海外

【外国人から見ると変わって見える台湾人の5つの癖】 ~質問に「は?」で答える

文化とは

【外国人から見た台湾人の5つの悪い癖】

異文化交流イメージ画像

世界には多くの国があり、それぞれの文化や習慣は大きく異なっている。

グローバル化がどんどん進む現代であるが、人の潜在意識に染み付いているアイデンティティは、時に異文化に対する見方に影響する。偏見を持っていないつもりでも、自分のアイデンティティと違う行動をする文化に接すると、不快に思い舌打ちしたくなることもあるだろう。

異文化受容については多くの研究者が研究し、仮説やモデルを発表している。
共存」と「尊重」という理想的な形で、異文化に接することが今後の課題と言える。

自文化中心主義だと、自文化以外の異文化を排除しがちである。だが同時に、自文化も守り継承していかなければならない側面もある。文化アイデンティティを保持したまま、異文化との良い関係を保っていくのは、なかなか困難であるといえよう。

日本社会でのルールが必ずしも世界のスタンダードであるとは限らないし、そうでなければならない理由もない。

例えば、日本の学校でテスト採点しているとしよう。

正解は「○」で不正解は「✔」である。ではこれは誰が決めたのか。なんとなく暗黙の了解で常識になってしまっている。

実は台湾では、正解は「✔」 で不正解は「○」なのである。

それで社会が納得し、円滑に機能すれば実は「○」でも「✔」 でもどちらでも良いのだ。

今回は、外国人から見ると悪く見えそうな台湾人の癖を、筆者の主観を交えながらまとめてみようと思う。

1. シャワーのあと、床を磨く

【外国人から見た台湾人の5つの悪い癖】

イメージ画像 photoAC

これは文面だけ見ると「?」という感じだが、実は台湾はバスタブがなく、シャワーとトイレが一つの浴室の中にあるといった家が多い。

シャワーを浴びるとトイレの便座まで水浸しとなる。それを知らずトイレに入るととても不快だ。

それで台湾人はシャワーついでに床を磨いておくのである。

ちなみに筆者は同居人に床を磨いたあと、床の水切りを強制しているのであまり苦に感じない。

そしてスリッパを履く習慣も強制しているので、他の人がシャワー後にうっかり素足で入っても転倒しにくい環境にしている。

2. 人の質問に答えない

疑問を明らかに投げかけているのに、スルーされることがある。

これは当初、筆者の言語能力の問題であろうと思っていたのだが、そうでもないようだ。

日本ではスルーされると軽視されているように感じるものだが、台湾人同士ではそうでもないようだ。

その沈黙は気まずくないのか?」と思うのだが、実に不思議である。

3. 質問に「は?」で答える

【外国人から見た台湾人の5つの悪い癖】

イメージ画像 photoAC みょうち麒麟

台湾人は、「哈!」「は!」を多用する。

これを語尾につけて「おい!」「でしょ?」など同意を求める表現で使ったりもする。

台湾人は言葉をはっきりと発音するので、とてもキツく聞こえる。

学生も先生に向かって、何かをもう一度聞きたい時、「はあー??」と喧嘩を売っているかのような表情で言ってくる。

もう一度言ってもらえませんか?」などと、相手に気を使って丁寧に聞くのは日本人だけなのであろうか。

4. ご飯の時、親切で他人のおかずもよそってくる

【外国人から見た台湾人の5つの悪い癖】

イメージ画像 台湾食事マナー

日本では白ご飯はお茶碗に、おかずはお皿にというのが普通である。

台湾は大皿の料理が机にずらっと並べられており、お茶碗のご飯の上におかずを直接のせて食べる。取り皿がでてくることはあまりない。

お腹いっぱい食べれるようにと気を遣って、おかずを白ご飯の上にどんどんのせてくる。

これはいいのだが、すでに口にした箸を使うのである。

これが外国人の私たちからしたら、ちょっとアウトである。

5. 先に食卓についた人から食べる

例えば何人かで食事をすることになっていて、その中の誰かが遅れて来るとしよう。

台湾では、先に来た人がお構いなく食べ始める。

筆者個人としては、この方が温かいうちにおかずが食べられるし、確かに効率的だとは思う。

しかし外国人からすれば、客人を尊重していない、とても失礼な行動であると捉えられてしまう事もあるだろう。

最後に

日本人として外国で暮らしていると「日本の代表」のように見られることが多く「日本人はみんな○○なのか?」のような質問が非常に多い。

私の常套句は「人による」である。これは基本的にはどこの国でも同様であろう。

今回は5つの例を挙げたが、全ての台湾人の癖というわけではなく「多く見られる」ということに過ぎない。

 

アバター

草の実堂編集部

投稿者の記事一覧

草の実学習塾、滝田吉一先生の弟子

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. アバター
    • 名無し
    • 2022年 9月 20日 1:55am

    台湾人の5つ”悪い”癖?このテーマを見て、筆者個人の偏見もう含めています。台湾にいれば台湾の文化に尊重する。台湾人も日本にいれば日本の文化に尊重する。日本の方よく台湾にいるときに、台湾文化に関することを書いてあります。しかし、その文書の中でよく感じるのは日本と違う文化があったときに、礼儀が悪い国のように見えます!軽視されると感じます。日本のルールは全部正しいではないです。例えば、は?って答えるときに、台湾人は相手の会話の内容、声と顔も見ながら判断します。そして、人の質問に答えない?あなたの質問の内容に相手ちゃんとわかってますか。もし相手はスタッフなら、それはその企業の教育が不足です。女性と男性の場合なら、相手があなたのことが嫌いです。あと一つ場合は台湾語しかしゃべれない方もいます。台湾人は相手を無視すること癖があって本当に初めて聞いた。1番と4番の問題もただの文化違いです。他の国もあります。5番は個人の家庭の教育の違いです。

    18
    7
    • アバター
      • 草の実堂編集部
      • 2022年 9月 20日 11:06am

      ですので、「外国人から見た場合」とつけ足しておりますし、日本文化が正しいわけではないことと、文化の違いについても何度も念押しして書いてあります。さらに「外国人から見た台湾人の5つの悪い癖」というのは元々は台湾の方のyoutube動画をきっかけにライターさんが書いたものだそうです。

      4
      21
  2. アバター
    • 名無しさん
    • 2022年 10月 04日 10:39pm

    「はあ?」は世界で極普通な言葉使いなので、日本人以外はうん?という疑問形みたいに使っています。それが分からない日本人は聞くと不快になりがちなのはウケる。
    お箸でおかず?いやいやいや、日本人の飲み物の飲み回しなら許されるの?
    先にご飯食べる?はあ?先日日本人の友達とご飯の約束をしたのですが、約束の場所に着いたら先に食べたって伝えられたことに驚愕。「だってお腹がすいたから」って。日本人様すごいね!

    13
    4
  3. アバター
    • 名無しさん
    • 2022年 10月 05日 12:22am

    日本の悪い癖
    日本と違う習慣があったら、マナーが悪いとして認識していること。
    東南アジアの人を軽視していること。
    街にあるゴミは日本にいる外国人が捨てたことと考えっています。
    ラーメンを食べるときに音がします。
    日本の男女を問わず誰でも浮気します。

    12
    5
  4. アバター
    • 名無しさん
    • 2022年 10月 05日 10:19am

    何十年前の話?絶対今の台湾じゃありませんよね?ちゃんと理解してから、書いてください。

    7
    4
  5. アバター
    • 草の実堂編集部
    • 2022年 10月 05日 1:48pm

    色々と語弊があるようなので、タイトルを変更しておきました。
    ちなみにこの記事を書いたライターさんは長年台湾在住で、台湾が大好きな方です。
    それと記事中にもありますが「日本が正しい」とは全く書いておりません。どこの国が正しいとかではなくそれぞれの文化の尊重が大事ということです。
    ニュアンスがうまく伝わらなかったのは申し訳ございません。

    4
    6
  6. アバター
    • 名無しさん
    • 2022年 12月 15日 9:20pm

    台湾が好きならこんな記事書くわけないだろ ふざけてんのか?

    0
    1
  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 深センが面白いと世界から注目【中国のシリコンバレー】
  2. 【三度の海難事故は全てタイタニック号の姉妹船】 バイオレット・ジ…
  3. 【18年間拉致監禁】11歳で誘拐され犯人の子を2人出産させられた…
  4. 永世中立国の意外な側面・第二次世界大戦とスイス
  5. フランコ 〜スペインを30年以上独裁した軍人
  6. 昔強かった国を調べてみた【モンゴル,スペイン,オーストリア,アル…
  7. ゲイたちに愛されたジュディ・ガーランドの娘 「ライザ・ミネリの現…
  8. 【若者の自殺死亡率上昇】 台湾で始まる「心の休暇」とは

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

スピノサウルスの発見から現在に至るまでの研究の歴史

コロナ禍の最中に飛び込んで来た大ニュース新型コロナウイルスによって「ステイホーム」という言葉が世…

「統帥権干犯問題」について調べてみた

統帥権の解釈「統帥権干犯問題」(とうすいけんかんぱんもんだい)は、1930年(昭和5年)…

女の部屋へ行く【漫画~キヒロの青春】⑱

女の子の部屋って憧れますよね。特に自分の場合は、19才くらいからずっと一…

「集団リンチ、暗殺、糞便食わせ、畳一畳に18人」 地獄すぎる小伝馬町の牢屋敷生活

小伝馬町の牢屋敷とは小伝馬町の牢屋敷は、現在の東京都中央区立十思公園周辺一帯にあった牢屋…

吉野家・松屋・すき家 「三大チェーンの牛丼を食べ比べてみた」

私がサラリーマンだったときには、ランチを牛丼で済ませることが多かった。今でも急にあの味が恋し…

アーカイブ

PAGE TOP