行ってみた

『この世の天国』 あしかがフラワーパーク「藤の花」が想像以上に凄かった!

あしかがフラワーパーク「藤の花」

画像 : あしかがフラワーパーク ※筆者撮影

栃木県の足利市にある「あしかがフラワーパーク」は、関東屈指の「藤の名所」として有名だ。

筆者は北関東住みなので距離的には遠くないのだが、これまで足を運んでみたことはなかった。
特に「藤の花」が咲くシーズンは4月中旬〜5月中旬くらいなので、タイミングが合うことも少なかったのである。

現在「ふじのはな物語」が開催中で、4/25(木)から7:00~21:00までの営業時間となっている。

今回はスケジュール的に合ったので、初めて足を運んでみた。

駐車場はどこが良い?

あしかがフラワーパークの住所などは、今時はスマホやナビで「あしかがフラワーパーク」と呼びかけるだけでわかるので省略する。

リアルに役立つのは駐車場情報だと思うが、無料の臨時駐車場が6000台分ほど開放されている。無料というのは嬉しい。

あしかがフラワーパーク「藤の花」

画像 : あしかがフラワーパーク 駐車場 ※筆者撮影

筆者が足を運んだのは平日の木曜日であるが、それでもシーズン中なので混んでいた。

車で行く際は、駐車場付近の道から渋滞になってくる。奥に行けば行くほど渋滞になるので、かなり手前の開放されている駐車場に入れてしまって、歩いてフラワーパークまで行った方が早いと思った。(※今回の場合は西口ゲート)

筆者は上記写真右の広大な駐車スペースにかなり手前の脇道から入って停めたのだが、結局並んで奥まで行ってもこの駐車場に案内されるので(入り口はいくつかある)それなら並ぶ手前で入ってしまった方が早い。歩いても10分くらいなのでおすすめである。

入園料は変動性

あしかがフラワーパーク「藤の花」

画像 : あしかがフラワーパーク ※筆者撮影

入園料は、花の咲き具合によって変動するようだ。なんと価格は毎朝決定されるという。

筆者が行った日はシーズン真っ盛りだったのでMAXの2200円だった。最も安いシーズン時には400円の日もあるようだ。

ただ、これはある意味良心的な価格設定だとも思った。もっとどんぶりな定価で設定してしまった方がどう考えても楽だからだ。

入ってみたらまるで天国だった

画像 : あしかがフラワーパーク ※筆者撮影

筆者は西ゲートから入ったのだが、まず入った瞬間あまりの美しい景色にびっくりした。

写真の通り、見えるところ全てがお花だらけだったからである。眩しい!!

そしてもう少し先に行ってみると

あしかがフラワーパーク「藤の花」

画像 : あしかがフラワーパーク 大長藤 ※筆者撮影

大長藤」が現れた。

これは有名なので、誰もが写真や映像などで目にしたことはあるはずだ。

ただ、生で見てみると思ってた以上にデカくて迫力があってすごい!

そして何よりも

めっちゃくちゃいい香り

なのである。

藤の一番の魅力は「香り」かもしれない

画像 : あしかがフラワーパーク 大長藤 ※筆者撮影

正直「藤の花」については、「天井にわーっとたくさんぶらさってて綺麗な花なんでしょ」くらいの認識であった。

ところが全く予想していなかったその香りの素晴らしさに驚いた。

園内がジャスミンのような藤の濃い香りに包まれており、呼吸をする度に胸いっぱいに染み入る心地良さなのだ。

見た目の美しさも素晴らしいが、とにかく香りが素晴らしい。ずっとここにいたいと思うほどの良い香りなのである。

4月なので気温もちょうど良く、視界は花に包まれ香りも良く、まるで桃源郷のような空間だ。

他の花々も素晴らしい


「藤の花」ばかりに目が行きがちだが、園内を歩いてみると、他の花々も彩みどりであった。

画像 : 八重桜 ※筆者撮影

画像 : オオデマリ ※筆者撮影

画像 : ツツジ ※筆者撮影

画像 : アイスランドポピー ※筆者撮影

画像 : ぺチュニア ※筆者撮影

どこで撮っても「映える」空間

園内を歩いていて、とにかく驚いたのがその空間作りの巧さである。

最初はただ漠然と、「綺麗な場所だな〜」くらいにしか思ってなかったのだが、写真を撮りまくっているとあることに気がついた。

どこで撮っても「映える」空間なのである。

よく見ると、木や花々はもちろん、道の作りや椅子や橋、池など、ひとつひとつが立体的に美しく配置されており、デザインもかなりこだわっている。

どこで立ってどの角度で見ても、美しい空間作りがなされているのだ。

画像 : 白、ピンク、赤、黄色と綺麗な配置 ※筆者撮影

画像 : ※筆者撮影

画像 : 花の咲いていない木すら美しい ※筆者撮影

画像 : 雑草抜きの作業風景 ※筆者撮影

上記写真のように、雑草抜きや木々のメンテを行っている風景もちらほら見かけた。

こうした日々の徹底した整備によって、美しい空間が維持されているのだろう。

飲食もお手頃価格

画像 : 軽食 ※筆者撮影

通常、こういったテーマパークの飲食の値段は高めに設定されていることが多いが、あしかがフラワーパークは上記写真のように良心的な価格だと感じた。

1番の推しメニューは「藤ソフト」500円である。

画像 : 藤ソフト ※著者撮影

本物の藤の香りがして、まるで園内の藤の花をそのまま味わっているようである。そしてそんなに甘すぎないので糖分を控えめにしたい方でもおすすめである。

ポテトや唐揚げなどは、まぁ普通といった感じであった。

お土産、グッズ

画像 : グッズ ※筆者撮影

画像 : 女性は嬉しい美容パック ※筆者撮影

画像 : グッズのデザインも良い ※筆者撮影

お土産もとても充実している。

上記写真はごく一部だが、大人から子供まで楽しめるお土産やグッズがたくさん並んでいる。

最後に

画像 : 白藤のトンネル ※筆者撮影

あしかがフラワーパークは、入園料や飲食代、ちょっとしたお土産含めても5000円あれば十分楽しめる栃木県屈指の観光名所といえよう。

藤の花の見た目も壮大で美しいが、何よりその「香り」を味わってもらいたい。

北関東付近に寄った際には、ぜひ一度足を運んでみることをおすすめする。

あしかがフラワーパーク公式サイト (詳しい交通情報や花の情報についてはこちら)
https://www.ashikaga.co.jp/

 

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 姫路城について調べてみた【白さの秘密に迫る】
  2. 小田原梅まつりに行ってみた
  3. 旅を仕事にする「旅ガール」 〜トラベルフォトライターという新たな…
  4. 江戸時代創業(400年前)の「箱根 甘酒茶屋」は海外の旅行客にも…
  5. 福島県いわき市の観光地について調べてみた
  6. 格安航空会社(LCC)の上手な利用方法を調べてみた
  7. 世間の関心が高まっている今だから見ておきたい! 『国会議事堂見学…
  8. 江戸幕府黎明期、徳川と朝廷に関係が深い京都「一乗寺・雲母坂界隈」…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

【天皇の命で海底100m潜って絶命】裸で引き上げられた悲劇の海女「男狭磯」の伝説

2013年に大ヒットした、岩手県三陸海岸沿いにある架空の町が舞台のNHK連続テレビ小説「あま…

F-22について調べてみた

米空軍の現在の主力戦闘機「F-15 イーグル」は初飛行から40年以上が経ち、F-15の不足を補うため…

前漢の皇帝が酔って侍女と過ごした「一夜の過ち」が、漢王朝を200年延命させる

一夜の過ちが歴史を変えた前漢の皇帝が、酒に酔った勢いで侍女と過ごした一夜。この出来事が、…

日本の呪術について調べてみた

「希望」「愛」「怒り」「憎しみ」人間の力が及ばない世界に働きかける「呪術」という行為は、世界に共…

信長の女遊びを叱った柴田勝家の過激な諫言方法とは 「信長は美人をさらっていた?」

柴田勝家とは柴田勝家とは、織田信長の宿老筆頭として天下布武を支え、「鬼柴田」「かかれ柴田…

アーカイブ

PAGE TOP