IT&ファイナンス

マストドン 【程よい距離感が人気のSNS】について調べてみた

スマホが当たり前になって、TwitterやインスタグラムなどのSNSが生活の一部になっています。

Facebook、Myspace、SnapchatとまさにSNS戦国時代。そんななか、あえて「つながりすぎない」コミュニケーションをポイントにしたサービスが脚光を浴びています。

Twitterなどで疲れた人々が「移住先」として集まったのが、ドイツ生まれの新型SNS「マストドン」です。

人気急上昇!

マストドン

[※.pawoo.net]

マストドンは、2016年10月に公開されてからわずか半年ほどで、日本国内のアカウント数が40万を突破したほどの勢いを見せています。

全世界でのアカウント数は約70万ですが、その3分の2近くに上る約40万が日本ユーザーという状況になりました。

気になる内容は、Twitter的な短文投稿型のSNSですが、マストドンでは500文字まで投稿できます。

そして、一番の特徴は「インスタンス」と呼ばれるコミュニティをつくれることです。

例えば、イラスト、ラジオ、ゲームなどに特化したインスタンスがあり、同じ趣味を持つ仲間同士が緩やかにつながって「居心地のいい」空間となります。mixiのコミュニティやネット掲示板に近い雰囲気とリアルタイム性のあるSNSの良さを兼ね備えたのがマストドンなんです。

インスタンスがメイン

マストドンは、インスタンスのなかで短文投稿をするようになっていて、ホームのようなものはありません。そのため、誰でもつながってしまうTwitterとは異なり、相手は同じ趣味の持ち主に限定されます。

また、インスタンスも個人や企業が独自にコミュニティをつくって運営できるのが特徴です。インスタンスは一ヶ所のサーバーに集中させることのない「分散型」です。なので、誰でもマストドンのコピーを仮想サーバーにつくり、インスタンスをつくることで、緩いつながりが実現しました。

今までの人気SNSは、企業が管理してきましたが、マストドンではインスタンスの管理者がマストドン全体の共同管理者であって、企業の影響を受けるようなことはありません。

インスタンスを決めてスタート!

利用者はまず、1,000以上あるインスタンスのなかから所属するものを決めます。なければ自分で作ることも可能ですが、最初はどこかに所属するところから始めましょう。

各インスタンスには同じ趣味を共有する人が集まっていて、イラスト投稿サイトピクシブの「Pawoo」には個人クリエーターが集まっていたり、ドワンゴの「friends.nico」には同社の「niconico」のファンが集まっています。

日本のインスタンスはまだまだ少ないのですが、それでもアイドル好きや技術者向けなど、個人が運営するものも続々と登場しています。さらに面白いのは、趣味だけではなく、地域や人名のインスタンスもあるところでしょう。

といっても、最初の登録時にどういったインスタンスがあるのか分からないでしょうから、下記のようなサイトで調べておくと便利です。

日本のマストドン インスタンス一覧
https://qiita.com/cv_k/items/8ecafea3ce7dd720cec6

アプリも色々

[※.pawooロゴ]

マストドンには今までのSNSのような公式アプリがありません。

そこで最初は戸惑うかもしれませんが、代表的なインスタンスでそれぞれアプリを用意してあるので、そこから登録しましょう。Twitterから公式アプリをなくして、色々なクライアントで利用するような感じですね。

例えば、Pawoo.netで始めると、まずは3つのタイムラインが表示されます。

「ホームタイムライン」は自分がフォローしているユーザーの投稿が流れ、「ローカルタイムライン」では自分が登録しているインスタンスの全ユーザーの投稿が流れます。そして、すべてのインスタンスの投稿が流れる「連合タイムライン」。どれもリアルタイムで流れてゆくので、ページを再読み込みする必要がないのも特徴です。

ちなみにTwitterの「ツイート」に当たる書き込みのことを、マストドンでは「トゥート」、「リツイート」のことを「ブースト」といいます。

マストドンが人気の理由

マストドンの人気の理由は、匿名というネットならではのメリットを残しながら、今まであったSNSのしがらみから解放されたことです。特に接点のなさそうな人にフォローされて、こちらもフォローすべきか迷ったことはありませんか?

マストドンでは、同じ趣味の仲間なのでそういった心配がありません。また、Twitterは利用者が膨大でかつオープンなため、発言が誤解されてあっという間に拡散、炎上する可能性があるので、窮屈に感じている人も多いでしょう。

それにFacebookやインスタグラムは原則、実名での登録が必要で、よりプライベートな一面を晒さないといけません。生活のなかにSNSを取り入れるのではなく、SNSが入り込んできたという感じです。

そこに登場したマストドンは、リアルを切り離してネットの世界だけでコミュニケーションが成立するツールとして人気になったのです。

まとめ

mixiをやったことのある人にはわかると思いますが、マストドンはmixiのコミュニティに近い感覚です。

好きな仲間だけで集まり、リアルタイムでのレスも要求されない掲示板のような感覚。Twitterよりも仲間意識を共有できて、Facebookのように生活に近いものではない。この程よい距離感が人気の理由でしょう。

関連記事:SNS・ブログ
SNSの注意点について調べてみた【炎上 ネットトラブル】
【2017】WordPressの超オススメ高機能テーマ(無料&有料)

  • Xをフォロー
好きなカテゴリーの記事の新着をメールでお届けします。下のボタンからフォローください。

クロワ

投稿者の記事一覧

フリーライターのクロワです。主に生活のなかで役立つ記事やトレンド記事などを書いています。よろしくお願いします

✅ 草の実堂の記事がデジタルボイスで聴けるようになりました!(随時更新中)

Youtube で聴く
Spotify で聴く
Amazon music で聴く
Audible で聴く

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 米Googleでも実践!1分で頭すっきりワーク【マインドフルネス…
  2. 雨の日になぜフィリピンのインターネットが遅くなるのか? その謎に…
  3. ITパスポート試験とは 「社会人なら持っておくべき資格?」
  4. スマートウォッチがなぜ人気になってきたのか調べてみた
  5. intel(インテル)の歴史 「たった3人で始まった」
  6. ミシシッピ計画について調べてみた 【世界三大バブル】
  7. ベーシックインカム について調べてみた【導入国はある?】
  8. スマホ決済サービス5選 【これで決まり!】

カテゴリー

新着記事

おすすめ記事

神風連の乱について調べてみた【明治の士族反乱の魁】

肥後の士族反乱「神風連の乱」(しんぷうれんのらん)は明治9年(1876年)10月に肥後・熊本…

【仕事の資格】建設業経理事務士4級を受験してみた【スキルアップの第一歩】

仕事のスキルアップを目的として、このたび建設業経理事務士の資格に挑戦してみました。この資格を…

孔子の自由な教育スタイルと優秀な弟子たち 【学費は干し肉だった】

孔子の弟子中国春秋時代の思想家「孔子」。彼には3000人もの弟子がいたとされ、そ…

金森長近 【信長、秀吉、家康に仕え85才まで生きた赤母衣衆】

金森長近とは金森長近(かなもりながちか)は織田信長の親衛隊(赤母衣衆)の一人で、信長の死後は…

【関ヶ原の戦い】徳川家康に仕えた老人”すり”は実在していた 【影武者徳川家康】

隆慶一郎『影武者徳川家康』という作品をご存知でしょうか。時は慶長5年(1600年)9月15日…

アーカイブ

人気記事(日間)

人気記事(月間)

人気記事(全期間)

PAGE TOP