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朝ドラでは“ぼんくら社員” 史実のやなせたかしは有能編集マンだった ※あんぱん
面接はグダグダで、入社後配属された社会部でも役に立たず「のぶの後押しのおかげで入社できた」と言われてしまった“たかし”。 朝ドラ「あんぱん」では、ずいぶんと「ぼんくら社員」に描かれている“たかし”ですが、実際のやなせ氏は『月刊高知』で... -
『知っているようで知らない三国志の結末』最後の名将・杜預とは
知っているようで知らない三国志の結末 歴史上、三国志の結末は以下のように整理される。 ・魏が蜀を滅ぼす(263年) ・魏が晋に禅譲する(265年) ・晋が呉を滅ぼし、天下統一を果たす(280年) 魏から晋への政権交代や、最... -
浮気・不倫は当たり前? 江戸庶民の夜這い文化、女性の初体験
江戸時代は現代に比べると、性に関してかなりオープンな時代であった。 江戸の庶民の人々は、どのような性生活を送っていたのだろうか。 お金がある男女のデート 予算に余裕がある男女の場合、家以外でデートしたい時は「出会茶屋」に行... -
教科書に載らない大奥のスキャンダル ~禁断の「智泉院事件」とは
慶長8年(1603)初代将軍・徳川家康から、慶応4年(1868)第15代将軍・徳川慶喜まで続いた徳川幕府。 この約260年の間に、さまざまな歴史的な出来事がありましたが、実は教科書には載らない「スキャンダル」も数々あったのです... -
『中国史』女性囚人の護送が、なぜ下役人に大人気だったのか?
なぜ「地獄の任務」が取り合いになったのか? 寒風吹きすさぶ山あいの古道。雪に覆われたその細い道を、足に鎖をつけた女囚たちが、血のにじむ足跡を残しながら一歩一歩進んでいく。そのすぐ脇を、腰に膨れた銭袋をぶら下げた官差が、頬を紅潮させ... -
【秦の始皇帝の娘】発掘された墓が物語る「恐ろしすぎる事実」とは?
秦の始皇帝 人気漫画「キングダム」でもお馴染みの秦の始皇帝(嬴政)は、古代中国史において最も有名な人物といっても過言ではないだろう。 始皇帝は秦国を強大な国家に変革し、中国を初めて統一した偉大な政治家として後世にその名を残し... -
やなせたかし氏の妻・小松暢は高知新聞社の「伝説の婦人記者」だった
闇市で安酒を飲んでいた東海林(演・津田健次郎)との出会いをきっかけに、新聞社に入社したのぶ(演・今田美桜)。 史実でも、のぶのモデル・小松暢さんは、高知新聞社で戦後初の女性記者として活躍しています。 美容、手芸といった女性ならで... -
600年眠る明朝の皇女の墓…発掘したら中に「生きた人間」がいた!?
明朝皇帝・朱元璋の娘の墓 1998年、南京市の開発工事の最中に、一基の明代の古墓が発見された。 この墓は、明の初代皇帝・朱元璋(しゅげんしょう)の第八皇女である福清公主(ふくせいこうしゅ 1370年~1417年)の陵墓である... -
やなせたかしの妻・小松暢は体育会系の美少女だった ~のぶ(演・今田美桜)のモデル
朝ドラ「あんぱん」第43回では、のぶと若松次郎(演・中島歩)の祝言が行われました。 戦時中のため親族のみのささやかな式でしたが、のぶの美しい花嫁姿が披露されました。 史実でも、のぶのモデル・小松暢(のぶ)さんは、父親同士が決めた... -
古代中国の女性にとって最も屈辱的だった「恥ずかしい」刑罰とは
古代中国の女性たちは、現代の私たちが想像するよりもはるかに厳しい社会的制約の中で生きていた。 特に漢〜三国時代頃から儒教の影響が色濃くなり、徐々に女性への束縛が厳しくなっていった。 男性中心の封建社会では、女性の役割は家族の名誉... -
やなせたかし氏と小松暢さんのなれそめ「一目ぼれだった、突然のキス」※あんぱん
朝ドラ「あんぱん」で、幼なじみとして描かれている“たかし”と“のぶ”。 しかし、モデルとなったやなせたかし氏と小松暢さんが実際に出会ったのは、高知新聞社の編集部でした。 真正面の席に座る暢さんに、思わず一目ぼれしてしまったやなせ... -
『山に捨てられた美しき皇后』清朝最後の皇后・婉容が迎えたあまりに惨い結末とは
「最後の皇后」婉容(えんよう)の生い立ち 婉容(えんよう)は、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)の正室として名を残した女性である。 彼女は1906年11月13日、満洲の名門・郭布羅(グオブロー)氏の家に生ま... -
やなせたかしの弟・千尋はなぜ戦死したのか?駆逐艦呉竹の悲劇【あんぱん】
NHK朝ドラ「あんぱん」第62回では、嵩(たかし 演・北村匠海)の弟、千尋(演・中沢元紀)の戦死が伝えられました。 史実でもやなせたかし(本名・柳瀬嵩)氏の弟の千尋さんは、太平洋戦争中、海軍少尉としてバシー海峡で戦死しています。 ... -
【古代中国の宮女たち】どのように寂しさを紛らわせていたのか? 驚きの方法
古代中国の宮廷は華やかさの象徴でありながら、そこに暮らす者たちには厳しい規律と孤独がつきまとった場所でもあった。 特に、皇帝やその家族に仕える宮女たちは、家族や自由を犠牲にして宮中に入る者が多かった。 宮女たちは一定の高... -
江戸の吉原でモテなかった男たち…「キンキン野郎」とは? 今も通じる痛客の特徴
NHKの大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。 江戸時代の出版文化の黎明期、本作りに大奮闘する蔦谷重三郎を中心に、新吉原で働く遊女たちや「忘八」と呼ばれる妓楼主、この時代の本屋たちや絵師、そして徳川家など、いろいろな人々が関わって... -
【死罪のほうがマシ?】江戸時代の過酷すぎる牢暮らしとは ~脱獄や自害した知識人たち
数多くの時代劇に登場する「伝馬町牢屋敷(てんまちょうろうやしき)」。 江戸時代に実在した囚人などを収容する幕府最大の牢獄で、およそ1618年頃から1875年(市ヶ谷監獄へ移転)まで、約260年にわたって使用されていました。 ... -
なぜ『春画』は江戸で大流行したのか?エロだけじゃないその意外な理由
春画は、江戸時代以前から描かれていた 一般に「性」という概念に対しておおらかであったといわれる江戸時代。 その風潮は、当時発達した色彩豊かな風俗画「浮世絵」にも表れています。 「浮世絵」には、美人画、役者画、相撲画、風景画とい... -
権勢を誇った老中の子・田沼意知を殺害「佐野政言事件」 ~世直し大明神
江戸城内で6番目の刃傷事件 佐野政言(さのまさこと)事件 とは、江戸城内で起きた6番目の刃傷事件である。 当時、絶大な権勢を振るった老中・田沼意次(たぬまおきつぐ)の子である若年寄の田沼意知(たぬまおきとも)が、旗本・佐野政言(さの... -
『江戸の吉原』梅毒にかかった遊女のほうが給料が高かった…その驚きの理由とは?
江戸時代は、まともな避妊法・予防法・治療法もなかったため、梅毒を中心とした性病に感染する確率は非常に高い状況でした。 吉原で働く遊女は「格」に関係なく、連日のように不特定多数の男性と関係をもつ職業だったため、当時は「すべての遊女が初年... -
【江戸の遊女の実態】60人に1人が春を売っていた? ~吉原・岡場所の違いとは
NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第1回放送では、横浜流星さんが演じる主人公・蔦屋重三郎(通称:蔦重)が、吉原の下級遊女たちの困窮を岡場所の影響だと考え、奉行所に対して取り締まりを訴える場面が描かれました。 しかし、訴え... -
3000年前の遺跡から発見された少女が物語る「恐ろしい事実」とは ~古代中国
実在が確認できる中国最古の王朝 いまから約3000〜3700年ほど前、黄河中流域に「殷(商)」と呼ばれる古代王朝が存在していた。 中国史上、実在が確認されている最古の王朝である。 殷は、高度な青銅器文化や独自の文字(甲... -
『20歳で壮烈な死を遂げた会津藩きっての美女』中野竹子とは 「生け捕られてたまるか!」
「武士たちの戦い」と聞くと、堂々たる体躯の男性武将や歩兵たちが激しく戦う姿を思い浮かべる人は多いでしょう。 けれども、昔から男性とともに刀剣を手に戦った勇猛果敢な女剣士はたくさんいます。 今回は、幕末期の会津戦争において藩や仲間... -
【600人のDV男を葬った化粧水】17世紀イタリア女性たちの救いの毒薬「アクア・トファーナ」
17世紀のイタリアに、男性の支配やDVに苦しむ女性たちを、毒薬で密かに救った女性がいた。 彼女の名は、ジュリア・トファーナ(Giulia Tofana)である。 ジュリアは「アクア・トファーナ」という毒薬を調合し、化粧用... -
『古代中国』なぜ妃たちの多くは子を産めなかったのか?あまりにも厳しい現実とは
華やかな後宮の裏側 ― 妃たちの実態とは 絢爛たる宮殿、絹に包まれた美しい衣装、音楽や詩が絶えない庭園――そんな後宮のイメージとは裏腹に、そこは「選ばれた女たち」が身動きもできず閉じ込められた空間でもあった。 古代中国の皇帝... -
蔦重亡き後、耕書堂はどうなる?歴代の蔦屋重三郎を一挙紹介!【べらぼう後伝】
数々の作品を世に送り出し、江戸のメディア王として一世を風靡した蔦屋重三郎。 寛政9年(1797年)に世を去りますが、その死後も蔦屋重三郎の名は受け継がれ、5代目まで続きました。 今回は歴代の蔦屋重三郎を紹介。果たしてどのような人... -
「親に売られて吉原に」逃げようとした遊女に課せられた残酷な罰とは
燃え盛る炎から逃げ惑う人々、市中に響く半鐘の音という場面から始まったNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。 この火事は明和9年(1772)2月29日に起こった「明和の大火」で、死者は約1万4,700人、行方不明者は約4,06... -
【夫に32年間幽閉される】呪いの手紙を残した悲劇の王妃ゾフィー・ドロテア
17世紀後半、神聖ローマ帝国の一角に、美貌と聡明さで知られる一人の王妃がいました。 彼女の名はゾフィー・ドロテア・フォン・ツェレ。※以下ゾフィー 後にイギリス王となるジョージ1世の最初の妻として知られますが、愛と裏切り、... -
「顔の形が変わるほど殴られた」やなせたかし氏が軍の生活に順応できた理由とは
「あんぱん」第51回では、先輩兵士から執拗に殴られるたかしの痛々しい姿が描かれました。 古参兵による新兵への暴力は「私的制裁」と呼ばれ、軍隊では公然と行われており、史実においても、やなせたかし(本名・柳瀬嵩)氏は、同じ経験をしています... -
蔦重も惚れた?悲劇の遊女・誰袖(福原遥)の華麗な変貌と末路とは 【大河ドラマべらぼう】
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」皆さんも楽しんでいますか? 瀬川(小芝風花)と20年越しの想いを通わせながら、身請けを見送った蔦屋重三郎(横浜流星)。 以来、色恋ごととは無縁と思いきや、大文字屋の振袖新造"かをり"から... -
【オスマン帝国】後宮の女性たちが定期的に受けていた「恥ずかしい検査」とは
オスマン帝国の後宮、いわゆる「ハレム」は、長らく「皇帝の愛人たちが集められた官能的な空間」として語られてきた。 西洋においては、裸体の美女たちが優雅に過ごす幻想的な「ハーレム」のイメージが流布され、19世紀の画家ドミニク・アン...
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