IoT

Amazon Echoについて調べてみた【Google Homeとの比較】

以前に「Google Homeで何ができるのか調べてみた」の中で、2017年はスマートスピーカー元年と書きました。

Google Home」もいろいろな広告で知名度を上げていて、確かにヒット商品になっています。でも気になるスマートスピーカーがもう一台あります。

それがAmazonの「Amazon Echo(エコー)」でした!

まずは招待制での販売


日本でのスマートスピーカーは、テレビCMの影響などもあってGoogle Homeが有名ですが、世界では2014年から発売されていて、圧倒的なシェアを誇っています。

種類はAmazon Echo11,980円。小型で廉価版のAmazon Echo Dot5980円。スマートホーム・ハブを搭載して将来的に簡単なセットアップができるAmazon Echo Plus17,980円

Echoをメインに下位と上位にラインナップがあることになります。

購入は招待制(2018年2月現在)となっていますが、Amazon公式のEchoのページに「招待メールをリクエスト」というボタンがあるので、それを押せば数週間以内にEメールが届いてサイト上で購入でいるようになっています。

GoogleHomeとAmazonEchoの違い

でも、なんで招待制なんていう面倒な方法にしたんでしょうか。

調べてみると、Echoに内蔵されているAIアシスタントの「Alexa(アレクサ)」と関係がありました。スマートスピーカーの主な仕事は音声によるコンテンツの操作ですが、世界的に日本語を話す人口はとても少ないため、しっかりと日本語を学習するためには購入後の教育が必要になります。そこで「招待制」でもいいから早く欲しい!というユーザーに購入してもらい、そうしたデータも日本語の認識精度の向上に役立ててから、通常販売するという狙いがあるということでした。

GoogleHomeAmazonEchoの違い

では、Google HomeAmazon Echoをざっと比較してみましょう!

まず、スマートスピーカーとしての世界シェアですが、Google homeが約15%なのに対して、Amazon Echoは約70%と圧倒的な差があります。

これは、Amazonの本業である流通販売事業が早くから世界的に普及していたことや、同社が展開するPrime会員やFireTVとの連携の便利さに加え、Echoそのものの性能が良いということもあります。

対応する音楽サービスは

Google Homeが「Google Play Music」「Spotify」「au うたパス」

Amazon Echoは「Prime Music」「Amazon Music Unlimited」「dヒッツ」

となっており、日本の提携企業もGoogle homeはau、Amazon EchoはNTTドコモなので、もしあなたがどちらかのキャリアのスマートフォンをお持ちなら、将来の展開を考えて、提携するスマートフォンに対応したスピーカーを選ぶのもありだと思います。

ただ、残念なのがGoogle Homeが「choromecastと連携」「Youtubeの操作」「Netflixの操作」が可能なのに対して、Amazon Echoは現在のところ動画サービスには対応していません。。。

でも、すでにFireTVを持っているならそれだけでも便利ですけどね♪

音楽のEcho・動画のHome

さて、ここからはAmazon Echoにできることを見てみましょう!といっても、基本的にはGoogle Homeと変わらなくなってしまうので、Echoらしさを調べてみました。

検索や挨拶などはどちらも同じようにできますが、日本語に対する精度ではGoogleの方が良いようです。でも、現時点でのことなので、アレクサにはこれからいっぱい日本語を勉強してもらって賢くなってもらいましょう(笑)

音楽サービスも同じようにできますが、違うのは使えるサービスで再生機能も変わってくるのが見逃せません。例えば、シャッフル再生を避けて任意で楽曲を聴けるのは、dヒッツだったり、Amazon Music Unlimitedが980円のところプライム会員なら650円で4,000万曲以上が聞き放題となります。音楽についてはAmazon Echoのほうが良いのではないでしょうか。

動画サービスについては、やはりGoogle Homeがリードしています。音声でYoutubeを再生したり、音量の操作などが可能です。しかし、それも今のうち。。。Prime Videoが扱えるようになればコンテンツの内容ではEchoも負けないものになりますね!

プライム会員という強力なメリット

そして、Amazon Echoを選ぶ人の大きなポイントは、Amazonでのショッピングと連携していることでしょう!

買いたい商品を探すのなら、画像が必要でしょうが、買い忘れや買い物リストへの追加、再注文など、生活の中で役立つことは間違いありません。

他の機能もAmazonの有料会員「Amazon Prime」に登録することで、今後のEchoとの連携も発展する予定です。

あまりAmazonを使わないから。。。という人も、かなりお得な会員特典があるので、利用しないのはもったいないと言い切ってしまいます(笑)会費は3,900円の年間コースと、月額400円のコースがあり、どちらも利用前に30日間の無料体験期間があります。

会員になれば配送料無料、お急ぎ便や日時指定便も無料で利用でき、プライムビデオで映画やドラマ、Prime Musicで100万曲以上が聴き放題。Amazonパントリーを利用すれば日用品をまとめてひとつの箱に入れて送ってくれるから、余計な手間が省けます。さらにプライム会員向けのセールがあったりと、こうした便利さは実際に使ってみなければ分かりませんが、私も無料体験中にすぐ本契約することを決めました♪

Amazon Echoのメリットは、実生活でAmazonのサービスを利用する人ほど恩恵がありますね。今後もスマートホームにするための家電の普及など、スマートスピーカーに共通した課題はありますが、Google Homeよりもかなりリーズナブルなので、初めてのスマートスピーカーにはいいと思います。

まとめ

今回はEchoの良いところばかりが目に付きましたが、よく考えてわかりました。
Googleはブランドとしては十分ですが、ショールームがあるわけでもないし、どこか漠然とした存在です。でも、Amazonは普段からお世話になっていて身近に感じる分の安心感があります。

どちらを選んでも一長一短でしょうが、プライム会員なら廉価版のEcho Dot3,980円で購入できます。スピーカーの性能が落ちるものの機能はEchoとほとんど変わりません。

お試し購入にもオススメです!

関連記事:スマートスピーカー
Google Homeで何ができるのか調べてみた

クロワ

クロワ

投稿者の記事一覧

フリーライターのクロワです。主に生活のなかで役立つ記事やトレンド記事などを書いています。よろしくお願いします

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. JINS(ジンズ)の超低コストでオシャレな内装にビックリした話【…
  2. LINE Clova WAVE について調べてみた
  3. バーバリーの歴史について調べてみた【英国ブランド】
  4. Suica でポイントを賢く貯める方法【エキナカ・街ナカ】
  5. Amazonのデリバリープロバイダはもう限界!どうなる遅延問題
  6. 【MA-1ブーム再燃!】フライトジャケットの魅力
  7. コストコは本当にお得なのか?人気の理由を調べてみた
  8. 緊急事態宣言が出ても3日間はスーパーへ行かない方が良い

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

amazonのKindleストア初出版無事できました(*´ω`*)

先日まで単行本化されてない過去作品をまとめて初Kindle出版にチャレンジ中だったのだが詳し…

死とカニバリズムに終わった1845年の北極探検 【フランクリン遠征隊】

「フランクリン遠征隊の失踪」は、1845年から1848年にかけて、イギリス海軍のジョン・フラ…

数年ぶりの再開【漫画~キヒロの青春】⑩

人間的な成長【漫画~キヒロの青春】⑪…

関ケ原の戦い以降の長宗我部氏と土佐について

1. はじめに「長宗我部氏-始まりから四国平定まで-」では、長宗我部氏の先祖から長宗我部と名乗る…

『三國志14』をクリアしてみた ~異民族、交易編~ レビュー

最高傑作から4年の時を経て発売されたシリーズ14作目コーエーテクモゲームスの看板作品であ…

アーカイブ

PAGE TOP