自然&動物

日本の山のあれこれ【数、標高、作品】

日本の山のあれこれ【数、標高、作品】

20代、30代の女性の間で山歩きが流行りました。
彼女たちを”山ガール”と、称しメディアでも取り上げられたことは記憶に新しいと思います。

実際、私もコンビニで興味本位で登山の本を買ってしまいました。
芸能人も数多く山愛を語る方が増え、登山道具も女性が好むようなデザインも増え、グッズを揃えるだけでも癒されそうですよね。

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨とし、2016年8月11日には「山の日」として、国民の祝日となりました。

個人的には祝日が増えて嬉しくもありますが、はたして「山の日」に山を思う。ことなど今の、日本人はするでしょうか。

明日、休みだワ~イ♪」ぐらいじゃないかと・・・

せっかく、山に感謝する日ができたのですから、1日ぐらい山を感じれる日として気持ちを穏やかに過ごせる日として、このページを読み進めていただけたらと思います。

名山でニッポンの神秘を感じとろう

日本人は、昔から山を眺め山で四季の流れゆくのを感じ、生きていたことが分かります。

山に登ってみて、足元の草花が風で揺れ、落ち葉が土にかえる匂いや木々の間からみえる青い空。
山に触れるとはこのことなのかと自然を味わえる神秘。

日本の山にはたくさんの山伝説があります。

簡潔に山伝説を一つ読んでみます。おつきあいください。

昔々、赤城山の神は大ムカデに変身して戦った山の神と男体山の神は大蛇に変身し絡み合い、噛み合った。
男体山の神に加担する弓がムカデの眼(赤城山の神)に、刺さった。
赤城の神は血が噴き出し逃げだしたという。
赤城山の神は老神温泉で傷を治したと伝えられている。
戦いは奥日光の戦場ヶ原で行われた。

ちなみに、赤城山は群馬県。
複式火山で関東平野の裾野の山、岳の総称です。

伝説はその他に、人食い山、鬼・天狗・龍の住む山、などがあります。

日本全国で山を見るたびに、この山にはどんな伝説があるのかと見る目が変わり探りたくなりますね。

ニッポンの山のチャームポイント

日本の山の地形は起伏があり約70%丘陵地、火山を含む山地です。

山地の大部分は森林が占めていますが、火山もある。
こんな、危なっかしい土地でよく日本人は暮らせたもんだと思う外国人もいるらしい。

そして日本海側の山は世界有数の豪雪地帯です。
スキーの季節は世界中から人が押し寄せますよね。

日本の山のあれこれ【数、標高、作品】

火山は災い?美しい眺めをもたらす!?

日本百名山のうち、半数は噴火でできた山だといいます。
名山とは、火山の別称なり”と、言った学者もいるほど。

ちなみに、日本には100以上の火山があります。
休火山という表現は今はありません。

そして現在、活火山の数は、なんと!110
日本の山々の良さを景色に残したのは、火山といっても過言ではありません。
温泉から眺める景色も楽しめる日本は素晴らしいですよね。

日本に山は、いくつあるの?

日本には、何メートル以上を山とするという基準がない為に、日本にどれだけの数の山があるか正確には分かっていないのが正直なところです。

標高の高い山・低い山を、チョイス

・標高の高い山
3776ⅿ山梨県・静岡県の境 富士山  “1位”
3193ⅿ南アルプス     北岳   “2位”
3776ⅿ北アルプス     奥穂高岳 “3位”

・標高の最も低い山(標高10ⅿ未満)
3ⅿ宮城県仙台市 “日和山”

※日和山は人口造成です。自然の地形で日本一低いのは弁天山です。

山を描いた作品

ー男二人の愉快な会話をしながら
阿蘇登山に向かう。
夏目漱石「二百十日」

ー富士山の魅力を文字で伝えた。
太宰治「富嶽百景」

〈万葉集は、胸を打つ山を読んだ歌が多い〉

磐梯山を描写した、こんな切ない歌がある。

会津峰の 国をさ遠み 逢はなはば
偲ひにせもと 紐結ばさね

(磐梯山のそびえる国を遠く離れ、あなたに会えなくなったら思い出にしようと思う。この紐を結んでくれないか)

なんだか、異性と登って頂上で二人で黄昏たくなります。
余韻に浸りながら黙々と下山するみたいな。。。

まだまだ、万葉集には切ない恋歌が満載です。
是非、次の機会に!

山に見惚れるだけで、山に救われた気になります。
山を思うことで人を思いやる心が育まれ、至福のひと時を感じ取ることができればと願います。

 

  • Xをフォロー
好きなカテゴリーの記事の新着をメールでお届けします。下のボタンからフォローください。

えみ

投稿者の記事一覧

色々な知識を深めるため、探求してます。
調べて損なし!
ぜひ、読んで下さーい☆

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く
Audible で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 【京都歴史観光】坂本龍馬や勤王の志士達の足跡をめぐってみた「木屋…
  2. 【奈良公園の鹿たち】なぜそこに集まったのか、その生態と歴史を探る…
  3. 懐かしの築地グルメを振り返る【オススメ名店】
  4. 病気の主人の代わりに、犬が一匹で江戸からお伊勢参りしていた『おか…
  5. 野生動物との共生「環境治療、保存医学」とは何か? 第一人者の話を…
  6. 原宿にはかつて「ナウマンゾウ」がいた
  7. 【船を沈没させる方法を学んだシャチ】 ホワイト・グラディス ~「…
  8. 【インド】夫をトラに殺された女性たちは、なぜマングローブ林の再生…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

関羽の伝説 ~人々から愛された軍神【関羽は偽名だった?】

数々の伝説を持つ軍神三国志には長年語り継がれる人物が多い。どの伝説も興味深いものばかりで…

日本人にはあまり馴染みのない「中国の数字にまつわる面白い迷信」

迷信とは俗信のうちで、合理的根拠のないもの。一般的には社会生活上実害を及ぼし、道徳に反するような…

イスラエルはなぜ戦争をやめられないのか? 停戦の条件を探る

2023年10月7日に始まった、ガザ地区を拠点とするイスラム主義組織ハマスとイスラエルの戦争は、20…

戊辰戦争で「賊軍」と呼ばれた男たちのその後 【後編】

今回は前編に続いて後編である。戊辰戦争で敗れ、「朝敵、賊軍」となってしまった旧幕府軍たち。…

「クリティカルシンキング」が不可欠な理由

福岡の八女にある、地域密着型天文台「星の文化館天文台」。プラネタリウムは当たり前。…

アーカイブ

人気記事(日間)

人気記事(月間)

人気記事(全期間)

PAGE TOP