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【卯年だから】さりげなく使いこなしたい!ウサギに関することわざ15選を一挙紹介

令和5年(2023年)の干支は癸卯(みずのとのう)。いわゆるウサギ年ですね。兎(ウサギ)は跳ねる動物ですから、世の景気も弾みがついて欲しいところ。

今回はそんなウサギ年に使いこなしたい、兎に関することわざを一挙紹介。よく知られているものから、知っていると一目置かれるものまで、さりげなく会話に弾みをつけられるかも知れません。

兎が波を走る

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意味:理解が浅い様子。

概説:波打ち際に月が映ると、兎が走っているように見えます。しかし兎は水が苦手なため、深く遠く泳ぐことはありません。それで、仏道の悟りなど理解が浅い様子を示すようになったそうです。

「アイツは兎が波を走るようなもので、大して分かっちゃいないんだ」

兎死すれば狐之(これ)を悲しむ

意味:明日は我が身。真心のない悲しみ。

概説:兎が死に絶えれば、それを食う狐も遠からず餓死するでしょう。それを悲しんで(自分の利害や私欲から)泣くのであって、別に兎の死を悼んでいる訳ではありません。

「葬儀に来るなんて、アイツも意外と律儀だね」
「ふん、兎死すれば狐之を悲しむってヤツさ」

兎に祭文(さいもん)

意味:無駄なこと。また上の空。

概説:馬の耳に念仏と同じ意味。長い耳でよく聞いているかと思いきや、何も理解していない様子を言います。

「まったく人の話を聞いてない。こりゃ兎に祭文だね」

兎の産み放し(ひり放し)

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意味:無責任。

概説:兎は子供を産んだら産みっぱなし(実際にはお乳を与えるなど最低限のことはしているはず)、あまり子育てをしない事から。似たことわざに「兎のひり放し(排泄し放し)」もありますが、あまり品がよくないので、使用はおすすめしません。

「まったくいつも兎の産み放し、片づける身にもなっとくれよ」

兎の毛で突く

意味:何の効き目もないこと。

概説:ラビットファー(毛革)を触った方なら実感するでしょうが、兎の毛はとても柔らかいため、いくら突いても痛くありません。

「へっ。そんな説教なんて、兎の毛で突いたようなもんだ」

兎の逆立ち

意味:耳が痛いこと。

概説:もし兎が逆立ちしたら耳が地面につかえて痛そうです。転じて、忠告やアドバイスなど耳が痛い様子を指すようになりました。

「兎の逆立ちかも知れないが、年寄りの言うことは聞いて置くもんだよ」

兎(う)の字

意味:退職すること。

概説:お役御免の「免」が「兎」と似ているため、隠語として使われるように。

「アイツ最近見ないと思ったら、兎の字だって?」

兎の上り坂

意味:絶好調。

概説:兎は前足が後脚より短いため、上り坂が得意なことに由来します。逆に下り坂は苦手で、恐る恐る下りて行くそうです。機会があったら見てみたいですね。

「得意分野の仕事で成果を出せたよ。今年は兎の上り坂だね!」

兎の昼寝

兎の昼寝(イメージ)

意味:油断すること。又それによる失敗。

概説:昔ばなし「ウサギとカメ」に由来します。ゴールしてから寝れば良かったのに……。

「兎の昼寝で負けたって?まったく目も当てられないな」

狡兎三窟(こうとさんくつ)

意味:リスク対策を講じること。

概説:兎はいつ襲われても安全を確保できるよう、常に巣穴を複数用意しておく習性があります。私たちも、十分なリスク対策を講じておきたいものです。

「株式投資が不調なら、金現物や債権も用意してある。狡兎三窟ってヤツさ」

狡兎尽きて走狗(そうく)烹(に)らる

兎を狩る猟犬。Wikipedia(画像:Fantagu氏)

意味:用済みで粛清される。

概説:兎を狩り尽くせば、猟犬(走狗)は不要になるから煮て(烹て)食われる運命です。「飛鳥(ひちょう)尽きて良弓蔵(しま)わる」とペアで使われることも。

「あれだけ会社の再建に尽力したのに、安泰となったらリストラかい」
「まさに狡兎尽きて走狗烹らる、だね」

三月兎(さんがつうさぎ)

意味:好色漢、気のふれた者。

概説:発情期を迎えた兎の荒ぶる様子から。童話『不思議の国のアリス』に登場するキャラクター・三月兎はこれに由来するとか。

「三月兎じゃあるまいに、少しは落ち着きなさい!」

守株待兎(しゅしゅたいと)

意味:一度の幸運を再び期待すること(その幸運は二度と巡らない)。

概説:たまたま兎が切り株にぶつかり、その肉を手に入れた者が味をしめて、次の非からずっと待ち続けた故事によります。「柳の下のどじょう」と同じですね。

「ビギナーズラックで一発当てたからって、次も来るとは限らない。このままじゃ守株待兎だ」

脱兎(だっと)の勢い

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意味:兎が逃げ出す時のような勢い。

概説:巣穴から脱出する兎の様子が目に浮かぶようです。ケージから脱走した時も、捕まえるのが大変でした。

「アイツなら、部長の顔を見た途端に脱兎の勢いで逃げ出して行ったよ」

兎角亀毛(とかくきもう)

意味:ありえないこと。強引に押し通すこと。

兎に角はなく、亀に毛は生えません。しかしそれをあえて押し通すことを「とにかく」と言います。

「そんな話しは兎角亀毛の絵空事、協力はできないな」
「兎角亀毛でもやりとげる。だから一口乗ってくれないか」

終わりに

以上、兎にまつわることわざを紹介してきました。

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これ以外にも「二兎を追う者は一兎も得ず」「三年なぶれば兎も咬みつく」など色々あり、昔から兎が人々の身近な存在であったことがわかります。

令和5年(2023年)も兎の上り坂になれるよう、フットワーク軽く前向きに過ごしたいですね!

※参考文献:

  • 『旺文社 標準ことわざ慣用句辞典』旺文社、2020年12月
  • 『三省堂 中国故事成語辞典』三省堂、2010年7月
  • 『三省堂ポケット 故事成語辞典』三省堂、2007年2月
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角田晶生(つのだ あきお)

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