エンタメ

海外で人気のあるG1レース 「イギリス、オーストラリア、アラブ、香港、アメリカ」

海外で人気のあるG1レース

海外で人気のあるG1レース

イメージ画像

やっと外出の規制が緩まり徐々にスポーツイベントも復活し、もうそろそろ観戦も可能になってきますね。とはいえ感染者が増え続けているので、気をつけながら楽しみたいと思っている人も多いのではと思います。

2020年前半は世界的に色々なスポーツイベントが中止になる中で、実は日本の競馬はあまり影響を受けず、無観客でレースが行われていました。

直近では当ページで歴史を紹介した安田記念宝塚記念も同様です。残念ながら海外競馬はG1でも中止になっていたレースも多くありました。

ドバイ国際競争のために遠征した20頭の日本馬は出番もなく帰国し、残念に思っていた方多かったと思います。これからまた徐々に復活してくる海外競馬を楽しむために、先に年間を通して人気のイベントをチェックしておきましょう。

イギリス

まずは発祥地のイギリスから。

国内ではサッカーに次いで人気のスポーツだそうです。ブックメーカーの発祥というところもあり、スポーツ=賭けをするという方程式が根強いため、もちろん競馬へのベットも人気で、約95%の馬券売上シェアを誇ります。

障害競走も盛んですがシーズンが分かれていて、3月〜11月が平地競争、10月〜4月が障害競走となっています。主なレースは下記の通り。

障害競争

チェルトナムフェスティバル
グランドナショナルミーティング
ベットフェア チョイス
32レッド クリスマスフェスティバル
コーラル ウェルシュ グランドナショナル

平地競争

ギニーズフェスティバル
ダービーフェスティバル
ロイヤルアスコット
モエ&シャンドン ジュライフェスティバル
キングジョージフェスティバル
グッドウッドフェスティバル
イボアフェスティバル
32レッド スプリントカップフェスティバル
ウィリアムヒル セントレジャーフェスティバル
ケンブリッジシャーミーティング
ブリティッシュチャンピオンズデー

オーストラリア

オーストラリアの競馬は8月1日から7月31日の1年間が1シーズンとなっていて、州ごとに競馬施行の法律が異なるそうです。

通常の平地競走に加え、速歩競走も行われています。面白いことに、競馬場内での賭けはパリミュチュエル方式・ブックメーカー方式どちらも合法ですが、場外ではブックメーカーベットはNGだそうです。

主要レース

クラシック
コックスプレート
メルボルンカップ
コーフィールドカップ
ゴールデンスリッパーステークス
エベレスト

アラブ首長国連邦

UAEでは宗教上の理由で賭けは禁止されているため、優勝馬を当てるゲームが行われています。的中した人に賞金や賞品が贈られるシステムとなっています。

レースは11月から3月頃にかけて開催され、重賞レースはほぼ全てドバイで行われているのも特徴的です。日本馬が遠征するドバイ国際競争は毎年楽しみにしている人もいますよね。

主要レース

ドバイミーティング(ドバイワールドカップ含む)
ジェベルハッタ
マクトゥームチャレンジラウンド3

香港

アジアだけでなく、世界で見ても競馬が盛んな地として知られている香港。

中国では賭博は禁止ですが、特別行政区の香港では認められていて、香港ジョッキークラブが全てを統轄。毎年9月頃から7月中旬までを1シーズンとして、レースは週2回の開催が基本。ブックメーカーは違法で、香港ジョッキーが販売する馬券以外を香港で購入するのも違法。ただ馬券の種別が多いので、それが香港での競馬の魅力でもあります。

主要レース

香港国際競走
センテナリースプリントカップ
クイーンエリザベス2世カップ
チャンピオンズマイル
香港三冠
クイーンズシルヴァージュビリーカップ
チェアマンズスプリントプライズ

アメリカ

競馬の歴史が長いアメリカでは、現在主に各州で認可を受けた競馬期間によって開催されています。

主に盛んな州はニューヨーク、ケンタッキー、フロリダ、カリフォルニアの4州で、芝の競走がほぼなく大半がダートで行われます。ブックメーカーは禁止で、馬券の購入はパリミュチュエル方式。また、アメリカのレースの過半数がクレーミング競走(出走馬が売りに出される)形式で行われているのが特徴的です。

21世紀以降は競馬の改革が進められていて、国際化に向けた取り組みを行っているようです。

主要レース

アメリカンクラシック三冠(ケンタッキーダービー含む)
ペガサスワールドカップ
ペガサスワールドカップターフ
ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップ
トラヴァーズステークス
アーリントンミリオン
アーカンソンダービー
サンタアニタハンデキャップ
パシフィッククラシックステークス
ハスケルインビテーショナルステークス

最後に

海外で人気のある競馬の主要レースをリストアップしてみました。残念ながら今年は各国でレースのキャンセルもありますが、まだ今後開催しそうなレースもありそうです。

海外競馬の馬券はJRAでもブックメーカーでも購入できるので、楽しんでみてはいかがでしょうか?

アバター

草の実堂編集部

投稿者の記事一覧

草の実学習塾、滝田吉一先生の弟子。
編集、校正、ライティングでは古代中国史専門。『史記』『戦国策』『正史三国志』『漢書』『資治通鑑』など古代中国の史料をもとに史実に沿った記事を執筆。

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 【無音の音楽】「4分33秒」の作曲家・ジョン・ケージについて調べ…
  2. 【ケネディ大統領暗殺事件のカギを握る謎の女】「バブーシュカ・レデ…
  3. 天安門事件とはどのような事件だったのか? ③ 「武力弾圧開始、戦…
  4. 客家人の神豚祭りとは 「無理やり餌を食べさせ、一番重い豚を育てれ…
  5. ウイグル族への迫害 「髪の毛を剃られ殴打され、謎の薬を投薬される…
  6. 台湾で起こったクジラ爆発事件 「悪臭が数ヶ月続く」
  7. 「秘密結社イルミナティ」は実在していた? ~歴史的視点から紐解…
  8. 台湾人が恐れる小さな吸血鬼〜 小黒蚊 【刺されるとかゆみが何ヶ…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

東南アジアで暴れた日本人傭兵たち ~17世紀に起きた「アンボイナ事件」とは?

江戸幕府による鎖国の目的は?豊臣家を滅ぼし、唯一の天下人となった徳川家康は、「一国一城令…

【NHKブギウギ】 松竹楽劇部のストライキ「桃色争議」~大和礼子(演・蒼井優)は責任を取って退団

梅丸少女歌劇団に入団し、稽古に明け暮れる鈴子。鈴子の実在モデル・笠置シヅ子は13歳で入団後、…

【狂気と情熱の画家ゴッホ】死後に有名画家となった理由とは

ゴッホは、アートに詳しくない人でも『ひまわり』の画家として知られているだろう。生前は1枚しか…

歴史から学ぶ、正しい謝罪方法とは? 「三木武吉、三遊亭円楽の見事な対応」

謝罪は難しい芸能人のスキャンダルが話題になるたびに「上手く切り抜ける方法は何だったのか」と考える…

アメリカ人はなぜバーベキューが好きなのか調べてみた

アメリカ人の休日といえば、庭先でのバーベーキューがイメージされる。時には友人や近所の…

アーカイブ

PAGE TOP