恐竜

『巨大恐竜展2024』に行ってみた ~巨大恐竜パタゴティタン全長37mの迫力!

関帝廟から巨大恐竜展へ

画像 : みなとみらい 筆者撮影

先月、横浜の関帝廟で関聖帝君と対面した筆者と友人は、パシフィコ横浜で行われている巨大恐竜展を訪れるため、みなとみらいに向かった。

思えば大規模な恐竜関連のイベントに行った事はこれまでなく、非常に楽しみだ。

巨大恐竜展の見どころ

今回の巨大恐竜展を事前に調べたところ、パタゴティタン・マヨルムという恐竜が目玉のようだ。

画像 : パタゴティタン・マヨルム フィールド自然史博物館所蔵の復元骨格 wiki c Zissoudisctrucker

初耳の恐竜だったが、2017年に命名されたばかりの新種の竜脚類で、何と全長37メートルもあるらしい。

ロンドンから遥々日本にやって来たそうだが、大きなものへの憧れから恐竜好きになった筆者にとって是非とも見たい、見るしかない。

残念ながら、巨大恐竜界のスーパースターというべきブラキオサウルスの展示はないようだが、「飼えるブラキオサウルス」として以前取り上げた、エウロパサウルスの頭部化石(レプリカ)が展示されるとの事で非常に楽しみである。

早速、巨大恐竜がお出迎え!

12時頃に中華街からみなとみらいに移動すると、予約した13時まで、みなとみらいで時間を潰して入場の時を待つ。

13時になって入場の受け付けが始まると、チケットを見せて入場する。

画像 : 巨大恐竜展 筆者撮影

まず目に入るのは、このイベントの主役であるパタゴティタンの巨大パネルで、多くの来場者が記念撮影をしていた。

中に入ると、来場者が真っ先に目にするトゥリアサウルスが、度肝を抜いてくれた。

画像 : トゥリアサウルス 筆者撮影

説明文では20メートル以上と書かれ、骨格もやや控え目な大きさだったが、実際は30メートル以上の体躯を誇った巨大恐竜である。

このトゥリアサウルスのお出迎えは、来場者を驚かせるには十分すぎた。

画像 : メガネウラ 筆者撮影

このイベントは「巨大恐竜展」と銘打っているが、決して巨大恐竜ばかりではなく、メガネウラのような恐竜以外の巨大生物から、現存する最大の陸上の肉食動物であるホッキョクグマの剥製など、バラエティに富んだ展示がされていた。

ホッキョクグマに関しては個体が小さかったからか、少し迫力に乏しい印象だった。

画像 : ホッキョクグマ 筆者撮影

エウロパサウルスとご対面!

画像 : エウロパサウルス復元図 wiki(c)Gerhard Boeggemann

巨大恐竜展における筆者個人の最大の目的は、「飼えるブラキオサウルス」とも言われるエウロパサウルスだったのだが、エオラプトルにヘレラサウルスなど初期の恐竜も展示されており、大変満足した。

最も有名なT-REXも、当然ながら展示されていた。

更にはラプトレックスという、T-REXの祖先と考えられる新種恐竜も展示されており、単純に巨大恐竜だけを展示するだけに留まらない、来場者を飽きさせない配置ぶりである。

画像 : ラプトレックス 筆者撮影

肉食恐竜のエリアを抜けると、ついにエウロパサウルスとの対面である。

画像 : エウロパサウルスと筆者 筆者撮影

頭部の化石だけなので「飼えるブラキオサウルス」とも言われるエウロパサウルスが、どれほど小型なのかはわかりにくいかもしれない。

しかし、友人に撮って貰った写真の通り、比較すると筆者の手に乗るくらいのサイズなので、相当小さいのが伝わると思う。

画像 : T-REX 筆者撮影

比較対象としてT-REXの巨大な頭部を載せるが、サイズも種族も違うとはいえ、いかにエウロパサウルスが小さなブラキオサウルスだったかが分かる。

ブラキオサウルスに出会えなかったのは残念だが、エウロパサウルスとのツーショットも撮れて満足…などと思ったら大間違いだ。

この先には、メインイベントが待っている。

パタゴティタン登場!

次は、巨大恐竜展の主役であるパタゴティタンである。

パタゴティタンの感想を述べると、「大きい!」の一言だった。

画像 : パタゴティタン全体図 筆者撮影

貧相な表現で申しわけないが、まず、写真を撮りたくても大きすぎて簡単には全体像が撮れないほどだった。

それを見越してか、フロア内にはパタゴティタンを綺麗に撮れるポジションの案内があったが、他の来場者もいるので居座って何枚も撮る事は難しかった。

画像 : パタゴティタンのヒトとのサイズ比較 wiki c Steveoc 86

パタゴティタンは、一体どれほどの大きさなのだろうか。

ごく一部の化石しか発見されていないないので「推定」ではあるが、全長37メートル、発見当初は最大40メートルとされた規格外のサイズである。

パタゴティタンはまだまだ謎の多い恐竜であり、「背中に鎧のような鋲状のコブがあった」など僅かな情報しかない。

ただ、展示された骨格や人間より大きな大腿骨は、見ただけでパタゴティタンが史上最大級の恐竜である事を実感させてくれた。

お土産紹介

画像 : フクイティタン 筆者撮影

パタゴティタンの展示を抜けると、最後にフクイティタンにチンタオサウルスといった、福井県立博物館から出張して来た恐竜たちがお見送りをしてくれて、恐竜の展示は終わった。

恐竜の展示が終わるとグッズの販売コーナーとなっており、ここだけで30分以上も時間を使ってしまうほど品揃えも豊富で、ある意味恐竜よりも夢中になっていた気がする。

筆者のお目当てはブラキオサウルスのグッズだったが、さすがにぬいぐるみに1万円を出す勇気はなく、ブラキオサウルスのピンバッジにヴェロキラプトルのペーパーパズルを購入し、最後に記念のメダルを作って旅のお土産にした。

画像 : お土産 筆者撮影

巨大恐竜展は、最後まで忘れられない思い出満載の旅となった。

今回の「巨大恐竜展 2024」は、7月13日(土)~9月14日(土)までで終了したが、2025年の夏に大阪で巡回予定となっている。

恐竜好きの方や家族でのお出かけにぴったりのイベントなので、次回の機会にはぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

巨大恐竜展 公式サイト
https://giantdinos-ex.com/

文・撮影 / mattyoukilis

アバター

mattyoukilis

投稿者の記事一覧

浦和レッズ、フィラデルフィア・イーグルス&フィリーズ、オレゴン州立大学、シラキュース大学を応援しているスポーツ好きな関羽ファンです。

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Audible で聴く
Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 【日本は男尊女卑?】日本の女性の地位を歴史的視点で見る「ジェンダ…
  2. 一粒万倍日とは?「2024年9月以降の一粒万倍日と、天赦日が重な…
  3. 日本の城の数はいくつある? 構造や種類についてわかりやすく解説
  4. 桂昌院・徳川綱吉ゆかりの地「大本山 護国寺」に行ってみた
  5. 【光る君へ】 三条天皇の眼病は怨霊の祟り?『大鏡』を読んでみた
  6. エーゲ海の奇跡の島、サントリーニ島 『白い世界と猫の楽園』
  7. 『インド人女性5億人を救った』アルナーチャラム・ムルガナンダム …
  8. 【上野公園の2つのパワースポット】五條天神社と花園稲荷神社(お穴…

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

アイヒマンテストとは 〜【人間の残酷さを証明した心理実験】

アイヒマンテストとは「アイヒマンテスト」は1963年にアメリカのイェール大学の心理学者で…

皇帝も色々…奇抜な皇帝たち 「ニート皇帝、アート皇帝、猜疑心強すぎ皇帝」

明朝の皇帝たち明朝は、漢族が興した最後の封建王朝である。1368年から1644年の276…

現地取材でリアルに描く 『真田信繁戦記』 第1回・甲斐脱出編

『どうする家康』真田信繫登場NHK大河『どうする家康』は、豊臣秀吉との対立という新たな展…

サンジェルマン伯爵について調べてみた 【不老不死、高い知能】

太古から不老不死は人類の夢であった。エジプトのミイラ作りは死者の復活を信じて行われ、ハンガリ…

後鳥羽上皇はなぜ「承久の乱」を起こしたのか?

朝廷と幕府承久3年(1221年)後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)が、鎌倉幕府執権の北条義時(ほうじ…

アーカイブ

PAGE TOP