世界には私たちを圧倒し、時には恐怖さえ感じさせるような場所が存在する。
今回はその中でも、日本ではあまり知られていない世界の恐ろしい場所を紹介しよう。
形式上、1位から10位までのランキング形式となっているが感じ方は人それぞれなので、10位まで差異なく楽しんでいただけたらと思う。
目次
1位: 聖ヨセフ孤児院(イギリス)
イギリスにある聖ヨセフ孤児院(St. John’s Orphanage)は、その評判から「世界で最も恐ろしい場所」として知られている。
聖ヨセフ孤児院は廃墟となった孤児院である。この孤児院は19世紀に建てられ、孤児や虐待を受けた子供たちの収容所として使われていた。この場所は、数々の恐ろしい出来事が起こった場所として知られている。
この孤児院では、子供たちが虐待や過酷な扱いを受けていたとされ、彼らの悲惨な状況や苦しみが強烈なエネルギーとして残っているという。この孤児院では子供に対する身体的な虐待や心理的な苦痛、死亡事件や行方不明といった悲劇的な出来事が起こっている。
訪れた人々は孤児院内で幽霊を見たり、超常現象が起こるという報告もある。
そのため聖ヨセフ孤児院は、心霊スポットとして海外の愛好家には注目の場所となっている。
しかしながら、このような報告や伝承には様々な見解があり、超自然現象に関しては賛否両論がある。いずれにせよ聖ヨセフ孤児院はその暗い過去と伝説により、多くの人々にとって不気味な存在となっている。
2位: プリピャチ(ウクライナ)
ウクライナに位置するプリピャチ(Pripyat)は、かつて人々が住んでいた町でありながら、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故によって放棄された場所である。
現在も放射能汚染が続いており、廃墟と化した建物や草木の奇妙な光景が広がっている。
訪れる者は、廃墟となった建物の中を歩くことで、かつての人々の生活の痕跡や、事故の影響を目の当たりにすることになるだろう。
3位: シュケリッグ・ヴィヒル(アイルランド)
アイルランドの片隅にあるシュケリッグ・ヴィヒルは、不気味な岩と荒々しい海岸線からなる場所である。
アイルランドの沖合いに位置し、孤立しているため、人々からのアクセスが限られている。
6世紀に岩山の頂上に修道院が建てられ、その壮大な景観と神秘的な雰囲気は、訪れる人々に畏敬の念を抱かせる要素となっている。
伝説ではこの場所には海の精霊や妖精たちが棲んでいたとされ、ここに来ると自然の力強さと神秘性に圧倒され、心が震えるような体験をするという。
映画『スター・ウォーズ』シリーズの一部が撮影されたことでも広く知られている。
4位: アイスランドの地熱地帯(アイスランド)
アイスランドは氷ばかりなイメージであるが、実は地熱活動が盛んな地域としても知られている。
地熱地帯では、噴火や温泉、間欠泉などが頻繁に起こり、地下に広がる火山活動の一端を垣間見ることができる。
下深くに潜む高温のマグマや地熱活動は、いつ噴火や地震を引き起こすか予測困難であり、周囲の環境や人々の生活に大きな影響を与える可能性がある。
人々はその美しさと危険性を同時に感じ、畏敬の念を抱くのである。
5位: ラローリーマンション(アメリカ合衆国)
ラローリーマンション(LaLaurie Mansion)は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズの建物であり、元住人であるデルフィーン・ラローリーによる残虐行為で悪名高い場所である。
デルフィーン・ラローリーは、19世紀初頭において裕福な社交界の貴婦人として知られていたが、彼女の裕福な外見の裏には恐ろしい秘密が隠されていた。
1834年にラローリー・マンションで火災が起こった。消防隊が駆けつけると一人の奴隷が現れて「屋根裏部屋を見てきてくれ」と懇願されたという。
そして屋根裏部屋に行った消防隊員は、言葉にできないほどの恐怖を目の当たりにした。
何人もの奴隷たちが鎖につながれ、切り刻まれ、非人間的な扱いで生活していたのである。一部の奴隷は奇妙な医学実験まで受けていたという。
ラローリー・マンションでは、現在でも幽霊の出現や奇妙な声などの多くの心霊現象が報告されている。
ただしラローリー・マンションは民間所有のプライベートな場所であり、一般の観光客への公開は制限されている。訪れる際には所有者の許可を得るか、公開イベントやツアーに参加する必要がある。
6位: ルーマニアの森林
ルーマニアの森林(Hoia Baciu Forest)は、ルーマニアのトランシルヴァニア地方に位置し、不気味な体験や超常現象の報告が数多く寄せられている。
多くの人々が、森の中で奇妙な現象に遭遇している。例えば謎の光球や幽霊を見たり、時間や方向の感覚がおかしくなるという。
さらに皮膚のかゆみ、めまい、吐き気などの身体的な異常が起こることも報告されている。
また古来より「この森に入った子供が消えてしまう」という伝説も残っている。
この森は、超自然的な未知のエネルギーの中心地だという説もある。
7位: カタコンブ・ド・パリ(フランス)
カタコンブ・ド・パリ(The Catacombs of Paris)は、フランスのパリにある地下墓地である。
この墓地には何百万もの人々の骨が収められており、不気味なスポットとして有名である。
カタコンブは、かつての石切り場や採石場のトンネル網を利用して作られた。18世紀末になるとパリの墓地が混雑し過ぎたため、死者の遺骨をカタコンブに移葬し始めたのである。
その後、この地下墓地は急速に広がっていき、延々と続く死者のダンジョンと化したのである。
カタコンブの内部は複雑で無数の階段が存在し、迷い込むと出るのが困難になってしまうという。
そのためガイドなしで入ることは禁止されており、訪れる際には公式のツアーやガイドを利用する必要がある。
8位: リドル・ハウス(アメリカ合衆国)
リドル・ハウス(The Riddle House)は、アメリカ合衆国フロリダ州の古い家である。
多くの人々が、不気味な声やポルターガイスト現象、幽霊の姿を目撃しているという。
リドル・ハウスの恐怖の要因の一つは、その歴史にある。
この建物はかつて葬儀場として使用されており、死者の霊が未だにその場所に留まっていると言われている。他には残酷な事件に関連しているという噂もある。
今も心霊スポットとして、オカルト愛好家の興味を引きつけ続けている。
9位: マイアミ国際空港(アメリカ合衆国)
マイアミ国際空港(Miami International Airport)は、心霊スポットとしても知られている。
マイアミ国際空港では、多くのスタッフや旅行者から「幽霊を見た」という報告がされている。
例えば幽霊の姿や影が見えたり、不可解な音が聞こえるなどの現象があり、これは空港内の様々な場所で起こるという。
特に、地下通路や駐車場などは不気味な雰囲気が漂っており、心霊探求家やオカルト愛好家たちの間では人気スポットとなっている。
空港の周辺道路では、女性ヒッチハイカーの幽霊が現れるという。彼女は白いドレスを着た一見普通の女性に見えるが、車に乗せてしばらくすると姿が消えるという。
10位: アーカディア国立公園(アメリカ合衆国)
アーカディア国立公園(Acadia National Park)は、その壮大な自然美と美しい景観で知られているが、不可解な現象も多いという。
森の中で誰かの声が聞こえたり、見知らぬ存在を感じたという報告が相次いでいるのである。
また、この地域は何世紀にも渡って激しい嵐などによる船舶事故の舞台となっていた。多くの人々が命を落とし、彼らの霊が未だにこの地を彷徨っていると信じられている。夜になると、公園内で幽霊を見たり、不思議な現象に遭遇するという。
さらにこの場所は人里離れた地域であり、迷い込むと行方不明になる危険性がある。公園内で迷子になった人々の消息不明事件も報告されており、その一部は未だに解明されていない。
訪れる際には自然と神秘に敬意を持ち、慎重に行動した方が良いだろう。
参考文献 : Haunted Places: The National Directory
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