生活

ローマ時代の食卓 ~テーブルコーディネートの紀元について

美食スタイルの紀元はローマ

はじめてテーブルコーディネートを学んだ時に、テーブルコーディネーターの先生にテーブルの歴史はとても古くからあると教わりました。
ローマ時代の食卓

現代ではテーブルコーディネートはシッティング形式(着席スタイル)で大きなテーブルに席次があって一人分づつセッティングされたスタイルが一般的です。

テーブルコーディネートのレッスンはおもに大きなテーブル席を使用するため、よくホテルや洋館などを使われておこなわれます

私が最初にテーブルコーディネート学んだ場所も古くからある洋館でした。

ローマ時代の食卓

特にウェディングパーティーだとかテーマがなく、おもてなしというすごくリラックスしたシンプルなスタイルの雰囲気でした。

ポイントとしてはとてもわかりやすくテーブル席にクロスと、テーブル上にすごくダイナミックに活けた枝もののフラワーアレンジメントが印象的でした。

そして最初のびっくりはその大きなフラワーアレンジメントを全員が集まって着席したらぜんぶどかしてしまうんですね。

最後まで飾ってあるものだと思っていたからちょっと驚きました。

テーブルコーディネートのスタイルはローマ時代の上流社会の豪華な饗宴がはじまりだそうです。

ローマ時代ではこの美食の饗宴は紀元前300年頃よりあって、ギリシャの習慣がローマの上流社会で発達したものになりました。

当時のローマの上流階級では、食事のスタイルは大きなテーブルを囲んで寝そべって酒宴や宴会が開かれたようです。

食事中もリラックスした雰囲気で、上流の女性はディナーの席では緩めのゆったりしたドレスなどを着ていました。

もしかしたら現代のようにテーブルに椅子の着席スタイルよりも、とても雰囲気があってあっていいかもしれませんね♪

官能的な美食スタイル

ローマ時代のご馳走の種類は現代ではグルメに通じるものがあるようです。

ローマ時代の食卓

ワインの歴史もすでにあり、ワインに蜂蜜を入れたものが好まれたようです。

有名なのは太らせたヤマネですがほぼ丸焼きのようにして食べられていました。

それとおなじようにフォアグラもあったようですが、人の味覚というのはおいしいと感じる味にはこってり味のものが好まれるのかもしれません。

うなぎも古くからギリシャでも食べられていたようで、現代とおなじように焼いて食べるような調理法は、よく考えたらはじめは一体誰が思いついたのだろうと思ってしまいます。(美味しすぎる)

孔雀白鳥なども珍味として特別な席では出されたようですが、これはなんとなく華やかな美意識が感じられます。

おいしいとか味覚よりも、生きているときのビジュアルに惹かれて好まれたのではないかと思ってしまいますよね。

ローマ時代の食卓

ローマ時代の上流階級の人々の美意識は、食事にもあらわれていたようで美食であっても食べ過ぎや肥満を気にする傾向が強かったようです。

テーブルコーディネートのレッスンでも作り方はとてもシンプルですが、おもてなし料理の前菜には野菜のマリネなどがおすすめだと言われました。

伝説上の美食

ローマ時代にはシーザーとクレオパトラの逸話もよく出てきますが、ローマとエジプトの文化の違いがよくわかります。

ローマ時代の食卓
※絨毯の中からカエサルの前へ現れるクレオパトラ

シーザーとクレオパトラに共通する内容の話は多く、たとえばジュエリーでは二人ともエメラルドがとても好きだったようでエメラルド鉱山も持っていたことが伝えられています。

クレオパトラは真珠を酢で溶かしたものを飲んだりしていたようで、贅を尽くすという意味では美意識がその食事にもあらわれていたようです。

クレオパトラというとすぐに思い出すのはなぜかモロヘイヤですが美容に効果があるなら試してみたくなりますね。(聞いた話では独特の調理法があったそうです)

美食スタイルとフラストレーション

テーブルコーディネートの紀元はローマ時代だと教わりましたが、ゴージャスな正賓のものは貴族の上流社会の中で確立され、そのスタイルは今に伝えられています。

地中海沿岸の気候のギリシャやローマは海産物にも農作物にも恵まれた土地で、美食の文化が急激に発達したのではないかと思います。

テーブルコーディネートの基本を学ぶとき、大抵ヨーロッパの王室がそのスタイルのお手本になりますがもっと先を辿っていくとローマ時代にまで遡ります。

現在テーブルコーディネートやマナーの基本はフランス式が正統だと言われていますが、リラックスしたおもてなしという感じではどうしてもローマ時代の上流社会をイメージしてしまいます。

ローマのコロセウムを訪れたことがありますが円形競技場は今もその名残を残していて、剣闘士や猛獣が出てきた檻などが本当にあり、現代でいえば野球観戦や格闘技の熱狂的なフラストレーションの解放が感じられました

観戦を見物していたのは貴族などが多かったと言われていますが、上流社会の生活環境では考えられないようなストレスも多かったのではないでしょうか?

食文化を通して生活習慣やローマ時代の人物像が思い浮かびます。

参考資料DVD:ROME

 

  • Xをフォロー
好きなカテゴリーの記事の新着をメールでお届けします。下のボタンからフォローください。

Sandrilon

投稿者の記事一覧

本業はブライダル関連or副業はクラウドソージングで記事書いてます
http://ameblo.jp/sandrilon/
http://sandrilon7.seesaa.net/s/

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く
Audible で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. ある1人の死体が第二次世界大戦の勝敗を決めた!?【ミンスミート作…
  2. 【世界三大美女】クレオパトラの生涯と悲劇的な最後 ~実はギリシャ…
  3. 【北欧神話の英雄】 ラグナルの竜退治伝説 「ヨーロッパが恐怖した…
  4. 人を窓からブン投げ続けた歴史を持つチェコ「プラハ窓外放出事件」
  5. 『羊が生える木』から始まった ~世界を動かした「綿」の知られざる…
  6. 「流行病」にまつわる怪異伝承 〜疱瘡婆・アメリカ狐・黒死病の天使…
  7. 【中世ヨーロッパで最も裕福だった女性】アリエノール ~フランス王…
  8. 黄金の国「ジパング」とは岩手県のことだった説 ~前編 【マルコポ…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

『ナポレオンを海で阻んだ男』イギリス海軍の英雄ネルソン提督の栄光と最期

ホレーショ・ネルソンは、18世紀から19世紀初頭にかけて活躍したイギリス海軍の提督である。…

「本当にいたかもしれない」伝説の怪物たち 〜狒々・鴆・レモラ

妖怪や怪物と聞けば、一般的にはフィクションや伝説上の存在とされている。だが、その背後…

武田信玄は生涯3敗しかしていない!? その3敗をあえて掘り下げる!

今回は、日本の戦国時代において多くの方が「最強」と述べる戦国武将『甲斐の虎』こと武田信玄につ…

現地取材でリアルに描く『真田信繁戦記』 第4回・第二次上田合戦編 ~関ケ原の戦いと2度目の上田合戦~

エピローグ豊臣秀吉のもとで、武将として順調な歩みをみせる真田信繁。しかし、秀吉の…

まさに筋金入り!日本のお役所仕事・先例主義は律令時代から続いていた

「先例がありません」お役所を相手に仕事をしていると、少なからず耳にするこのセリフ。まったく、…

アーカイブ

人気記事(日間)

人気記事(月間)

人気記事(全期間)

PAGE TOP