調べてみた

世界で話題沸騰!未来計画ノート「バレットジャーナル」の活用方法

3ヶ月先、半年先の自分を見据えて、叶えたい夢であったり、実現させる目標をノートに綴る「バレットジャーナル」を試したことはあるだろうか。

新しい年を迎えるにあたって、仕事で成功させたいこと、新たに始めたい勉強など、自分が思い描く『なりたい自分』に近づくために、手帳と並行しながら計画を立てていくものだ。

バレットジャーナル

ノートに今後の計画を書き込む

叶えたい事柄を文字にすることで、明確なビジョンが浮かびやすくなり、スケジュール管理もスムーズに行える。

自分で決めた目的に向かって前進していく過程は、生活の生き甲斐にもなる。

「バレットジャーナル」を活用することで、時間を効率良く活用できる効果も発揮されていることから、『引き寄せノート』とも呼ばれることがある。

多種多様な世界に一つだけの「バレットジャーナル」の作成方法

1冊のノートと、ペン1本があれば簡単に始められる「バレットジャーナル」だが、持続性を高めるためには、自分好みの色やデザインを重視した文房具を揃えるのが望ましい。

一から自分の手で作り上げる計画表でもある「バレットジャーナル」は、既存の手帳のように『マンスリー(月間)』と『ウィークリー(週間)』ごとの構成も全て自分で考えながら記入するため、線を引きやすい(ドット)方眼用紙タイプのノートを使用する人が多い。持ち運びや収納に便利なA5サイズのノートも人気だ。

シンプルなノートに躍動感をつけるために、フィルム付箋やマスキングテープ、シールを一緒に使用することも、自分のモチベーションを上げる効果があるが、計画性よりもデザイン性に力を入れ過ぎてしまう傾向もあるため、派手に装飾し過ぎるのも注意が必要だ。「バレットジャーナル」では、自分が計画したスケジュール管理と、そのスケジュールに従って忠実に行動できているかを確認し、記録する習慣を身に付けることを優先してほしい。

書き方の自由度が高い「バレットジャーナル」は、旅先で撮影した写真や、訪れたアクティビティ施設のチケットなどを一緒に添付して、その日感じたことや、学んだことを記す日記帳であったり、目標貯金額に達成するまでの取り組みを記録する家計簿の役割と併せて活用することも可能だ。

そうすることで、より自分の中の気持ちの整理がつきやすく、継続する力や愛着が生まれてくると私は思う。

バレットジャーナル

日記を書く様子

抑えておきたい!!「バレットジャーナル」で使用される用語

「バレットジャーナル」を作成する上で、「バレットジャーナル」専門用語に触れる機会も増えてくる。

聞きなれない表現もいくつかあるが、それらの意味や活用法を覚えておくだけで、今後の予定も立てやすくなるため、必ず抑えておきたい基本的な5つの用語とその活用法を解説していく。

•『KEY(キー)ページ』

→KEYとは、箇条書きで使用する記号のことを表す。「バレットジャーナル」の『バレット(Bullet)』は、箇条書きの項目(•)を意味する言葉のため、その日に取り組むべき事柄や予定は全て、記号を用いて箇条書きする。『□…タスク(当日にやるべきこと)』『■…締切日』、『●…ミーティング』というように自分で予定と記号を結び付けて設定し、各々の意味を記録するページのことだ。「バレットジャーナル」において最も重要な役割といえる。

•『INDEX(インデックス)ページ』

→本の目次のように、何ページにどんな事柄や予定が書かれているのか記入するページのことだ。後で把握しやすくするために『1ページ…KEY』『2〜3ページ…FUTURE LOG』と事細かく記入するものだが、一目で分かるインデックスシールを用いて作成することもできるため、省略されることが多い。

バレットジャーナル

スケジュールを記入する

•『FUTURE LOG(フューチャーログ)ページ』

→GOAL(ゴール)ページとも呼ばれるこのページでは、年間の目標や予定、将来的に叶えたい夢を記入していく。ここでは、『〜したい。』といった願望形式ではなく、『〜できた。』『〜した。』と達成したつもりで記入するため、『引き寄せノート』と謳われるポイントでもある。

•『MONTHLY LOG(マスリーログ)ページ』

→市販の手帳同様、月間のスケジュールを管理するページだ。縦書きや横書きの決まりはなく、自分の記入しやすい自由な形を設定する。余白のスペースを作っておくと、その都度メモを取りやすくなる。

•『DAILY LOG(デイリーログ)ページ』

→WEEKLY SPREAD(ウィークリースプレッド)とも呼ばれるこのページも、市販の手帳同様に週間スケジュールを記入するページのことだ。1日毎のタスク管理や日記を記入できるように余裕を持ったスペースを作成する必要がある。

自分自身の問題と向き合うことで誕生した独自のノート術

「バレットジャーナル」が世界的にブームを起こし、実際に自ら作成する人々が増えた経緯には、1冊の本の存在があった。

アメリカでデジタルプロダクト・デザイナーとして活躍するライダー・キャロルが、ガイド本として作成した『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』である。

日本を始め世界29カ国で翻訳され出版されたこの本は、デジタル化が進む時代に、敢えて手書きで作成することで日々のスケジュール管理が的確に進み、文字を書く習慣を付けることで、物事の整理もしやすいといったメリットが生まれることを伝えている。

《バレットジャーナル 人生を変えるノート術 著者ライダー・キャロル》
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4478102678/booksonlinea-22/

「バレットジャーナル」の発案者であるライダー・キャロルは、幼少期にADD(注意欠陥障害)という発達障害の診断を受ける。そのため学校の授業では、黒板に書かれた文字をそのまま書くことよりも図形で表現することで、相手の話を理解することができたという。

記号と物事を結び付けて理解するといった彼の独特なノート術が「バレットジャーナル」の原点なのだ。

文字や記号を手書きすることで、自分の思考を再確認しながら、物事の整理がつきやすくなったというライダー・キャロル。

自身の抱える問題と真っ向から向き合った彼が編み出した「バレットジャーナル」は、決められた予定や時間配分の管理以外にも、着実に目的に向かって行動する、夢を実現させるためのアシストの需要も高いとの評価を受けている。

文字に表すことで見えてくる自分の理想像

常に自分の計画した予定の確認を行う習慣を継続させる難しさも「バレットジャーナル」には付き物だ。そこには、イラストやシールでデコレーションされた華やかな「バレットジャーナル」のイメージが先行していることに原因がある。

見栄えの良さに気を取られ、デコレーションを終えた段階で満足してしまい、「バレットジャーナル」を作成する本来の目的を見失ってしまう落とし穴が存在するためだ。あくまでも「バレットジャーナル」は、自分の思考と計画を整理する空間であり、誰かに見せる作品ではない。

文字を書くことによりも、パソコンやスマートフォンで文字を打つ方が時間の短縮になるデジタル時代において新鮮であり、且つ「バレットジャーナル」を地道に活用することで、自分と向き合う時間と、自分の中に思い描く未来を楽しく実現できる糧を生み出してくれるものだ。

自分には向いていない、夢を叶えられる気がしないと諦めてしまう前に、まずは『なりたい自分』の理想像をノートに書き留め、少しずつ自分に合うノートの構成と小さな目的を計画してみてほしい。

また、自分の毎日に寄り添ってくれる「バレットジャーナル」で充実した日々と、成長し続ける自分の姿も一緒に楽しんでほしい。

 

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草の実堂編集部 新井弘樹

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