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「一日30時間ほしい」やなせたかしの妻・暢さん、創作を支えた過酷な日々 ※あんぱん
昭和28年(1953年)、34歳で三越を退社し、漫画家として独立したやなせたかし氏。 漫画だけでなくラジオやテレビなど多彩な分野で活躍し、経済的な余裕ができたことから、妻の暢さんは仕事をやめて専業主婦となっています。 「奥さんの... -
『中国史』女性囚人の護送が、なぜ下役人に大人気だったのか?
なぜ「地獄の任務」が取り合いになったのか? 寒風吹きすさぶ山あいの古道。雪に覆われたその細い道を、足に鎖をつけた女囚たちが、血のにじむ足跡を残しながら一歩一歩進んでいく。そのすぐ脇を、腰に膨れた銭袋をぶら下げた官差が、頬を紅潮させ... -
2200年前の兵馬俑、発見当時は色鮮やかだった!掘り当てた農民・楊志発
楊志発とは? 楊志発(ヤン・ジーファ)という人物をご存じだろうか その名は中国国内では広く知られており、中国の百科事典サイト「百度百科」にも独立した項目があるほどである。 楊志発は、1974年に世界を驚かせた兵馬俑(へ... -
『山に捨てられた美しき皇后』清朝最後の皇后・婉容が迎えたあまりに惨い結末とは
「最後の皇后」婉容(えんよう)の生い立ち 婉容(えんよう)は、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)の正室として名を残した女性である。 彼女は1906年11月13日、満洲の名門・郭布羅(グオブロー)氏の家に生ま... -
やなせたかし氏と小松暢さんのおかしな同棲生活 ~「お化けボロアパート」※あんぱん
1947年(昭和22年)6月、高知から上京したやなせたかし氏は、恋人の小松暢さんと同棲生活をはじめました。 住まいは知人宅の子ども部屋で、3歳の男の子と一緒の生活。 二人だけの時間を求めて貯金を続け、ようやく引っ越した先は、住め... -
やなせたかし氏と小松暢さんのなれそめ「一目ぼれだった、突然のキス」※あんぱん
朝ドラ「あんぱん」で、幼なじみとして描かれている“たかし”と“のぶ”。 しかし、モデルとなったやなせたかし氏と小松暢さんが実際に出会ったのは、高知新聞社の編集部でした。 真正面の席に座る暢さんに、思わず一目ぼれしてしまったやなせ... -
【ルイ17世】マリーアントワネットの子供たちの残酷な人生
ルイ・シャルルとマリーテレーズ 18世紀。フランス革命で断頭台の露に消えた王ルイ16世と王妃マリーアントワネット。 二人は生前4人の子供たちに恵まれた。うち、長男ルイ・ジョセフと次女ソフィは病の為、先立つことになるが、長女マリーテレ... -
【フランス革命の美貌の女闘士】 テロワーニュの栄光と悲劇 「時代の寵児が裸の屈辱に」
フランス革命の前期、革命のシンボルとして扱われ「自由のアマゾンヌ」と呼ばれた一人の女性をご存じでしょうか。 彼女の名はテロワーニュ・ド・メリクール。 華やかな社交界に出入りをしていた彼女は、娼婦出身の男装の美女として世間... -
わずか15歳で処刑された「東国一の美女」駒姫の最期と父・最上義光の苦悩
「東国一の美少女」と称えられた駒姫(こまひめ)は、安土桃山時代に生きた女性です。 出羽国(現在の山形県)に生まれ、その美しさと気品は都にまで伝わったとされています。 やがて、天下人・豊臣秀吉の甥で、関白を務めていた豊臣秀次(ひで... -
【宮女たちに殺されかけた明の皇帝】13〜14歳の宮女から「ある物」を採取して怒りを買う
皇帝とは 東アジアにおいて「皇帝」という称号を初めて用いたのは、秦の初代皇帝である始皇帝である。 紀元前221年、彼が中国を統一した際、自ら「皇帝」という称号を採用した。 「皇」という字は、最も尊い存在や神聖な存在を意... -
【秦の始皇帝の娘】発掘された墓が物語る「恐ろしすぎる事実」とは?
秦の始皇帝 人気漫画「キングダム」でもお馴染みの秦の始皇帝(嬴政)は、古代中国史において最も有名な人物といっても過言ではないだろう。 始皇帝は秦国を強大な国家に変革し、中国を初めて統一した偉大な政治家として後世にその名を残し... -
やなせたかし氏に「ずるくなれ」と説いた母・柳瀬登喜子 〜史実でも気高く美しかった
子どもたちの「お母さん」の声に呼応するように、くるくると回りながら遠ざかる白いパラソル。 朝ドラ『あんぱん』で描かれた幼い兄弟と母親の別れは、やなせたかし氏の実体験を忠実に再現したシーンです。 松嶋菜々子さん演じる柳井登美子は、... -
やなせたかしは三越の“不良社員”だった「会社で副業三昧、脱サラして漫画家に」※あんぱん
昭和22年10月、28歳で三越百貨店に入社したやなせたかし氏は、宣伝部でポスターや看板の制作などを手がけていました。 今も使われている包装紙のロゴも、彼のデザインです。 そんなやなせ氏がひそかに情熱を注いでいたのが「漫画」の世界... -
『古代中国』なぜ宮女たちの多くは子を産めなくなったのか? 〜あまりにも切ない真相
時代で変わる宮女の制度 古代中国における「宮女」は、時代とともに制度も役割も大きく変化した存在である。 表向きは皇帝や妃に仕える「後宮の侍女」として扱われていたが、その実態は、政治・軍事・経済の背景と深く結びついていた。 ... -
やなせたかし氏の妻・小松暢は高知新聞社の「伝説の婦人記者」だった
闇市で安酒を飲んでいた東海林(演・津田健次郎)との出会いをきっかけに、新聞社に入社したのぶ(演・今田美桜)。 史実でも、のぶのモデル・小松暢さんは、高知新聞社で戦後初の女性記者として活躍しています。 美容、手芸といった女性ならで... -
『フランス革命』ギロチンに処されたロラン夫人 ~美貌と知性を備えた悲劇のヒロイン
18世紀、革命の機運に揺れるフランスに、一人の利発な美少女が誕生しました。 彼女の名は、マノン・フィリッポン。 幼い頃から知性と美貌を兼ね備えた彼女は、時代の波に翻弄されながら自らの運命を革命の中に見出すことになります。... -
『死刑より過酷?』清朝の囚人たちが最も恐れた流刑地「寧古塔」とは
清朝最大の流刑地「寧古塔」とは 寧古塔(ねいことう/ニングタ)とは、清朝時代における代表的な流刑地の一つであり、当時の中国で「この世の地獄」とまで恐れられた土地である。 その名前から、荘厳な塔や建造物を想像する者もいるかもし... -
デュ・バリー夫人 「ギロチン台で泣き叫んだルイ15世の愛人」
デュ・バリー夫人(Madame du Barry:1743~1793)は、フランス革命前に君臨した最愛王・ルイ15世の公妾である。 本名はマリー=ジャンヌ・べキュー。 貧しい平民の家庭に私生児として生まれたが、その美貌と... -
【花魁から夜鷹まで】 春を売った女性たちの値段はいくらだったのか?
幕府公認の吉原遊郭は、格式高く洗練された美女が多いことで有名で、最盛期には6000人を超える遊女がいたと言います。 そんな吉原でトップに君臨する花魁は、江戸時代の人々にとってアイドルのような存在でした。 吉原の高級遊女・花魁と遊... -
あまりにも残酷すぎる最後を遂げたマリー・アントワネットの親友『ランバル公妃』
18世紀後半のフランス、華やかなヴェルサイユ宮殿に、一輪の花のように人々の目を引く女性がいました。 彼女の名はマリー=テレーズ=ルイーズ・ド・サヴォワ=カリニャン、通称「ランバル公妃」として知られています。 この高貴な公... -
古代中国の女性にとって最も屈辱的だった「恥ずかしい」刑罰とは
古代中国の女性たちは、現代の私たちが想像するよりもはるかに厳しい社会的制約の中で生きていた。 特に漢〜三国時代頃から儒教の影響が色濃くなり、徐々に女性への束縛が厳しくなっていった。 男性中心の封建社会では、女性の役割は家族の名誉... -
暗殺された7人の総理大臣 【安倍元総理は戦後初】
伊藤博文 伊藤博文は、日本の初代内閣総理大臣である。 1、5、7、10代と4度にわたって総理大臣を務め、一次内閣時には明治憲法の起草の中心人物となった。 明治42年(1909年)10月26日、中国黒竜江省ハルビン駅で、... -
やなせたかし「代表作がない…」絶望の中で生まれた『手のひらを太陽に』※あんぱん
子どもたちのヒーロー「アンパンマン」。 その作者・やなせたかし氏は、テレビアニメの成功によって一躍国民的作家となりました。 しかし、やなせ氏がその名を世に知らしめたのは、なんと70歳を迎えた頃でした。 順風満帆に見える人生の裏... -
3000年前の遺跡から発見された少女が物語る「恐ろしい事実」とは ~古代中国
実在が確認できる中国最古の王朝 いまから約3000〜3700年ほど前、黄河中流域に「殷(商)」と呼ばれる古代王朝が存在していた。 中国史上、実在が確認されている最古の王朝である。 殷は、高度な青銅器文化や独自の文字(甲... -
「日本最古の遊女とは?」古代から江戸までの遊女の役割と歴史を辿る
遊女(ゆうじょ)とは、娼婦や売春婦を指す古い呼称である。 とりわけ江戸時代には、幕府により公認された遊廓(ゆうかく)と呼ばれる特定の区域で働く女性たちをそう呼んだ。 では、遊女は日本においていつ頃から存在し、時代とともに... -
美人看護師だったメアリーが「世界一醜い女性」となった理由とは
病気や身体障碍を原因として、人とは異なる身体的特徴を持つ人々を見世物にするフリークショー。 今では炎上間違いなしのエンターテイメントだが、遅くとも中世頃から始まったフリークショーは、19世紀後半から20世紀の初頭にかけて欧米で... -
【砂漠に眠る絶世の美女】3800年前のミイラ「楼蘭美女」が語る消えた文明の謎
世界を驚かせた「楼蘭美女」の発見 1980年、タクラマカン砂漠の東端、楼蘭(ろうらん)遺跡北部の鉄板河デルタ地帯で、考古学の歴史を塗り替えるような発見があった。 新疆文物考古研究所の穆舜英(ムー・シュンイン)女史を中心とする... -
『西洋史で最も醜い祭り?』貴族が庶民を見世物として笑った「クッカーニャ」とは
「働かなくても暮らせる世界があったら」と思ったことはありませんか。 現代に生きる私たちも、日々の仕事や責任に追われる中で、そうした空想にふと心を寄せる瞬間があるのではないでしょうか。 実はこうした夢を本気で思い描き、とき... -
日本にも「異族」がいた?「まつろわぬ民」はどのような人々だったのか
「日本」は古来から、海に囲まれた島国として歴史を刻んできた。 日本の歴史上、まったく異なる文化や民族と領土と接する大陸のように、いわゆる「異民族との戦い」が長期間にわたって行われてきたようなことはないと理解されてきた。 しかしな... -
【アメリカの聖女から世界一の悪女へ】 ジャクリーン・ケネディの特権階級すぎる人生
ジャクリーン・オナシス(ジャッキー)は、20世紀で最も有名な女性の一人と言っていいかもしれません。 カリスマ性溢れる2人の男性と結婚したことで、彼女は世界中の注目を集め、その人生はドラマチックなものとなりました。 ケネディ大...
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