IoT

Google Homeで何ができるのか調べてみた

2017年は、スマートスピーカー元年といえるでしょう。

10月にLINEの「Clova WAVE」が発売され、翌日にはGoogleの「Google Home」が発売されました。さらにAmazonも「Amazon Echo」を発売し、マーケットは拡大しています。

では、スマートスピーカーの普及によって、私たちの生活はどのように変わってゆくのでしょうか?

Googleアシスタント

Google Home
[画像.Google Home]

Google homeには、「Googleアシスタント」というAIアシスタントが搭載されています。CMなどで有名な「OK Google」で呼び出す「Google Now」は、ユーザーの好みに合わせて、検索結果を表示するという機能でしたが、Googleアシスタントでは、iPhoneのSiriのように双方向で会話ができることが特徴です。AIとあるように、使えば使うほど賢くなるわけですね。

iPhoneユーザーにとっては、あまり違いが分からないと思いますが、Android OSを使ってきたユーザーにとっては、大きな変化です。Googleアシスタントの搭載で、今後の成長の可能性が大きく高まりました。

簡単にいえば、色々なデバイスに対応できるように賢くなったというわけです。

音声認識の精度が違う!

現在、Google Homeの位置付けは「スマートスピーカー」となっています。

スマートスピーカーとは、Wi-Fi接続のスピーカーと音声操作によるアシスタント機能を併せ持ったスピーカーのことです。室内においておけば、話しかけることで、検索や天気予報の確認、ニュースを聞いたりすることができます。このあたりまでは皆さんも知っているでしょう。

でも、驚きなのは音声認識の精度です。スマートフォンだと口に近付けて話しても、ちょっとした言葉の詰まりなどで認識できないこともありましたが、Google Homeの内蔵マイクは2~3mほど離れていても、しっかりと内容を認識してくれます。

さらにGoogleの各種サービスのアカウントと紐付けされ、よりユーザーの求める情報を性格に把握しようとします。そこはSiriなどと同じですね。

音楽をより身近に

具体的には、「今日は天気がいいね」と言うと「はい、とてもいい天気ですね」に続いて「こんな日は外で読書でもしたくなります」と答えてくれます。さらに「お腹は空かないの」と聞けば「いつも知識に飢えています」などと、思わずクスッとしてしまう回答までありました(笑)

また、音楽サービスも「Google Play Music」「Spotify」「AWA」に対応しています。ラジオもネット配信サービスの「radiko」に対応しているので、家事をしながら音楽やラジオを聴くのもカンタン。今までは、BlueTooth接続でスマートフォンやPCからスピーカーで聞いていたのが、この一台で行えるというわけです。

そして、現在では、小型サイズの「Google Home Mini」や上位機種の「Google Home Max」といったバリエーションが増えていることも特徴です。どちらも基本的な性能は同じですが、音質に違いがあるとのこと。ちなみに楽天市場では少し安くGoogle Homeが約1,3000円前後、Miniが6~7,000円くらいとなっています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Google Home グーグル スピーカー
価格:13180円(税込、送料無料) (2018/2/22時点) 

これから広がる可能性の大きさ


【※choromecast】

ここまでは基本的な使い方をご紹介しましたが、最初に書いたように、今後はスマートスピーカーの役割が大きくなって、私たちの生活が大きく変わってゆくことになります。

もっとも注目されるのが、IoT(モノのインターネット化)におけるハブになるという用途です。インターネットに接続された家電などを、手を使わずに声で操作するための起点となるわけです。こうした家電の操作や構築されたシステムを「スマートホーム」と呼びますが、日本では認知度も含めて欧米より普及が遅れています。

でも、すでに日本でもGoogle Homeに対応したデバイスがいくつか発売されていました。そのひとつが、Google製の動画ストリーミング再生デバイス「Choromecast(クロームキャスト)です。Wi-Fi接続によって、スマートフォンのアプリなどから動画をテレビ画面で観れるようになります。そこにGoogle Homeが加われば、「You Tubeで急上昇の動画を再生して」などと声だけで操作ができるわけですね。

さらに動画配信サイト「Netfrix」とも連携しているので、こちらでも音声操作が可能です。そのほか、声でオン・オフや明るさの調整までできるスマートライト(照明)や、電化製品のスマートコンセント(プラグ)など、すでに日本でも手に入るようになりました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Chromecast ブラック
価格:4978円(税込、送料無料) (2018/2/22時点)

まとめ

現在のところ、Google Homeは興味本位で買う人が多いようです。確かに対応しているデバイスは少ないのは今後の課題ですが、AppleユーザーでもGoogleアカウントを取得している人は多いので、スマートフォンのようにメーカーの壁に縛られることなく、大きく発展する可能性を秘めているのです。

参考記事:インターネット
Google Home Miniを一週間使ってみた【レビュー】
Amazon Echoについて調べてみた
IoT【第4次産業革命】とはなにか?【モノのインターネット】
軍事技術から転用されたものについて調べてみた

クロワ

クロワ

投稿者の記事一覧

フリーライターのクロワです。主に生活のなかで役立つ記事やトレンド記事などを書いています。よろしくお願いします

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. レコードブーム 再燃! 「レコードの人気の理由と仕組み」
  2. スマートスピーカーの仕組みについて調べてみた
  3. エルメス(HERMES)のアイテムは高いのになぜ人気なのか?
  4. Amazonサービスを徹底的に使い倒す!裏技10選
  5. サブスクリプションサービス 【○○し放題 5選】
  6. マイルを貯めるにはどのクレジットカードが良いか?【オススメ5選】…
  7. デリバリープロバイダについて調べてみた 「Amazonの落とし穴…
  8. 【利用のコツも教えます】メルカリの数字について調べてみた

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

【光る君へ】 なぜ藤原氏の紫式部が『藤原氏物語』ではなく『源氏物語』を書いたのか?

『源氏物語』誕生の謎平安時代初期、藤原氏はライバルの源氏との政治闘争に勝利します。その勝利の要因…

丹沢湖畔の学び舎、大好きだった 山北・三保小が146年の歴史に幕 神奈川

丹沢湖の湖畔に建ち、児童数の減少から今春で146年の歴史に幕を下ろす神奈川県の山北町立三保小学校(同…

ミッドウェー海戦 ~わかりやすく解説【負けるべくして負けた】

1941年12月、真珠湾への攻撃によってアメリカ太平洋艦隊の主力艦艇を壊滅させた大日本帝国海軍は、そ…

武田信玄の兜「諏訪法性兜」は、なぜ有名になったのか?

群雄割拠の戦国時代、甲斐の国を治めた武田信玄は「甲斐の虎」とも呼ばれ、越後の龍・上杉謙信と幾度も繰り…

イタリアの統一について調べてみた

496年の西ローマ帝国崩壊の後、これまでローマ帝国一国で支配されていたイタリア半島は、東から来たゲル…

アーカイブ

PAGE TOP