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偏見が怖くて口を閉ざすアブダクション経験者たち
宇宙人に拉致され、UFO内を探索したり、人体実験として体内にチップを埋め込まれるといった、いわゆるアブダクション経験がある人は、私たちが想像している以上に世界中に存在していると考えられている。
UFO研究を専門とするデビッド・ジェイコブス博士は、700人以上のアブダクション経験者による1150件以上の事件を調査している。
アブダクション経験をした人は、人種や年齢はもちろん性格の違いも幅広く、その体験を雄弁に語る者から、恐怖心やトラウマによってかたくなに口を閉ざす者まで、さまざまであることがわかっている。
なかでも、アブダクションの体験を語りたがらない大きな理由のひとつに、
「気が狂った人だと、偏見の目で見られたり誤解されたりしたくない」
という、世間からの風当たりが強くなることへの懸念や恐怖心があるのだという。
宇宙船を初めて目撃した時の光景を40年間、鮮明に覚えているイギリス女性
イギリスのウエスト・ヨークシャー州ブラッドフォードに住む女性、ポーラ・スミス氏もそのひとりだと、『THE IRISH Sun』や『Daily Star』などのメディアが過去に報じている。
スミス氏は11歳の時、初めてUFOを目撃して以来、52歳の現在までに実に50回以上、宇宙人に拉致され、しかもそれを証明する身体に残された証拠もあるのだという。
初めてUFO、つまり宇宙船に遭遇した時のことはリアルに覚えているという。
「初めて宇宙船を見たのは1982年、11歳の時。
私は森の中にいて、そこは静まりかえっていた。
目の前の道がどんどん狭くなり、恐怖とともに心臓の鼓動がどんどん早くなっていった。
暗闇に目が慣れてきたと感じたとき、ブーメランのような形の宇宙船があるのがわかった。
宇宙船の高さは約9m、幅も約9mはあり、黒かった。
飛行機のプロペラのような先端にライトが3つ付いており、1つは青、もう1つは緑。
もう1つのライトの色は思い出せない。
完全な森の静寂の中で、UFOも無音のまま時計回りにゆっくりしたスピードで回転していた。
怖くなって走って逃げようとしたが、突然、足元の地面が流砂のようにめり込んでいくような感覚がして、その後、すべてが真っ暗になって意識を失った。」
しぱらくして意識を取り戻し帰宅したが、心配した家族からは4時間もの間、行方不明になっていたことを知らされた。
4時間、意識を失っていた間に起こったことはまったく思い出せないという。
宇宙人が見せてくれた未知のテクノロジーと未来の地球の無惨な姿
スミス氏はそれ以来、宇宙船を目撃するだけでく、自宅の寝室の窓から頻繁に宇宙人に連れ去られる経験を繰り返しているという。
その回数は、約40年間で52回にのぼる。
「ある時、私は寝室の窓から宇宙人に導かれ、宇宙船に乗っていることに気づいた。
宇宙人は、私たち人類の世界には存在しない、進化したテクノロジーを見せてくれた。
また、人類の手が入っていない自然の中にある美しい川の水が、少しずつ黒くなっていく風景のスライドショーも見せられた。
青く晴れた空が真っ赤になる様子も映し出され、直感で『これは人間の欲望によって破壊される未来の地球の姿だ』と思った。
宇宙人は、未来の地球や人類を危惧しているのだと感じる。」
宇宙人に拉致された時の体験や記憶は、時と場合によりムラがあるという。
しかし、ある朝、ベッドの上で目覚めると、自分の顔に三角形の痣(あざ)があり、腕には何者かに掴まれたかのような複数の指紋の跡ができていたことが何度もあり、それは宇宙人に拉致された証拠だと捉えているという。
スミス氏は、その痕跡を写真撮影している。
I was abducted by aliens – people say I’m crazy but I’ve the bruises to prove it https://t.co/4u98cTq78L
— The Irish Sun (@IrishSunOnline) May 9, 2021
こういったアブダクション経験は途切れることはなく、現在も続いているという。
UFOや宇宙人と遭遇するには懸命な心の準備が必要
50回以上のアブダクションを体験しているというスミス氏は最後に、
「人々は私を気が狂っていると思うだろうから、今まで誰にも話さないで生きてきた。
しかし、私と同じような経験をしている人は、世界中に何百万人単位ではないにしても、何千人単位では存在していると思う。
アブダクションはいつも、なんの前触れも警告も気配もなく、突然、ただ起こる。
私にできることは、日常生活を冷静にいつも通りに過ごそうと心に決めるだけだ。
そうでないと気が狂う衝動に駆られるからだ。」
と、宇宙船(UFO)や宇宙人との遭遇、アブダクション体験をすることでパニックになりそうになる精神状態を冷静に保つために、懸命な努力をしていることを語っている。
2023年初夏、アメリカ政府はUFOに関する公聴会を開き、続いてNASAも調査チームのメンバーを発表するなど、ディスクロージャー(情報公開)に向けた動きが活発化している。
日本政府も2020年、当時の防衛相が、UFOに遭遇した場合の対処方法をまとめ、自衛隊に対しUFOに遭遇したら政府に報告するよう指示がなされていることが公になった。
国家レベルでもUFOに対する対策が取られるようになった昨今、一般人の私たちもスミス氏が述べているように、突然のUFO遭遇やアブダクション体験が起こった場合に備えて、パニックを起こさないよう、心の準備をしておく必要が出てきているのかもしれない。
参考 : 『THE IRISH Sun』,『DAILY STAR』
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