
サウナでは体の表面が炙られるような感覚がある。
しかし、「ととのい」に必要なのは、表面を温めることでなく体の芯から温めることだ。

体を温度に慣らすとサウナのきつさもやわらぐ。
まずは軽く、湯舟を楽しもう。
<数分~お好みで>

サウナ(1周目)

湯から上がったら、体を拭いて1周目のサウナに臨む。
入る時間の目安としては5-12分程度。馴染みがなくても緊張は要らない。
周囲の人を見よう見まねで、しばらく入ってみよう。

まずは体をサウナに慣らすのが1週目。
やせ我慢や無理はせず、苦しくなる前に出て大丈夫だ。
<5~12分>

水風呂(1周目)

しっかりかけ水をして、水風呂へ。

最初はその冷たさに尻込みしてしまうが、清水の舞台から飛び降りる気持ちでドボンと飛び込もう。
実際にはそのままドボンではなく、足→上半身にかけ水をしてから入っていく。
肩までしっかり浸かっていこう。

浸かった瞬間は冷たさに目を白黒するかもしれないが、10~20秒ほど耐えていると体の周りに温度の羽衣というか、防御膜のようなものが出来上がる。
この状態になれば水風呂が心地よくなってくる。

しばらくすると、息を吐くときに喉を冷たい冷気が通過するような感覚が得られる。
こうなったら上がりどきだ。

水風呂は、サウナ行為を「ととのい」へと導く聖域だ。
キリッとした冷たさに神々しさを感じつつ、羽衣を纏おう。
<1~5分>

休憩(1周目)

水風呂を上がったら、体の水分を拭いて休憩タイムだ。

水を飲み、浴室内、あるいは浴室外の休憩室などで椅子に腰掛ける。
リラックスするのがポイントのため、背もたれ付き椅子や寝転がれる場所が最適。
浴室外は寒いので、コンディションが良ければ外が良いが中でも構わない。

肌は冷たいのに、体の内側に温かさがある。
不思議な感覚を味わおう。
<サウナと同じ5~12分>

サウナ(2周目)

さて、休憩が終わったら2週目に突入だ。
1週目と比べると、体が慣れてサウナが熱くなく感じられる。
<5~12分>

水風呂(2周目)

さて、1週目で慣れた水風呂に再度入っていこう。
肩か頭までざぶりと入り、熱をキリッと冷ましていく。
再度、温度のヴェールを身にまとい、氷の息を吐くまで浸かろう。
<1~5分>

休憩(2周目)

水風呂の水滴を拭いてから休憩。
ひたすら、だらーっと休むのがポイントだ。

顔にタオルをかけると、どれだけだらしない顔をしていても見られないので安心して自分を解放できやすい。
人によっては、この2週目でととのうという場合もある。
その場合は、ここで切り上げてしまっても差し支えない。体感がサウナの効果を物語ってくれる。
<サウナと同じ5~12分>

サウナ(3周目)

ついにサウナも最終サイクル。
完全に体が熱さに慣れているので、とても心地よくなる。
あまりにも自然に体に染み渡る熱を満喫しよう。
<5~12分>

水風呂(3周目)

さて、こちらもすっかりお馴染みになってきた。
頭までざぶりと浸かり、心地よさに浸る。
1週目に感じたものとは異なる水風呂への愛着が湧いてくるかもしれない。
<1~5分>

休憩(3周目)

水風呂の水滴を拭きとり、最後の休憩に入る。
不思議な恍惚感に体が包まれれば、「ととのい」完成だ。
<サウナと同じ5~12分>

+α 湯舟

すっきりした状態で入浴し、体を温めて完了するパターンもある。
特に気温の低い季節は、温まり直して上がるのがおすすめだ。

最後に温めた体でそのまま仮眠スペースに直行し、この世の極楽を楽しんでみよう。

温度

ととのい」の為には交感神経をしっかり刺激し、休憩で副交感神経を優位にする必要がある。

そのため、サウナは熱く、水風呂は冷たい必要がある。
サウナで「ととのう」ための仕組みとコツ【トランス効果】

基本的にサウナは医療行為ではないので、個人の嗜好に合わせて問題ないが、しっかりとした「ととのい」を得る為には水風呂の場合は15〜19度、サウナの場合は80〜100度であることが望ましいと分かっている。

もし25度の水風呂や80度未満のサウナに当たってしまった場合、これでは「ととのい」を得ることは至難の業だ。

この場合は、「ととのい」を一旦諦めて、初心者にやさしいサウナの予行演習と考えてみよう。
あるいは、サウナ感は一旦脇に置いて入浴を楽しんでいこう。

とはいえ、難しく考えすぎず、気まぐれなサウナ体験を楽しむことも良いだろう。
色々試行錯誤し、思うような感覚が得られず「正解」を見つけたくなってから温度は気にすれば構わない。

「ととのい」は心地よい

「ととのう」感覚は日常では得られないため、サウナによる体調不良を「ととのい」と勘違いしてしまうケースが存在する。

例えば心地よさではなく、めまいや気分の悪さ、意識が遠のくような感覚は血圧の乱高下による危険な症状である。
このような症状が出る場合は、サウナへの入り方やその日の体調を考える必要がある。

場合によっては、サウナに適していない健康状態であることも考えられるため、倒れてしまう前に医師に相談した方がよい。

上記のような状態にはならない人であっても、

★水分補給は体の声を聞いて十分に
★飲酒してサウナに入らないこと
★体の不調を感じたら無理をせずサウナから出て休む

この三点については忘れずに「ととのい」を追求しよう。

サウナに入るのは健康と恍惚のためであり、苦痛のためではないのだ。
適切な「ととのい」によって、新しい気持ちで日常を充実させていきたい。

 

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