人気No.1の観光地と言っても過言ではないハワイ。
そのハワイの中でも観光スポットは山ほどあるが、オアフ島の「ダイヤモンドヘッド」は誰もが知るスポットである。
ダイヤモンドヘッド(Diamond Head)は、ハワイ諸島オアフ島にある火山である。
名前からすると
「ダイヤが採掘できる場所」もしくは「昔ダイヤが採掘できた場所」
のような印象を受けるが、実はダイヤモンドヘッドではダイヤは全く採れないのである。
ダイヤモンドヘッドは元々現地の名前ではなかった
ワイキキやオアフ、アラモアナなどハワイの地名のほとんどは、現地の言葉でつけられた名前である。
実はダイヤモンドヘッドは現地の言葉では、「マグロの額」という意味で「レアヒ」(Lēʻahi)と呼ばれていた。
つまりダイヤとは元々何の関係もない名前だった。
それではなぜ「ダイヤモンドヘッド」と呼ばれるようになったのか?
それは18世紀後半にイギリスの船乗りたちがこの山を登った時に、火口付近で見つけた方解石の結晶をダイヤモンドと間違え、大喜びしたのが始まりとされる。
そのまま「ダイヤモンドヘッド」と名付けられてしまい、元の名前よりインパクトが強くキャッチーだったのか、そのまま広まり現在に至ってしまったというわけである。
ダイヤモンドヘッドは20世紀に入ると沿岸防衛のために一時的に軍事要塞化されたが、結局一度も使われないまま現在にいたっている。
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