朝食は1日を乗り切るエネルギーの源として、1日の中でもっとも大事な食事であると言われています。
世界のある会議では、米国人の90%以上がそのことを認識していながら実際に毎日朝食を食べていたのはわずか44%だったという調査もあります。
日本人の成人の朝食欠食率(ほとんど食べない、週2~3日は食べる)は成人で10%台らしいのですが、コンビニやコーヒーショップ、ファーストフードの発達している都市部ではかなりの方が朝食のため、それらを利用しているのではないでしょうか。
ただでさえ忙しい朝、ラッシュアワーの通勤地獄。なるべく早く朝食をすませるため、駅の中(改札の内外)に安くておいしい朝食を食べられるお店があったら、とっても便利ですよね。
東京都心部の大動脈、山手線の駅のおすすめ朝ごはんを調べてみました。
山手線はJR東日本を支えるドル箱路線の一つで、1日の乗降客数は1位 新宿駅(79万人)、2位 池袋駅(57万人)、3位 東京駅(47万人)、以下 横浜駅、品川駅、渋谷駅、新橋駅、大宮駅、秋葉原駅、北千住駅と続きます(JR東日本)。
なお別の調査ですが、日本全国でも山手線の駅がベスト10に6個も入っています。ちなみに世界でも上位10駅はすべて日本の駅です。(日本以外の最高順位は11位のパリ北駅だそうです)いかに日本人が鉄道に依存しているかがわかります。そんな山手線の駅の施設も世界に類を見ないほど充実してるのではないでしょうか。
それではおすすめの朝ごはんをご紹介していきましょう。
目次
築地寿司清の鯛胡麻だれの出汁かけ 東京駅
東京駅の駅ナカ「グランスタ」にある 築地寿司清。
創業120年の東京の老舗寿司店が東京駅で食べられるとあって大人気のお店です。駅ナカの特性をいかして、朝食メニューも充実しています。
ラインアップは「鯛胡麻だれ出汁かけ」「ハラスいくら出汁かけ」「まぐろづけ丼」など。
「鯛胡麻だれ出汁かけ」は胡麻だれのかかった新鮮な鯛のお刺身もおいしいのですが、なんといっても出汁をかけて、鯛茶漬けにできるのがうれしいですね。“ぶぶあられ”がついてるのも泣かせます(笑)。もちろん本筋の“にぎり”も最高、朝から豪華にいくのもいいでしょう。
お持ち帰りも人気で老舗の味を駅弁にするのも楽しいですね。
六厘舎の朝つけ 東京駅
東京つけ麺のレジェンド「六厘舎」。インスパイア系のお店がたくさん発生しました。その「六厘舎」が東京駅構内にあるんです。
“朝ラー”ブームの中、さすが六厘舎!、特製のモーニグつけ麺?「朝つけ」です。
濃厚なとんこつと魚節のスープ、極太の麺。朝からはちょっとと思われる方のいらっしゃるかもしれませんが、「朝つけ」はモーニングにぴったりのあっさりとした味付けですいすい食べられます。曜日によっては朝から並ぶこともあるようですが、そこはつけ麺、ラーメンに比べ回転が速いのでそれほど待つことはありません。
グル麺のかつ煮そば 東京駅
駅ビルの改装ラッシュ、駅ナカの充実、地下街の利便性の向上などで、山手線のホームの立ち食いそばも減少の一途ですね。
ここで紹介する「グル麺」(ナイスなネーミング!)も巨大な東京駅のあまたあるホームの中で唯一の立ち食いそばのお店です。新幹線の18-19番ホームにあり、そば屋の定番メニューの他に注文して1分くらいで出てくる「かつ丼」がせっかちは日本人(笑)の一番人気だそうです。
そしてその“あたま”をのせた「かつ煮そば」もありそうでなかったユニークな一品で、メディアにもよく取り上げられています。
岡むら屋の肉めし 新橋駅
岡むら屋 はサラリーマンの聖地、新橋駅近くのニュー新橋ビルにあるお店です。
レトロ感ただようフロアで2013年にオープンした比較的新しいお店ですが、すぐに人気店になりました。その秘密が看板商品の「肉めし」です。
大鍋で5時間かけて煮込まれた角切りの牛バラ肉はとろっとろ、玉ねぎ、豆腐など味噌ベースのたれとともにごはんに乗せてます。チェーン店の牛丼とは一味違うユニークな一品です。
お客さんは大半が男性ですが、女性におすすめなのが「デラ肉めし」、デラとはデラックスという意味で、1/4丁を使った豆腐や大根も大きくカットされ、ボリュームがありますが、ヘルシー感抜群なのも女性にはうれしいところ。以外にあっさりとした味のコスパ抜群の一杯です。
おだし東京のオマール海老のみそ汁 品川駅
おだし東京 は品川駅構内“エキュート品川サウス”にあるお店です。こちらはスープ専門店「スープトック トーキョー」が新業態として運営しています。
日本の食文化“出汁”をフューチャーしたゆったりとした空間で贅沢なひと時を過ごせます。お椀が中心でちょっと豪華なメニューもあり、ランチ、ディナーとも行列ができるほどの人気です。またテーブルに置いてある「おだし東京 特製唐辛子」は辛みを抑えてある配合だそう。アクセントに使ってみたらいかがでしょう。
バルマルシェ コダマの生ハム食べ放題 目黒駅
朝食ビュッフェの“生ハム食べ放題”で有名なバルマルシェ コダマ。アトレ目黒2の2Fにあります。
昭和30年創業の小玉精肉店が原点で“コダマ”は品川エキュートや恵比寿のアトレにもあります。朝食ビュッフェは自社輸入のイタリア産、スペイン産の生ハム、ソーセージ、サラダ、パン、スープが食べ放題で¥650。都内屈指のコスパではないでしょうか。ちなみに「朝からステーキ¥1000」なんてのもあります。ランチでも¥1200~¥1500のビュッフェでメインをステーキやハンバーグ、パスタ、ピザなどを選びます。
これらのビュッフェが話題ですが、メインは熟成アンガス牛のステーキでしょう。入り口横の熟成庫、大きな肉のかたまりが燦然と輝きます。朝ビュッフェから始めて、ランチ、ディナーとステップアップしていくのも楽しいですね。
ベルグ(BERG)のモーニングプレート 新宿駅
ベルグ(BERG)は東口改札外のとっても小さなビア&カフェです。
ところがここが1日になんと平均1500人が来店する超人気店なんです。こだわりのメニューは天然酵母のパン、自家焙煎珈琲など数々ありますが、なんといっても国内外の独自ルートで仕入れた樽替わりビール、ドイツで金賞受賞のソーセージを使った「ベルグ・ドッグ」が一番のおすすめです。朝から夜までたのしめるすばらしいお店です。
2007年、ビルの運営会社からの立ち退き要求を拒否、ファンから反対の署名運動が半年で約10000人も集まった“伝説の店”でもあります。現在も無事営業していますので、新宿にお寄りの際はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
まぐろ一代のまぐろ山かけ定食 上野駅
まぐろ一代 は上野駅の駅ナカ、東北本線に近いところにあるお寿司屋さんです。
朝7時から10時まではモーニングサービスとして朝食が食べられます。メニューは、煮魚定食、焼き魚定食、まぐろ山かけ定食、まぐろ納豆定食の4種類で、みそ汁、小鉢つきで¥500(税込・訪問時)はお得です。
お寿司屋さんらしく、まぐろの質もよく山かけ定食はつるっと食べられてしまいます。他にも煮魚定食も人気だそうで、朝からいろいろ楽しめます。
たいめいけんの朝食セット 上野駅
たいめいけん は上野駅の駅ナカ「エキュート上野」に2010年に出店しました。本店は言わずと知れた、昭和6年創業の日本橋たいめいけんです。日本の洋食の草分けですね。
名物のオムレツやハンバーグ、カレー、50円という価格で有名なミニボルシチとミニコールスロー、また昭和テイストの懐かしいラーメンも有名ですね。映画「たんぽぽ」に登場して人気になった“たんぽぽオムライス”もあります。モーニングタイムは7:00~10:00でおすすめは何と言っても、オムレツ、ボルシチ、石窯パンの「たいめいけんの朝食セット」リーズナブルな価格で老舗の味が楽しめます。
新田毎のステーキカレー 秋葉原駅
新田毎 は秋葉原駅の構内、山手線から総武線(千葉方面)に向かう途中にあります。
向に側にミルクスタンドがあり、朝はサラーリーマンがポーズをきめて牛乳を飲んで得ます。新田毎は基本的には立ち食いそば屋さんですが(椅子席もあります)、カレーやどんぶり物などのメニューが充実しています。そしてなんといって魅力的なのが、「お客様感謝デー」と銘打った、曜日限定メニューがあることです。
月水金限定で「天丼セット」が490円、火木土日限定で通常1,100円の「ステーキカレー」が690円で楽しめます。とくにステーキカレーは大人気。お肉もボリューム満点で朝から元気がもらえます。
まとめ
以上山手線の駅のおすすめ朝ごはん、いかがでしたでしょうか。気になるお店がひとつでもありましたでしょうか?山手線は全部で29駅もあります。
まだまだ知らないお店も星の数ほどあるでしょう。そして2020年に合わせて開業する新駅“高輪ゲートウェイ”!?も楽しみですね。
私の“研究”も永遠に終わりそうにありません。
※メニュー、価格は変更になっている場合もございますのでご了承ください。
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