ビットコインという仮想通貨は、日本でもかなりメジャーになってきました。
でも、それは「ビットコイン」という「ワード」がメジャーになったということであって、ビットコインそのものの使用がメジャーになったわけではありません。
だって「どんなものか良くわからない」からです。
名前を耳にしたことがある人でも「なんとなく想像できる」くらいじゃないでしょうか。少なくとも私はそうです(笑)
そこで今回はビットコインについて調べてみました。
仮想通貨と現実通貨?
ビットコインは「仮想通貨」と訳されますが、この場合の「仮想」とは、通貨が仮想なのではなくて仮想空間、つまりインターネット上で使える通貨と考えましょう。ネットには国境がないため、全世界で使えるというメリットがあります。海外旅行に行くときに現地通貨に日本円を両替しますよね。感覚的には、ネットの世界に旅行に行くときにネットで自由に使える通貨に両替するようなものです。
ネットで使えるお金ということなら、iTunesカードやGoogle Playギフトカードなどがあります。イメージするならこういったプリペイドタイプのカードがわかりやすいかもしれません。でも、ビットコインと決定的に違うのは、プリペイドタイプは特定の企業が自社サービスのために発行しているもので、iTunesカードを利用してGoogleのサービスを利用しようとしても不可能です。当然ですね。ところが、ビットコインならどの企業や個人のサービスにも使える柔軟さがあるというのが大きな違いです。
ビットコインこそ庶民の味方!
ビットコインはお金なので単位も存在しますが、それが「BTC(ビーティーシー)」です。
2017年9月のこの記事を書いている時点で、1BTC(1ビットコイン)の購入価格は日本円で約45万円となっていました。「1単価が45万円!?ムリムリ!そんなの買えない!」と思った方も安心してください。ビットコインの購入は0.1や0.01BTCから可能となっています。つまり、4,500円くらいから購入できるというわけです。購入方法は後でちゃんと書きますね。
では、なぜビットコインには需要があるのでしょうか。ネットで使える通貨というだけでは漠然としかわかりません。
メリットとしては、まず直接送金ができます。銀行を仲介しないので基本的に手数料は無料です。そして、銀行などの仲介がないということは24時間取引が可能ということです。これは海外へ送金する場合などにも大変便利ですね。そして、国や地域によって単位が変わるということもないので、世界中で使えるというわけです。
ビットコインの管理や運営はどうなってる?
ビットコインは銀行などを仲介せずに世界で使える通貨だということは書きました。では、なぜそんなことが可能になったと思いますか。
それはビットコインには管理や運営をする企業や国家がないからです。
先ほどのプリペイドタイプのカードの例なら発行している企業が管理しますが、ビットコインにはそれがありません。普通に考えるとリスクが大きいように思われますが、管理者が存在しないということではないんです。管理者はビットコインの利用者自身といえるからです。
それは集中して管理をしない代わりに、ネットを利用することで分散してみんなが行います。ビットコインでの取引はすべてがネットワークのなかで分散されて保存されるようになっているわけです。取引記録は誰もが見られるので、互いを信用することでリスクを大幅に減らすことができました。
ほら、人生ゲームはみんなが見ている前でお金のやり取りをしますから、ズルはできませんよね?それと同じようなモノです。
実は、この技術こそビットコインを生み出すために必要な特殊なものだったわけです。
ビットコインの相場はどうやって決まるの?
ビットコインは資産です。
お金や株のようにその価値も変動します。でも管理する組織がないということは誰がその価値を決めているんでしょうか。
はい、これも実に単純で「利用している方の需要と供給のバランス」で決まっちゃいます!
つまり、需要が供給を下回っていれば相場は安くなります。そのようなこともあって、ビットコインが生まれたばかりの頃には面白いエピソードもあります。当時は1BTCにはほとんど価値がありませんでした。そこで、10,000BTCとピザを交換したというんです。「それなら現金かクレジットカードで買えばいいじゃない」とも思いますが、本人たちにとっては遊び感覚だったんじゃないでしょうか(笑)
これがビットコインの最初の取引とも言われていますが、今の10,000BTCを日本円に換算すると約45億円ですから驚きです!
ビットコインはどこで買えるの?
ビットコインは取引所で購入することができます。
やっぱりビットコインの利用は海外が多いため取引所も海外のほうが有名ですが、日本にも取引所はちゃんとあります。日本で有名な取引所というと
「コインチェック」
「ビットフライヤー」
「ザイフ」
ですね。この大手3社以外でも取引所は増えているそうですが、最初はこの3社がいいでしょう。
その中でもコインチェックは、ビットコインの取引量が日本一で、アプリ使用者数も現在1位です。使い方もわかりやすくfacebookアカウントで10秒で登録ができます。→ コインチェック公式
ビットフライヤーも同じくらいの規模で株主も「SMBCベンチャーキャピタル(三井住友銀行グループ)」や「みずほフィナンシャルグループ」、「リクルート」といった大企業の名前がズラッと並んでいます。
具体的には、ペイジー決済やコンビニ入金などであらかじめ日本円を預けておいて、そこからビットコインの数量を決めて買うだけです。また、売却も同様にカンタンにできるので安心です。ただし、これはビットフライヤーの販売所でビットフライヤーから直接購入する場合のことで、ビットフライヤーには「取引所」もあります。こちらでは個人からビットコインを購入するため、ちょっとややこしくなりますから最初は販売所の方がいいですね。
まとめ
硬貨や紙幣のように形がないために「難しそう」というイメージがありますが、実際に調べてみると基本的な仕組みはとってもカンタンでした。取引をする方たちの信用で成り立つ仕組みこそビットコインが凄いと言われるところで、「みんなで価値を上げていこう!」としているところなんですね。
でも、今回はざっとまとめてみただけなので、次回はもう少し深く調べてみたいと思います。
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