味噌とは
「味噌」とは何なのか。
Wikipwdiaには、
大豆や米、麦等の穀物に、塩と麹を加えて発酵させて作る、日本の発酵食品である。日本の伝統的な食品の一つである。miso として日本国外にも知られている
とある。
食品学的には、「穀醤(こくしょう)」という、大豆やその他の穀物などを発酵させ、ペースト状にした食品に分類されるそう。
この穀醤というものは、東アジア、東南アジアにも似たようなものが多数存在している。
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たとえば、中国の「豆板醤」や韓国の「コチュジャン」なども、日本ではしばしば「唐辛子味噌」と呼ばれることからも、その汎用性がみて取れる。
味噌の起源と歴史
味噌は、どのようにして生まれたのか。
味噌で有名な日本の食品メーカー『マルコメ』では、このように紹介されている。
味噌の起源は古代中国の食品「醤(しょう/ひしお)」※1「豉(し/くき)」※2だと考えられています。日本に伝えられたのは、中国大陸や朝鮮を通って飛鳥時代の7世紀頃という説が有力です。「醤」という文字が日本で初めてみられるのは「大宝律令」(701年)で、「未醤」という文字が書かれておりこれが「みしょう」 ⇒ 「みしょ」 ⇒ 「みそ」と変化していったといわれています。
※1 「醤」は鳥獣の肉や魚を雑穀、麹、塩と漬け込んだ、「魚醤」に近い発酵食品。ソースや醤油と同じように使われていたと言われる。
今から1,300年以上も昔に、中国から日本に伝わって来ていたということになる。
つまり、味噌は中国が発祥ということになるのだろうか。
実は、「中国伝来説」のほかに「日本独自説」も存在している。
日本独自説とは、
中国伝来説よりも早い時期に、すでに日本では味噌の原型があったとされる説。
これが正しければ、味噌の起源は弥生時代の日本ということになる。
どちらにも共通しているのは、味噌はもともと「未醤」や「美蘇」などと表記されており、これが後に転じて「味噌」となったということ。
これは当時の文献『大宝令』(大宝元年《701年》)に記されているそうである。
味噌の起源には2つの説があり、どちらが正しいかは証明されていないようだが、どちらにせよ遠い太古の昔からの食品であることにはちがいない。
当時の味噌製造は「保存食」とすることが目的であり、現在のように調味料としてではなかったというのも驚くべき点である。
インターナショナルなMISO
現在、味噌は世界中で愛される食品となっている。
外国人も「Miso soup」といえば味噌汁のことだと理解してくれるし、もはや「Miso」はワールドワイドな食品である。
日本の味噌は年間、どの程度海外へ輸出されているのだろうか。
東京税関の資料 には、2009年には9,800トン以上が日本全国の港から世界各国へ輸出されているという記録がある。
日本円換算すると、20億円以上にものぼる。
これらは、一体どこの国に輸出されているのだろうか調べてみるとアメリカが最大の輸出国であることがわかる。
次いで韓国、続いてカナダやタイ。一番少ないのはイギリス、フランス、そして中国。
中国は自国で製造できるので、輸入する必要がないというところだろう。
おもしろいのは、アメリカのような大豆の生産量が多い国で、大豆の加工品が輸入されている点である。
輸入した味噌で何を作っているのだろうか。
味噌のここがスゴイ!
今や世界中で愛される味噌。
「味噌は医者いらず」という言葉もあるくらい、なんとなく身体にいいイメージがあるので具体的に調べてみたところ、味噌には非常に多くのパワーが秘められていることがわかった。
味噌に含まれる主な成分とそれにより期待できる効果。
- イソフラボン=美肌効果
- タンパク質=三大栄養素の一つ、身体を作る役割
- ビタミンE=アンチエイジング、血管の健康を保つ(動脈硬化などの予防)
- トリプシンインヒビター=すい臓がん、糖尿病の予防
- コリン=肝臓ケア、ダイエット効果
- リノール酸=美肌、アルブチンに匹敵する効果があるかも?!
- メラノイジン=糖尿病予防、血糖値上昇を抑える
ざっと調べただけでもこれだけの成分が味噌には含まれており、それらのほとんどが人間の健康に良い影響を与えてくれることがわかった。
糖尿病やすい臓がん、肝臓のケアにかなり役立ちそうである。
まとめ
味噌は大昔から存在しているだけあって、日本人の舌には馴染みがあるし、健康に有用な成分も多く含まれていることがわかった。
その効果が認められ、今では世界中で愛用されている。
味噌を食生活に取り入れ、健康な身体を目指してはいかがだろうか。
【参考文献】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%B3%E5%99%8C
http://www.marukome.co.jp/knowledge/miso/history/
http://nurse-web.jp/kouka/miso/
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